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2018年5月13日日曜日

観感楽学

神戸のポートアイランドに水素を燃料とするガスタービン発電設備が建設され、近隣施設へ電気を供給しているとの記事を読みました。試験設備ですが二〇三〇年ごろの商用化を目標に進めているとか▼灘区には二基の石炭火力発電所が稼働していますが、新たに二基の建設を計画しており全部で四基にしようとしています。最新技術の設備であっても石炭を燃やすからにはCO2は排出され空気は汚れます▼水素も自然界に存在しないので何らかの方法で製造する必要があり製造過程でCO2が排出される可能性があるそうです▼数十年前、原子力発電所で使用するシステム開発に携わったことがあります。その時に技術者の一人が「原子炉が制御できない状態になると、とにかく冷やしコンクリートで固めて放置し放射能が自然になくなるまで待つしかない」「人体への影響も詳しくはわからない」と言っていたのを思い出します▼福島の原発事故が起こりました。真剣にエネルギー政策を考え直す時だと思います。なぜCO2削減へ努力している世界と逆行するような物を造ろうとするのでしょうか▼太陽光や風力発電などの再生可能エネルギーにもっと力を入れて欲しいです。(ふ)


(兵庫民報2018年5月13日付)

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