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2018年4月22日日曜日

安倍内閣退陣を:憲法共同センター:200人でデモ


「安倍政権は退陣を!あたりまえの政治を市民の手で!」と憲法改悪ストップ兵庫県共同センターは四月十四日、「戦争させない・九条壊すな!総がかり行動実行員会」の呼びかけに応じ、全国一斉デモを行いました。
神戸・東遊園地の出発時には百五十人ほどだった二隊のデモの列は途中で増え、約二百人が三宮~元町駅前まで、「ウソをつくな」「隠蔽するな」「セクハラするな」などとコールを響かせ、森友公文書・「働き方」データ・自衛隊日報隠蔽―と国会をないがしろにする安倍政権は退陣をと訴えました。

(兵庫民報2018年4月22日付)

安倍内閣退陣を:市民アクション東灘:多彩に48人が訴え


発足して間もない三千万署名市民アクション東灘は四月十四日、JR住吉駅南広場で公文書の改竄、隠蔽に明け暮れる安倍内閣の暴走に抗議し退陣を求める緊急街宣行動を行い四十八人が参加しました。
「憲法は僕たちのもの、僕たちのもの」と軽快なラップのリズムのBGMを流しながら、同時進行でリレートークと街頭署名活動やスタンディングアクションなど多彩に取り組みました。
冒頭で、事務局長の森井俊行さんは、元大学教員の経験を披露。「今の安倍内閣は余りにも酷い。即刻の退陣を願う」と挨拶しました。
リレートークは十六人。社民党神戸支部代表の岡本薫さんは「安倍内閣の特徴は、国政の私物化。反国民的な政権運営は許されない」と訴え、キリスト教会の牧師やNHK問題を考える会事務局、とめよう戦争!阪神・兵庫連絡会代表などからも「文書の改竄や隠蔽は民主主義の崩壊を意味するもの」「立憲主義と民主主義が危ない」「政治の根底が崩れる」「捏造、隠蔽許さない」「安倍は即刻退陣」などと訴えました。
日本共産党の西ただす神戸市議と、きだ結県議も連帯と野党と市民の共闘の必要性、安倍内閣の即時退陣を訴えました。
青年たちにも歌いやすく分かりやすく伝えようと「憲法の歌」を作詞した関本英恵さんも参加し、二回にわたって歌を披露しました。
医師は白衣で参加。また当日、参加できなかった人たちのメッセージも披露されました。
当日は、八十六筆の署名が寄せられ、多くの市民から「頑張って」と激励されました。
―藤丸徹(東灘革新懇)

(兵庫民報2018年4月22日付)

「憲法の歌」


作詞・関本英恵 作曲・矢谷トモヨシ

1
憲法は僕たちのもの 僕たちのもの
政府が変えるものじゃない 僕たちが考える

憲法は僕たちのもの 僕たちのもの
憲法変えるか変えないか 僕たちが考える

9条うたう 戦争はもうしない
これが変わると どうなるの?

憲法は僕たちのもの 僕たちのもの
まもりたい人も変えたい人も みんなで考える

2
憲法は私たちのもの 私たちのもの
政府が縛るものじゃない 政府を縛るんだ

憲法は私たちのもの 私たちのもの
これでいいかダメなのか 私たちが決める

13条うたう みんなちがっていい
これが変わると どうなるの?

憲法は私たちのもの 私たちのもの
まもりたい人も変えたい人も みんなで考える

憲法は僕たちのもの 僕たちのもの
まもりたい人も変えたい人も みんなで考える
みんなで考える

https://youtu.be/LoxwTVK4mMg

(兵庫民報2018年4月22日付)

安倍内閣退陣を:市民アクション・赤穂:中心市街地1.5km行進で


安倍政権の九条改憲、国政私物化は許せないと、「安倍はやめろ」「憲法こわすな、九条守れ!」「戦争する国には、させないぞ」と三十人が参加して四月八日、赤穂市中心街を約一・五キロにわたり、市民にアピールしながら行進しました。
*
行進に先だって市民アクション・赤穂主催で大多和優子弁護士を講師に「憲法学習会」を市民会館で開き、これには四十人余りが参加し、安倍政権の憲法改悪の動きについて学習しました。
参加者は「安倍自公政権を中心とする改憲勢力に九条改憲案を国会に提出させないようプレッシャーをかけていかなければならない。そのためにも三千万署名を成功させよう」と確認しました。
―小林篤二(赤穂市議)

(兵庫民報2018年4月22日付)

丹波市で総がかり行動実行委員会の高田健共同代表が講演

改憲発議止めるのは3000万署名など市民運動


市民アクション篠山・丹波のつどいが4月10日、丹波の森公苑(丹波市柏原町)で開催され120人が参加しました。
ミニコンサートの後、戦争させない・九条壊すな「総がかり行動」実行委員会共同代表の高田健さんが講演し、3000万署名など市民運動が憲法9条改憲発議を止めることを丁寧に語りました。安倍内閣が様々な問題で追いつめられていることも明らかにし、市民と野党の共同のたたかいの重要性を強調しました。
(西脇秀隆丹波市議のフェイスブック記事から)

(兵庫民報2018年4月22日付)

日本共産党と日本民主青年同盟:ふたりの県委員長が宣伝


四月十一日、日本共産党兵庫県委員会は、三宮交通センタービル前で震災メモリアル定例宣伝にとりくみました。マイクを握って訴えたのは松田隆彦党県委員長と上園隆民青同盟県委員長。松田党県委員長は、連日報道される安倍政権の捏造、改竄、隠蔽疑惑の徹底糾明と内閣総辞職を訴え、三千万人憲法署名と五月三日の憲法集会への参加を呼びかけました。上園民青県委員長は、原発ゼロ・再稼働反対を訴え、カンキン行動、フィールドワークの体験談を交えて、再生可能エネルギーで電気は足りることなどを訴えました。

(兵庫民報2018年4月22日付)

神鋼石炭火力発電中止を:日本共産党県議団、神戸・芦屋市議団が政府に要請

左から西、味口、きだ、広瀬の各議員

日本共産党の県議団と神戸議団、芦屋市議団は四月十一日、神鋼石炭火力発電所増設問題で、環境省および経済産業省と意見交換し、事業計画を中止させるよう求めました。
上京したのは、喜田結県議、味口俊之神戸市議、西理神戸市議、広瀬久美子芦屋市議の四人です。
神鋼石炭火力発電事業計画については、環境アセスメントで既に「環境大臣意見」「経済産業大臣勧告」が出ていますが、四人はそれぞれの内容について当局に質し、地元住民の声も紹介しつつ、問題点を指摘しました。
今回の交渉で環境省は「二酸化炭素は削減し続けるべきものであり、目標値は可能な限り早期に超過達成するべき」「二酸化炭素排出量が多い、老朽施設や低効率な施設は縮小・廃止するべき」と答弁しました。また、データ改ざん問題について「アセスの精神は事業者自身が自主的に配慮するものであり、事業者自がやり直すと言えばできた」と述べました。
一方で環境省は、発電施設から住宅地まで四百メートルしか離れていないことや、長年大気汚染で苦しんでいるなどの地域の実情について把握していなかったことが明らかになり、四人は「地元住民の声も実情も知らずに大臣意見を出すのはアセスの精神に外れている。環境省自身がやり直すべきではないか」と厳しく指摘しました。
経産省は、「石炭を増やすことは考えていない。低減させていく」「二酸化炭素削減目標が達成できないと判断した場合は、中止を含め事業を見直しさせる」としましたが、勧告が導入を検討するよう促しているCCS(二酸化炭素回収・貯留)は、貯留場所が確保できるかどうかわからないなど、将来不安があることが明らかになりました。
議員団は引き続き事業中止を求めて取り組みを強めていくことにしています。
要請には、市田忠義参議院議員・副委員長(秘書)と金田峰生国会議員団兵庫事務所長が同席しました。

(兵庫民報2018年4月22日付)

電力兵庫の会が石炭火力と温暖化で学習会

再生エネルギーの爆発的普及が地球を救う

電力兵庫の会が「石炭火力発電所と地球温暖化」をテーマに学習会を四月十四日、あすてっぷKOBEで開きました。
講師に招かれた気候ネットワーク研究員の山本元氏は、二〇一五年のパリ協定で世界は「化石燃料時代の終わり」に合意し、個人・民間による投資撤退(ダイベストメント)、ニュージーランド、フランス、韓国など「脱石炭」にすすむ国々などのとりくみを紹介。
こうした世界の温暖化対策に逆行し、石炭火力発電所を増設しようとする神戸製鋼所と関西電力を批判。煤じんが基準を超え、発電を停止していたことを三週間も公表しなかった神鋼と神戸市の姿勢も批判しました。
さらに、エネルギー基本計画の見直しと再生エネルギーの爆発的普及こそが地球を救うと指摘しました。

(兵庫民報2018年4月22日付)

「これ以上、石炭火力発電所はつくらんといて」:近隣住民のねがい

神戸市灘区新在家南町 近藤秀子

神戸製鋼所の石炭火力発電所1、2号機(正面)と新在家南住宅(手前)

私の住んでいる神戸市灘区新在家南町の住宅は、北に国道43号線、南に湾岸線と非常に空気の悪い場所にあります。その上、神戸製鋼所の敷地とは道路と運河を挟んで百㍍程度しか離れていません。43号線を南下すると、生暖かい空気やイオウのような臭いにぞっとします。
今でも空気の悪いこの地域に、神鋼が、石炭火力発電所を増設するという計画を、私たち住民には一切知らせず、説明も何もないまま、進めようというのはあまりにも住民無視のひどいやり方です。これは黙っていられないと思いました。
*
「ここに入居してからせきがよく出るようになった」「ぜん息がひどくなった」「子どもがぜんそくにならないか心配」「においや音がうるさい」「洗濯物が汚れる」「玄関とベランダを開けて風を通せばたたみまで汚れる」
もう我慢できないと引っ越した方もいます。最近引っ越した方に話を聞くと、「湿疹がずいぶんましになった。神鋼の近くには住めない」と言われました。私自身も子どもも、風邪もひいていないのによくせきが出たり、のどが痛くなったりします。
これは石炭火力が原因と考えるのは私だけではありません。
*
今高炉が完全に止まり、音も静かで空気も良くなりました。すでに解体工事もずいぶん進んでいると聞きましたが、アスベストに対する対策はどうなっているのかすら、わかりません。私は昼となく、夜となく神鋼の様子が気になって仕方がないのでベランダからよく眺めています。夜おそくなると神鋼の海に近い東の方角がやたら明るくなっています。煙も見えます。何が起こったんだろうと不安です。

夜の神戸製鋼所

夜も安心して眠ることが出来ない、どんどんストレスがたまるばかりです。引っ越せる人はいいでしょう。でも引っ越したくても引っ越せない、これが現実なんです。
なぜ私たち住民が犠牲になる必要があるのでしょうか。
*
あの煙突から出る煙が、雲一つない青空にあぐらをかいているように思えて仕方がないのです。新在家の地域だけ雨雲のように暗くなる時もあります。「なんやこれ」とはじめは思いましたが、石炭火力の煙が原因と分かったときはショックでした。
真っ黒い煙が出たときは、思わず神鋼に問い合わせの電話もしました。答えは「見る角度によって色が変わるんです」というものでした。しかし、どんな色にせよ公害をまきちらしているのは間違いありません。遠くからでもはっきり見て取れます。神鋼の高く伸びた煙突からでる煙は異常です。
いまの二基に加えもう二基も威圧的な姿を現すのかと思うと、怒りを通り越して悲しくなります。今ある二基と合わせて四基の石炭火力発電所の煙突から出る煙が、青空を支配する姿は見るに堪えません。
*
私たち新在家に住む住民は、健康を害されても、不安で眠れなくても我慢しろと言うのですか。これ以上の石炭火力発電所はいらない、つくらんといてというのが私たち住民の願いです。

(兵庫民報2018年4月22日付)

西宮市長選:いきいき市民の会上田氏及ばず

西宮市長選挙は四月十五日投開票が行われました。
いずれも無所属新人の六人の争いとなりましたが、チェンジ!いきいき西宮市民の会代表幹事の上田幸子氏(70)=新、無所属・日本共産党推薦=は及びませんでした。
当選したのは、元民主党衆院議員の石井登志郎氏(46)。

候補者 年齢 党派 得票数 備考
石井登志郎 46 無所属 37831 元民主党衆院議員
吉岡政和 43 無所属、自民・公明推薦 37723 元県議
本井敏雄 67 無所属 27589 元副市長
上田幸子 70 無所属、共産推薦 19692 元市議
村上博 57 無所属 14286 元市議
中川暢三 62 無所属 5705 元加西市長
有効投票数 142826 (投票率37.52%)

(兵庫民報2018年4月22日付)

西宮市議補選:日本共産党樋口氏得票伸ばし健闘

西宮市議補欠選挙(欠員二、立候補七人)は四月十五日に投開票が行われ、日本共産党の新人・樋口光冬氏(34)は二万三千三百十七票(得票率一七・〇七%)を獲得しましたが、三位で及びませんでした。当選は自民党新人の植田篤治氏(41)と日本維新の会新人の脇田周和氏(36)。投票率三七・四九%。
*
樋口氏は、昨年の衆院選比例選挙(投票率四九・一九%)での日本共産党の得票と比べ七千四百十一票増と健闘しました。自民は二万二千九百七十一票減、維新は二千八百四十四票減。

(兵庫民報2018年4月22日付)

高砂市議選8月26日告示・9月2日投票

日本共産党、現職・坂辺氏、新人・大西氏で現有議席確保めざす

高砂市議選(定数二十一)は八月二十六日告示・九月二日投票で行われます。
日本共産党は現職の坂辺勝彦氏と新人の大西ゆき氏を立て、現有議席確保をめざします。
*
坂辺勝彦(60)=現=
中筋小、松陽中、東洋大姫路高で選抜(甲子園)準決勝進出。大阪体育大学卒。高校教諭・野球部監督など歴任。現在、市議会文教厚生常任委員会・広域ごみ処理施設対策特別委員会・国民健康保険運営協議会委員、党東播地区委員会地区委員。
生活相談担当=米田全域、阿弥陀全域、時光寺、春日野、金ケ田、中筋五丁目、竜山、百合丘、美保里、中島、緑丘二丁目、小松原一丁目〜五丁目、神爪

大西ゆき(52)=新=
神戸市立赤塚山高校卒。一九八四年資生堂神戸販売(株)入社、二〇〇二年(株)山陽百貨店入社。新日本婦人の会、九条の会たかさごの役員を歴任。
生活相談担当=中筋一丁目~四丁目、伊保全域、梅井、高砂町、末広町、今市、西畑、緑ヶ丘一丁目、曽根町、北浜町、松陽、高須、若宮、荒井町(小松原一~五丁目除く)

(兵庫民報2018年4月22日付)

尼崎平和委員会総会

平和と民主主義守るたたかい、沖縄とともに

「これまでもこれからも私たちは沖縄とともに平和と民主義を守るたたかいをすすめます」をテーマに四月十四日、尼崎市平和委員会総会を女性センター・トレピエで開きました。
*
伊木さち民青同盟県委員長代理から「世界にわかり合えるグループを作ることが平和を作る力になる」との司会の挨拶のあと、開会挨拶では庄本悦子会長が「政治に対して市民が声をあげることが議員の意識を変え議会を変える力になる」と新婦人の取り組みなどを紹介してその大切さを話しました。
総会では、新しく作成した横断幕の紹介の後、平和委員会主催の映画会や沖縄平和ツアー、戦争展など多くの取り組みの報告がありました。その後、今年の方針・役員提案・会計報告などと会則の改正について提案があり、討論のあと承認されました。
*
後藤氏

講演では、後藤浩・安保破棄兵庫県実行委員会事務局長が名護市長選挙について次のような特徴があると指摘しました
―①今回は自民以外に公明と維新が相手候補につき、企業や学会総ぐるみで動員をかけて期日前投票を徹底させていたこと②官邸主導で官房長官が二度訪沖したが演説会などの会場には顔を出さず裏で動いていたこと③相手候補は基地問題は徹底して触れず、基地交付税が下りたら市民生活が向上するなどの宣伝に徹した――など。そして秋の知事選挙に向けては、基地反対の意思表示をし続けておくことと強調し、最後に「安倍政権を倒すことが辺野古基地をつくらせない大きな力になる。そのためにも尼崎市平和委員会を大きくしてください」とまとめました。
後藤さんと一緒に支援に行った京嶌さんは「四日間、早朝・午前・午後・夜の四ラウンドできつかったけれど対話した誰もが基地反対を言われ、これはいけると思った。今までと同じことをやってたらだめだと実感した」と語りました。
菅村哲仁副会長から充実した討議がされたことと選挙はどうしなければならないかを考えさせられる総会だったとお礼を述べ閉会しました。
*
総会後、参加者の半数あまりの方の参加で阪急武庫之荘駅前でスタンディングと署名行動を行い、二十二筆の署名が集まりました。総会では二人の会員が増えました。
―松岡宗治(同会事務局長)

(兵庫民報2018年4月22日付)

中国帰国者二世の生活支援など求め日中友好協会が請願署名取り組み

中国「残留孤児・婦人」二世の多くは三十歳~五十歳で帰国したため国の支援対象とはならず、日本語が話せず、低賃金・苛酷な労働を余儀なくされています。高齢化を迎えている帰国者二世は、かつての「残留孤児」「残留婦人」一世と同様、生活保護に頼らざるを得ない人も多くいます。また中国の親族の冠婚葬祭、危篤の場合、墓参等の目的で中国へ渡航期間が二週間を超えた場合は収入認定により保護費が減額されるため中国の家族との交流もままなりません。
このような帰国者二世の状況は、一世に対する引き揚げ事業の遅延に加え、国が、国費により一世と同伴帰国できる二世を未婚で二十歳未満に限定したこと、二世に対する有効な支援策を全く講じてこなかったことに起因し、中国帰国者自身の責任といえるものではありません。
今年二月に開催した九州地区二世の会総会で、二世においても尊厳ある安定した老後生活が送れるよう生活支援等を求める請願署名に取り組むことが決まり、呼びかけを受けた日中友好協会兵庫県連合会はこの署名活動に取り組むことを決めました。

請願事項

①中国「残留孤児・婦人」二世に対しても、新支援法を改正して支援給付金と老齢年金の満額支給を適用するなどして、生活保護とは異なる老後の生活保障を行うこと
②私費帰国の中国「残留孤児・婦人」二世に対しても、新支援法に基づく自立支援通訳の派遣などの地域生活支援事業を利用可能とし、医療・行政サービス、日本語学習が容易に受けられるようにすること
③生活保護受給者一般に対する厚生労働省の課長問答により、中国渡航期間が二週間を超えた場合に収入認定する生活保護の運用を中国「残留孤児・婦人」二世に適用しないこと

連絡先:日本中国友好協会兵庫県連合会☎&Fax078・412・2228
―上田雅美(日中友好協会兵庫県連合会)

(兵庫民報2018年4月22日付)

映画「マルクス・エンゲルス」を鑑賞する人のために

平野喜一郎


若きマルクスとエンゲルスを描く映画「マルクス・エンゲルス」が五月十二日からシネ・リーブル梅田で、六月九日からシネ・リーブル神戸で公開される予定です。この作品をより深く観賞するためにと経済学者で三重大学名誉教授の平野喜一郎さんにご寄稿いただきました。(三回連載)


ライン新聞時代のマルクス、出版取締法反対と農民の権利の擁護

今年はマルクス生誕二百年である。これを記念した作品でマルクスとエンゲルスを主役にした作品が映画史上はじめて登場した。ヨーロッパでのマルクスへの関心の高まりの反映であろう。たとえばイギリス労働党党首ジェレミー・コービンはマルクスを称賛している。
若くて、人間的魅力にあふれたマルクスとエンゲルスの友情物語である。一八四四年、パリで再会した両人が、一八四八年に共著『共産党宣言』を発表するまでの波乱万丈の物語である。ただ、一八四〇年代のヨーロッパの歴史については、日本ではかならずしも知られていない。そこで映画の舞台になった場所と、二人の生活と活動について書いてみよう。
マルクスはベルリン大学を卒業したあと、一八四二年から一八四三年にかけてライン新聞の執筆者として活躍した。この新聞は、ドイツでもっとも先進的な地方で、そこの自由主義的なブルジョアジーが発行していた新聞である。マルクスがライン新聞に最初に書いた政治的論文は、プロイセン政府の出版物検閲に対する反対論である。もうひとつの政治的論文は、「木材窃盗取締法」に反対する論文である。緑の枝を木から切り離せば、たしかに窃盗である。しかし、枯れ枝は所有から切り離されたもので、これを拾っても窃盗にはならない、とマルクスは主張した。映画はライン地方の森で農民が馬に乗った軍隊などに追われる場面からはじまる。それまで農民は地主所有の森へ自由に入って枯れ枝を拾っていた。それは慣習的に認められた農民の権利であった(江戸時代の日本にも同じような入会権があった)。ところが地主たちがこれは「木材窃盗」だといって禁止し、森に入る農民を暴力で追い払ったのである。


正義感にあふれたマルクスは、農民を擁護する論陣を張った。この論文は、後にマルクスが「初めて私はいわゆる物質的利害関係に口出しせざるを得なかった」といって経済への関心を持った事件であった。エンゲルスもマルクスからいつも聞いていた話として次のように書いている。マルクスは「木材窃盗取締法とモーゼル農民の状況を扱うことによってこそ、政治一本槍から経済諸事情へ注意を向けさせられ、社会主義ヘ到達したのだ」と。
ところが、支配層はマルクスの摘発文を許さずライン新聞を弾圧した。ドイツではやはり言論の自由がなかったのである。そこで、マルクスはルーゲの援助で結婚したばかりの妻とともにパリへいくことになる。そこでかれは「独仏年始」を創刊した。
その頃エンゲルスは父親が経営者であるエンゲルス紡績会社ではたらいていた。彼は一八三七年に高校を中退して以来父親の手助けをしていたのである。しかし、小さいときから貧しい人に同情していたエンゲルスは、その立場と自分の考えとの矛盾に悩んでいた。ライン新聞の読者であったエンゲルスは、一八四二年、ライン新聞社へマルクスを訪ねている。一八四二年から一八四四年、彼はイギリスのマンチェスターの工場で働き、一八四三年末には「国民経済学批判大綱」を書いてスミス・リカードら古典派経済学を批判している。
(続く)

映画「マルクス・エンゲルス」

ラウル・ヘック監督作品/2017年、フランス・ドイツ・ベルギー合作、118分/カール・マルクス生誕200年記念作品/公開予定:5月12日(土)~=シネ・リーブル梅田☎06‐6440‐5930、6月9日(土)~=シネ・リーブル神戸☎ 078‐334‐2126

公式サイト:http://www.hark3.com/marx/
予告編:https://youtu.be/6t5on9lZOJw

(兵庫民報2018年4月22日付)

兵庫山河の会「山河」より

見の限りカタクリの花咲ける土手歓声しきり青空の下
 石井敏子

わが庭に初めて咲きし梅一輪米朝会談祝いての花
 古賀哲夫

雨雫受けつつ梅林上り行く茶店で温き甘酒いただく
 塩谷凉子

このチャンス拉致問題の解決へ時間がないぞ老いし家族は
 西澤 愼

踏青のささやかなりし街なかの空き地に咲いた小さき菫
 古谷さだよ

木々移り「ホーホケキョ」と初鳴きの鶯上手に春を告げゆく
 高木庸子

落ち椿孫と拾いて首飾り陽ざしの中で幼にかえる
 新井 幸

向かい家の白木蓮の黄緑の蕾ふくらみ開花間近に
 鵜尾和代

九条は戦没者の遺言とゼッケン着けて胸張り行進
 岸本 守

誰かから呼ばれたような気配して白木蓮に近づいてみる
 大中 肇

石垣に瑠璃唐草の咲きそむる前田医院は閉院せしまま
 山下洋美

歳ふりて厳しき顔の人多しあい然として日々を生きたし
 山下 勇

追及はなんと六分わが党よでも頑張ってと手に汗握る
 安武ひろ子


(兵庫民報2018年4月22日付)

亀井洋示「落城寸前」


(兵庫民報2018年4月22日付)

観感楽学

アベ政治の腐敗はとどまることを知らない。隠蔽・捏造・改竄につづいて口裏合わせまで出てきた。しかも八億円値引きの根拠説明として「トラック何千台も走った」とウソをつくよう、理財局のほうから森友側に持ちかけたのだからもう退廃のきわみ▼さてアベ政治の公的文書の扱い(国会と国民への対応)の非道さは先の三つの熟語で表現された。それらはいずれも中国で使われていたのと同じ意味で日本に輸入され通用している。したがって漢語である▼ところが文書ではなく、人との関係でうまれてくる口裏合わせの「口裏」とは日本で発明された和語である。もともとは「口占」とかき「人のことばから吉凶を占う」のが原義で源平盛衰記にも出てくるとのこと。やがて現在使われている意味に変化し「口裏」となったというのが辞書の説明。そのうえ「口占」と読む別の意味(文字を書かずに口ずさみで文案を作ること)の漢語があるというからややこしい▼日本テレビの世論調査では内閣支持率がついに三〇%割れ。漢語でも和語でも政治の土台を壊すこれらの発生源は「膿を出し切る」とうそぶくあの人。膿でも臭いでも元から絶たなければだめ!(T)


(兵庫民報2018年4月22日付)

2018年4月15日日曜日

安倍9条改憲NO!:退陣求める声ますます強く

姫路駅ピオレ前で訴える市民

川西で市民大集会


川西市では、安倍九条改憲NO!全国市民アクションの呼びかけ人の落合恵子さんを招いての市民大集会を四月七日、アステホールで開催し、四百三十五人が参加し大成功しました。
市民大集会は、三千万署名の取り組みを拡げようと計画し、ポスターを五百枚、ビラを五万枚配布し、前売りチケットも作成して前日までに三百枚ほど販売してきました。当日もビラを持って百人を超える方が参加し、会場は熱気いっぱいで満席になりました

講演する落合さん
実行委員会から元教師の矢野端さんが開会挨拶し、落合恵子さんの講演が始まりました。
落合さんは、森友公文書改竄問題や核兵器と原発、沖縄の問題なども交えながら、憲法九条を守る運動は「無関心の人も耳を傾けるような取り組みが大事。言葉が権力とたたかう武器になる」「私たち一人ひとりが主体性を持って声を上げ続け、あきらめないでやり続けよう」と熱く語りました。
立憲民主党の桜井周衆院議員も国会から駆けつけて来賓挨拶を行いました。
実行委員会の南野朝香さんが自民党改憲案の学習会を四月二十日に開催すること、五月三日の神戸東遊園地で行われる憲法集会を成功させ、三千万署名をやり抜こうと訴えました。署名は、集会中に五十七筆集まり、二枚・三枚と持ち帰る方もいました。
―吉岡健次

国民春闘共闘がデモ


国民春闘兵庫県共闘委員会・兵庫労連は四月五日夕、「安倍働き方改革反対デモ」を神戸花時計前から三宮センター街をを通り元町駅前までのコースで行いました。
出発に際し兵庫労連の成山太志議長が挨拶し、一つひとつの取り組みを重ね、安倍政権を退陣へ追い込もうと呼びかけました。
デモには「安倍インチキ内閣さっさと退場」の特大プラカードを持参する参加者もありました。

平和を願う姫路市民の会が毎週宣伝

JR姫路駅ピオレ前では、平和を願う姫路市民の会などが安倍内閣退陣を求め、三月十九日から毎週水曜日、連続して宣伝行動を行っています。四日には入江次郎県議らのトークや小野純一氏のライブなどもあり、三千万署名に応じた学生たちも「戦争は嫌っすよ」と語っていました。

(兵庫民報2018年4月15日付)

兵庫県女性後援会が総会

講演する山下よきし副委員長

日本共産党兵庫県女性講演会は四月八日、「講演と総会のつどい」をあすてっぷKOBEで開きました。
*
第一部では山下よしき副委員長・参院議員が記念講演をしました。
二部の総会では、最初に岡敦子代表世話人と、ねりき恵子県議団長が挨拶し、堀内照文前衆議院議員のメッセージが紹介されました。
*
松吉由美子事務局長が二〇一七年度の活動報告と二〇一八年度の活動方針提案を行い、東久美子事務局次長が財政報告。
活動方針では、参院選・統一地方選挙での新たな躍進をめざし、①比例代表選挙を選挙戦はもとよりあらゆる活動発展の軸にすえること②後援会活動を選挙活動日常化の要に位置付け、抜本的強化を図ること――を確認しました。これらを受けて活動交流を行いました。
*
明石市 新婦人内後援会で『女性のひろば』のつどいを毎月開き、読者を二十人増やした。
垂水区 「未来社会を語るつどい」「市政カフェ」など、若い世代にも共産党を知ってもらおうと工夫を重ねている。
中央区 定時定点の宣伝、三千万署名で五百三十軒訪問、百二十九軒と対話。「つどい」で三人の仲間を増やした。日帰りツアーや学習会なども行い、一人ひとりを大切に世代継承もしながら頑張る決意。
長田区 長田市議補選のたたかいや、月一回の世話人会・三カ月に一度の学習会、年に一度の総会などを続けてきた。県議候補も決まったので頑張る。
*
最後に次期役員を選出。新役員を代表して味口ヒサ子さんが挨拶しました。

(兵庫民報2018年4月15日付)

レ・パ:大橋豊さん再審申し立て

司法の汚点すすぎたい


レッド・パージ被害者の大橋豊さん(88歳・元神戸中央電信局)が、大阪高裁に対し再審を申し立てることを四月九日に発表しました。
一九六〇年、最高裁大法廷は、レッド・パージはマッカーサー連合軍最高司令官の指令によるものであり、超憲法的効力を有するとして被害者の救済を拒否する決定を行い、それが確定したものとされてきました。
大橋さんが川崎義啓さん(101歳・元旭硝子)、安原清次郎さん(元川崎製鉄・二〇一六年に95歳で逝去)とともに、「生きているうちに名誉回復を」と〇九年に提訴した訴訟も一三年に最高裁が原告の上告の棄却・不受理を決定。三次もの再審請求も棄却されてきました。
しかし、大橋さんらの訴訟は、従来のレッド・パージ訴訟と異なり、解雇・免職の効力を争うのではなく、レッド・パージにおける政府の積極的な関与を理由として、直接、国の責任を問う国家賠償請求訴訟でした。
この裁判の中で明神勲北海道教育大学名誉教授は、膨大なGHQ資料に基づき、レッド・パージが連合軍最高司令官の指示・命令によるものではなく、日本政府と企業が主体的かつ積極的に推進したものであったことを証言。のちに六〇年最高裁大法廷決定を裁判長として下した田中耕太郎最高裁長官自身が、GHQにレッド・パージ指令を出すよう要請していたことも明らかにしました。
今回の申し立ては、大阪高裁判決(二〇一二年)が、「レッド・パージが日本政府の主導によってなされたなどの事情がある限り、訴訟人らの主張に理由がある」としていながら、日本政府がレッド・パージを主導したと認定できるかの評価を漏れ落としているとして、大阪高裁での再審を求めるものです。
大橋さん一人の申し立てとなりますが、すべてのレッド・パージ被害者の救済、さらには日本に立憲主義が真に根付きすべての人々の思想良心の自由の保障を実現するためにと、大橋さんと弁護団は意義づけています。
記者会見で大橋さんは、「レッド・パージは共産党員を社会から排除するものだった」と強調し、家族も含め現在まで続く苦難を述べ、「司法の汚点をすすぎたい」と訴えました。

写真:決意を語る大橋さん(右から佐伯雄三弁護団長、大橋さん、松山秀樹弁護士、同職場でレッド・パ―ジされた小西武雄さん)

(兵庫民報2018年4月15日付)

南あわじ市議会:治安維持法犠牲者国家賠償法の制定求める意見書を採択

南あわじ市議会は三月二十六日の本会議で「治安維持法犠牲者国家賠償法の制定をもとめる意見書」を採択しました。
同市の蛭子智彦議員(日本共産党)は、「民主主義の先覚者として、その理念を現実のものにしようとして犠牲になられた方がたは、国からの正当な謝罪と賠償を求めるべきであり、それを尊重することが民主主義社会に生きる私たちの責務」と主張されました。
この「意見書」採択は、国賠同盟が全国で進めている請願運動で、これまでに全国四百四の地方議会で採択されていますが、兵庫県では二〇〇八年の尼崎議会以来、久しぶりの快挙です。
―戸崎曽太郎

(兵庫民報2018年4月15日付)

兵庫県が種子条例を制定

安倍政権による種子法廃止強行に対する県民の判批と運動で実現

兵庫県が三月議会に「主要農産物種子生産条例」(案)を提案、可決成立しました。
政府が「主要農産物種子法」を廃止し、消費者や農家から不安や危惧の声が上がっていました。
関係団体が県に対策を要請。日本共産党も県当局に聞き取りを行う一方、農協等と懇談。政府の種子法廃止強行に抗議し、「せめて県条例をつくるべきだ」と街頭宣伝をするなど、対応を強めてきました。
県条例の提案理由は、「食生活の変化に伴う消費者の需要の変化」「農業の国際化の進展」などを挙げ、「全国一律に義務付ける必要性が低下したから」としていましたが、実際は多国籍企業・バイオ企業の利益のためであり、種子法廃止は参議院での審議がわずか五時間。政府からは廃止理由について、なんら合理的な説明がありませんでした。
種子法は廃止が強行されましたが、国民・県民からの声と運動で、県条例が実現。入江次郎県議会議員の質疑で、従来同様に措置されることが確認されています。
今回、兵庫県以外に米どころの新潟県でも同様の条例を制定しており、安倍政権による種子法廃止強行が大きな問題と矛盾を持っていることが浮き彫りになっています。

(兵庫民報2018年4月15日付)

2019年統一地方選挙・日本共産党の兵庫県議候補(第一次発表)

現職

○宝塚市

ねりき恵子(55)=現・六期=
日本福祉大学社会福祉学部卒。保育園、特別養護老人ホーム勤務。党宝塚市議団事務局長。一九九五年県議初当選、宝塚で初の女性県議に。社会福祉審議会委員など歴任。
現在、党中央委員・県副委員長、党県議団長・県議会建設常任委員。

○西宮市

いそみ恵子(61)=現・四期=
一九九八年の県議補欠選挙で初当選。西宮市議一期。県議会文教常任委員会副委員長など歴任。
現在、党西宮芦屋地区常任委員、党県議団政調会長・県議会産業労働常任委員。

○神戸市東灘区

きだ結(47)=現・二期=
神戸女子薬科大学薬学部衛生薬学科卒。薬剤師。東神戸病院などに勤務。元保育所父母の会会長。
現在、党東灘・灘・中央地区委員、県議会総務常任委員

○尼崎市

庄本えつこ(63)=現・一期=
法政大学第二文学部教育学科卒。出版社などに勤務。尼崎市会議員団事務局長など歴任。
現在、党尼崎地区常任委員、県議会健康福祉常任委員。

○姫路市

入江次郎(44)=現・一期=
兵庫県立上郡高校卒。JR東海、大光陸運勤務。姫路市会議員二期。
現在、党西播地区常任委員、県議会農政環境常任委員。

新人

○神戸市中央区

大野さとみ(33)=新=
兵庫県立東灘高校、頌栄人間福祉専門学校卒。
現在、党中央区くらし相談室長、新日本婦人の会兵庫県本部委員・中央支部常任委員。

○神戸市兵庫区

前田みさ子(65)=新=
兵庫県立神戸商業高校卒。兵庫日産自動車㈱、㈱カルテック、㈲水野広告社などに勤務。
現在、党兵庫・長田・北地区委員、党兵庫区県政対策委員長、新日本婦人の会兵庫支部事務局長。

○神戸市長田区

宮野つるお(60)=新=
鹿児島県立川内高校、名古屋工業大学二部卒。神戸医療生活協同組合勤務。
現在、党長田区県政対策委員長、党兵庫・長田・北地区委員。

(兵庫民報2018年4月15日付)

加古川市議選6月17日告示・24日投票

日本共産党3議席回復めざす

日本共産党東播地区委員会はこのほど、六月十七日告示・二十四日投票で行われる加古川市議選の候補者を発表しました。三議席の日本共産党議員団の回復をめざします。
*

岸本たてき(63)=現= 県立東播工業高校を卒業後、旧志方町役場に就職。合併により加古川市職員に。加古川市議二期。生活相談担当=志方、平荘、上荘、八幡、神野、山手、西条山手、新神野、東神吉、西神吉、米田の各町。


高木えり(43)=現=日本毛織株式会社(ニッケ)で働きながら兵庫女子短期大学を卒業。加古川市議二期。生活相談担当=加古川町、野口町。


立花俊治(69)=新=宮崎大学卒。獣医師。兵庫県職員として勤務し、兵庫県職員労働組合東播磨支部副支部長など歴任。生活相談担当=平岡町、別府町、尾上町。

(兵庫民報2018年4月15日付)

「健康権」と日本社会(3)

井口克郎(神戸大学大学院人間発達環境学研究科)

第三回 健康権を行政や司法に守らせる

批准後約40年も周知・定着されず

ところで、健康権規定を含む「経済的、社会的及び文化的権利に関する国際規約」については、日本政府は一九七九年に批准しておきながらも、社会保障制度・政策等に真摯に反映してこなかった経緯があります。司法も従来、「経済的、社会的及び文化的権利に関する国際規約」を裁判の場での判断に誠実に活かそうとはしてきていません。同規約への批准から約四十年も経つ今日においても「健康権」という言葉が日本で周知されず、定着していないことが何よりもその表れです。
しかし、このような政府や司法の不誠実な態度は、明確に憲法に違反します。憲法九十八条二項は、日本が締結しまた国際的に確立した条約について、その誠実な遵守を求めているからです。また、国際条約を行政、司法、立法の場にきちんと反映させない日本の情けない対応は、現に国連からも再三厳しく批判されています。国連経済的・社会的及び文化的権利委員会は、「第五十会期において委員会により採択された日本の第三回定期報告に関する最終見解」(二〇一三年)の中で日本政府及び司法に対し、「経済的、社会的及び文化的権利に関する国際規約」が国内法体系において効力を与えられていないこと、裁判の場においても適用されていないことについて厳しく批判しています(注1)。

反映の必要性を認めさせた兵庫生存権裁判高裁判決

このような経緯から、近年一歩前進の出来事がありました。それは、生活保護受給者の方々が国による生活保護老齢加算廃止の違憲性を争った兵庫生存権裁判の中で、大阪高裁判決(二〇一五年十二月二十五日)が「経済的、社会的及び文化的権利に関する国際規約」の内容を、憲法や国内法の解釈に反映させなければならないことをようやく認めたのです(ただ、これはいわば間接的適用であり、また判決自体は原告の主張を退けるもので不当判決だったのですが)。当然、このことは健康権の日本での活用の実現に向けて大きな一歩です。今後いっそう、裁判所には憲法および同規約の内容・理念を踏まえた遵法かつ賢明な審理・判断が期待されています。
憲法や「経済的、社会的及び文化的権利に関する国際規約」等の国際条約は、今日改めて読んでも、非常に豊かな人権観を提示しています。それらがうたっていることを、行政が社会保障政策などの場面で誠実に反映させれば、また司法が素直にそれを司法判断に反映させれば、今日のような貧困や不平等の渦巻く「格差社会」にはなっていないはずなのですが、誰に「忖度」しているのか、人々の基本的人権を誠実に実現しようとしない態度が今日の行政や司法、立法の場では多く見受けられます。
今日、全国各地で安倍政権による社会保障切り下げ政策の違憲・違法性を問う裁判が膨大な件数展開されています。生活保護引下げに関する生存権裁判・いのちのとりで全国アクション、年金引き下げ違憲訴訟、障がいのある方々の裁判など、こういった運動の主張の核となってきた生存権や生活権等に並んで、健康権を掲げることが必要です。

いまこそ憲法や国際条約が示す豊かな人権規定の実現を

先に触れましたが、生存権裁判では「経済的、社会的及び文化的権利に関する国際規約」の裁判規範性を一部認めさせることができました。人権の実現を求める様々な運動が連携してこういった成果をお互いに共有・利用し合いながら、司法や行政のあり方を変革し、憲法や国際条約が示す豊かな人権規定を実現していく時です(注2)。
(おわり)


(1)国連、経済的・社会的及び文化的権利に関する委員会「第五十会期において委員会により採択された日本の第三回定期報告に関する最終見解」二〇一三年。
(2)朝日訴訟や堀木訴訟の流れを受け継ぎ今日全国で展開されている様々な社会保障裁判の動向と交流については、井上英夫・藤原精吾・鈴木勉・井上義治・井口克郎編『社会保障レボリューション―いのちの砦・社会保障裁判』(高菅出版、二〇一七年)をご参照ください。

(兵庫民報2018年4月15日付)

新幹線台車枠き裂:日本共産党川重委員会の見解

新幹線「のぞみ」台車枠のき裂問題について日本共産党川崎重工委員会が「はぐるま」三月号外で発表した見解を紹介します。

個人責任の追及ではなく、ものづくりの土台を真に強める教訓を!

昨年十二月、新幹線「のぞみ」の台車枠が破断寸前であったことが判明し、世間を震撼させました。
川重の経営陣は重大な事故につながらずにすんだ不幸中の幸いから、どう教訓を引き出すかが厳しく問われています。その結果によっては、これからの新幹線の製造に留まらず、川重全体のものづくりの未来を決めることになるでしょう。

川重経営陣の発表に落胆の声が

製造元の川重は、二月二十八日に、この問題についてプレス発表し、同日に謝罪会見を開きました。経営陣は、今回の台車枠き裂問題について、作業指示票の規定通りに作業をしていなかったことを原因の一つにして、当時の作業指示者をきつく問題にしました。
これに対し、新聞やネットでは、「川重ずさん 現場任せ」「最も優先されるべき安全性がないがしろ」等々の記事が数多く流れ、職場でも「がっかりした。本当に信頼回復できるのだろうか」「あの会見はすごく悲しい。班長の責任にするか」「職場では台車事件の話題で日々苦しんでいる」「個人の責任にしたが、あんな発言だめ。事故にならず良かった」「外で川重の名前を出せない」等々の声が上がっています。

個人責任の追及では、作業ミスを生みだした真の原因がおろそかにならないか

重大な事故やミスは、それを誘発する幾重もの要因が積み重なって起きるものです。直接的な「原因」とされたことでも、よく検討すると様々な要因の「結果」に過ぎないことがしばしばです。
台車枠き裂の直接的な原因とされる作業ミスは、個人が誰であれ、そこに追い込んで行った様々な要因の結果ではないでしょうか。それを個人責任とすれば、再発防止策は基準や規則で個々人の管理を強化するものにならざるを得ません。一時的な対策になっても、作業ミスを生みだした様々な要因の検討と真の原因の究明がおろそかになり、問題をさらに深刻にして別の形で現れてくる懸念があります。

ものづくりの経営施策に問題がなかったのか徹底した究明が必要では

ものづくりは、営業・設計・調達・現場等の各部門や協力会社などの多くの人たちの協働で行っています。これらを円滑に運ぶための労働条件や人間関係、連携の構築は、経営施策の問題であり、それは製品の質に大きな影響を与えます。
問題の台車枠を製造した二〇〇七年当時の兵庫工場は、高水準の操業対策に追われ、生産現場では工程が混乱していたと言われています。労働災害や精神疾患もとくに高い件数になっていました。また、社長の年頭挨拶では「ROIC九%以上の達成」が強調されていましたので、コストダウンと納期厳守がとりわけ厳しく求められたことが想像されます。
また、深夜までの異常な長時間労働やサービス残業、パワハラなどが放置されていなかったかの検証も大切です。職場のコンプライアンスが形骸化されていては良い製品はつくれません。
経営陣は、これらの問題をよく検討し、作業ミスを誘発した真の原因を徹底的に究明し、経営施策の経営責任を明確にしながら、〝良いものをつくりたい〟という働く人々の思いに応えて、ものづくりの土台を真に強める教訓を、ぜひ引き出してほしいです。
そうすれば、きっと世間とものづくりに関わる人たちの共感を得ることができるでしょうし、「技術の企業集団」としての信頼回復の第一歩にもなることでしょう。

労働組合は本来のチェック機能を果たし、自由に意見を言える職場づくりにリーダーシップを

原因究明に際し、企業のチェック機能としての労働組合の果たすべき役割もきわめて重要です。労働者や協力会社に責任を転嫁させないためにも、労働組合みずからが職場の声と英知を集め、原因究明に積極的に乗り出すことが求められているのではないでしょうか。それによって、自由に意見を言える職場づくりや職場の連帯強化にもつながるでしょう。


編注:
き裂 「亀裂」の材料工学での表記。
ROIC 投下資本利益率(Return On Invested Capital)。利益÷投下資本。

(兵庫民報2018年4月15日付)

新入生歓迎運動が本番

学生の真剣な探究つかみ民青加盟を呼びかけ

四月に入り新入生歓迎運動も本番を迎え、日本共産党県委員会や地区委員会は民青同盟のみなさんと一緒に入学式などでの宣伝を行っています。
四月一日、二日とA大学でサークル紹介のイベントが行われ、党県委員会と民青県委員会が新入生に社会の問題で関心のあることや学費奨学金について聞くアンケートに取り組みました。
ブラックバイトや北朝鮮問題への関心が多く示されるなか、「平和がいいので九条は守ってほしい」と憲法九条への関心も示されています。
アンケートに答えてくれた大学三回生も「憲法問題は関心があります。九条を守ってほしい」と話しました。学んで行動するという民青の活動を紹介すると、「ゼミでも社会の問題を学んでいます。沖縄の辺野古にも行きました。民青の活動にも興味あります」と話し、連絡先を交換しました。


この宣伝では机も出して新入生とゆっくり対話ができるように工夫しています。
東灘・灘・中央地区、神戸西地区、西芦地区、東播地区の大学でも入学式宣伝を行いました。
新入生向け民青紹介リーフの配布やアンケート対話を行うと、「北朝鮮問題が気になる。日本が外交で置いてきぼりにされ、大丈夫かと思う」「貧困と格差が気になる。自分の家も貧困だから」「奨学金は自分も借りないといけないが借金になるから不安です」など、社会への真剣な思いと切実な実態が語られ、民青への共感も寄せられました。
党県・地区委員会と民青県委員会は、学生の真剣な探求をつかみ、民青への加盟を呼びかける宣伝行動を学園内外で行おうと計画しています。

(兵庫民報2018年4月15日付)

モトコー:今までどおり営業を続けたい


JRが神戸市中央区の元町高架通商店街(通称「モトコー」)の立ち退きを迫っている問題で、商店主などでつくるモトコーを守る会が「今までどおりの営業が続けられるように」とJR西日本と神戸市長あての署名運動に取り組んでいます。
JR西日本は耐震工事と防火防犯を理由に、山側は昨年三月末、浜側も今年三月末で契約期間満了、借地契約の更新はしないとし、国の耐震基準は満たしており、消防法上も違反はないことが明らかになっても、立ち退きを迫る姿勢は変えず、工事を強行しています。
残った店では、工事の騒音やホコリばかりか、JRが修繕を行わないため、雨漏り、ネズミの被害にも悩まされています。
会では、元町駅西口での街頭宣伝なども行い、「神戸の宝である、レトロで昭和な雰囲気のモトコーを残してください」と世論に訴えています。

大前まさひろ神戸市議も参加


(兵庫民報2018年4月15日付)

「現代中国」理解へ近現代史学ぶ

日本中国友好協会加古川支部では「現代中国」理解のために岩波新書シリーズ「中国近現代史」をテキストに、第三巻(孫文死去以後)から月一回のペースでの学習を進め、四月七日に第五巻「開発主義の時代へ」の十回目を終え通算三十回を終えました。毎回十名から五名の参加者が討論しながら進めています。
第五巻は、鄧小平時代から、江沢民・胡錦濤・習近平時代の開始まで。
討論になった内容を紹介しますと、中国の急速な経済発展をもたらした「改革開放」政策は、いつからどのような進展と停滞、挫折があったか。また政権中枢の保守派=左派(計画経済論者)と内部でどのような攻防があったか。討論でリアルに学びました。
一九八〇年代胡耀邦総書記、趙紫陽総理の果たした積極的役割や、また二人がなぜ失脚させられたのかを、天安門事件にもかかわって討論しました。
八九年の天安門事件以後、投資、貿易が落ち込み、活力が停滞したが、鄧小平が朱鎔基を副総理に抜擢(後に総理)。九二年年頭から武漢、深圳、広州、珠海、上海など都市を訪問(南巡講話)、「改革開放を加速せよ」と檄を飛ばし、地方政府の支持を取付けた経緯なども学びました。
討論で議論百出となったのは、「政治改革」はなぜすすまないのか、中国は「社会主義か?資本主義か?」。「社会主義市場経済とはなにか?」で討論となりました。
四月二十九日の公開記念講演会「中国はどこへ行く?」での井手啓二(立命館大学名誉教授)氏の講演と、第六巻「中国の近現代史をどうみるか」(六月三十日開始)が期待されています。
―前田清

(兵庫民報2018年4月15日付)

クリスタル短歌の会から

安武ひろ子選

すれ違う恋人つなぎの学生服春の足音聞えてくるよ
 塩野菜美

立雛の歩み出すや春の宵桃の花活け孫娘待つ
 平野万里子

寒冷えの湖畔を友とウオーキング裸木の枝丸き芽膨らむ
 広瀬弘子

母しのび集う春日に老い若き来る子らあり嬰児声あぐ
 宮川菊代

先人の開墾来たれる野や山の荒れゆく故郷見るは淋しき
 島田国子

故郷に伝わる行事「コトノハシ」朝刊に載るを目をこらし見る
 長谷川一枝

慰霊碑に知り人の名を見つけたり七年経てど悲しみあらた
 清水淑子

児童相談仲間と時を忘れて話しゆく心に残りし親子らの思い出
 正津房子

雨の日は手つなぎ友と軒伝い番傘すらも買って貰えず
 三浦良子

国民を甘く見るなよ安倍総理野党も結束正義のたたかい
 大西千鶴子

啓蟄にあなたも出でよと呼びかける虫ではなくて安倍昭恵さん
 岡本征子

(兵庫民報2018年4月15日付)

ひなたぽっころりん〈617〉

(兵庫民報2018年4月15日付)

観感楽学

米映画『デトロイト』―五十年前に起きた米国史上最大級の暴動、白人警察官による黒人殺害事件という今も続く差別主義をリアルな映像で告発した。前作でアカデミー賞監督賞を受賞した女性監督は「映画は社会問題を浮き彫りにするための道具」と語る▼ベトナム戦争遂行のために国民にウソをつき続けた歴代政権の秘密文書を圧力に屈せず暴露した『ペンタゴン・ペーパーズ』。青木理氏は「悔しいが、米国のメディアとエンターテインメント界の底力を痛感し、うらやましく思う」と評した▼韓国映画でも支配層の腐敗、暴走を暴く『弁護人』『密偵』、光州事件を告発する『タクシー運転手』などが続く。日本でも同様の題材はあふれているのだが▼イラクなどに派遣された自衛隊員が在職中に五十六人も自殺。PTSD傾向は年間千九百七十六人、うつ病は八千九百八十八人にも。その自衛隊活動「日報」の隠蔽。森友文書の改竄、捏造。官邸と官僚の癒着。マスコミ首脳と官邸が会食を重ねる馴れ合い…▼山本薩夫『金環蝕』『不毛地帯』、今井正『真昼の暗黒』などのような権力を厳しく告発する映画が今こそ生まれてほしい。映画ファンとしての強い期待だ。(K)


(兵庫民報2018年4月15日付)

2018年4月8日日曜日

原発ゼロ! カンキン300回



原発ZEROカンキン行動―原発ゼロをめざし首相官邸前行動など全国各地の行動と呼応し、二〇一二年七月六日から毎週金曜日、雨の日も風の日も、元日も一度も休まず続けられてきた関西電力神戸支社前での行動が三月三十日、全国に先駆け三百回目となりました。


原発ゼロをめざす神戸の会主催「第三百夜」と銘打って行われたこの日の行動には約二百五十人が参加。神戸支社前での抗議行動、三宮センター街を通ってのパレード、マルイ前でのアピールで「原発いらない」の声をあげました。


マルイ前では、三百回を振り返るビデオの上映、リレーコール、替え歌などが行われ、原発賠償ひょうご訴訟支援の訴えもありました。
また、宝塚すみれ発電、兵庫県保険医協会、日本共産党の堀内照文前衆院議員からの連帯メッセージも紹介されました。
通りがかった青年がこの行動をみて「こういうアピールって良いなあ」と話していたなど、「原発はいらない」という思いへの共感を広げる行動となりました。

(兵庫民報2018年4月8日付)

日本共産党尼崎地区委員会が9条まつり

駅前広場で楽しく3千万署名訴え


桜も満開の三月三十一日、阪神尼崎駅前中央公園で日本共産党尼崎地区委員会主催で「9条まつり」を開催しました。三千万署名を屋外で楽しくアピールしようと初めて試みました。党支部だけでなく新婦人の会、各地域の九条の会など、協力団体も参加してまつりを盛り上げました。
広場の中心にはステージを作り、歌や楽曲演奏、手品、腹話術、朝鮮舞踊、人形劇などで通行人の注目を集め、出し物の間に「九条を守ろう。安倍政権による改憲はさせない」と参加者や議員、民青同盟員がスピーチ。事前に物品提供を呼びかけたフリーマーケットは、開会前から買い物客が取り囲み大繁盛でした。その他オリジナル「九条缶バッヂ」や作業所手作りクッキーの仕入れ販売、九条バーガーショップなどにより得た収益は今後の三千万人署名推進に役立てます。


署名呼びかけ、シール投票は人通りの多いコンコース前で。折り鶴や平和メッセージカードコーナーも設置して呼びかけました。参加延べ人数は約千二百人、署名は五百五十筆集まりました。何よりもみんなで知恵と力を出しあい、楽しく署名運動に取り組めたことが大きな成果でした。
小村潤(尼崎市議)

(兵庫民報2018年4月8日付)

西宮芦屋市民アクションが集会・パレード

安倍政権は総退陣を


「安倍九条改憲NO!西宮芦屋市民アクション」は三月二十六日、阪急西宮北口駅南の高松ひなた緑地に約百二十人が集い、「『森友』疑惑徹底究明、安倍九条改憲ストップ、安倍政権は総退陣を市民集会・パレード」を行いました。
最初に市民アクション呼びかけ人の関西学院大学法学部教授の冨田宏治さんが、「憲法を踏みにじる改竄をやっていることは許されない。その原因をつくっていると思われる首相の手で憲法を変えるということは絶対許されない。安倍首相の退陣のために、もっともっと市民の力で追い詰めていきましょう」と強調しました。


社民党兵庫県連合代表の梶川みさお(宝塚市議)、立憲民主党桜井周衆院議員秘書の中山敦、日本共産党西宮市議の野口あけみ、新社会党芦屋市議の前田辰一、西宮市議のよつや薫、みなせん@西宮芦屋の石塚健、新婦人西宮支部の豆柄幸子の皆さんがスピーチしました。
パレードでは、「公文書改竄許さない!」「九条を変えるな!」「安倍やめろ!」などとコールしながら市民に訴えました。
シール投票にも取り組み、わずか三十分で四十八人が投票し、「安倍政権は退陣すべきだ」四十四人、「わからない」四人。公文書改竄に大きな怒りが示されました。
樫村庸一(西宮革新懇)

(兵庫民報2018年4月8日付)

灘区九条の会が男声合唱と憲法講演

3千万署名達成を訴え



桜満開の三月三十一日、灘区九条の会が、六甲道勤労市民センター五階大ホールで「男声合唱と憲法講演のつどい」を開き五十七人が参加しました。
一部は男声合唱団「なにわ」の日本の唱歌で始まり、二部は、「憲法ってなぁに?変わるとどうなる?」と題して、あすわか兵庫の川元志穂弁護士が講演を行いました。


川元弁護士は立憲主義について「王様を縛る法~憲法のはじまり~」と題した紙芝居で説明し、憲法は国のあり方を決める設計図であり、国民一人ひとりのありのままの自由や幸せを守ることが目的だと説明。そのために権力を憲法で縛り、基本的人権の尊重、国民主権、平和主義の三原則及び三権分立で権力を分けていると強調しました。自民党改憲案は個人の尊厳を守ることではなく国家を守ることになり国民を憲法で縛ることになる、また憲法九条に自衛隊を書き込めば、戦争法の合憲化に利用され、集団的自衛権の行使を止めることができなくなると指摘しました。
最後に落合淳宏事務局長から三千万署名について、私たちの周りの人たちにも署名を広げてもらうよう呼びかけて、灘区での署名目標三万三千筆を達成しようと訴えました。
参加者からは、「川元弁護士の話は分かりやすくてよかった」「安倍首相は早く辞めさせなあかん」などの感想が出されていました。味口としゆき神戸市議も参加しました。
―近藤秀子

(兵庫民報2018年4月8日付)

九条の会.ひがしなだ―憲法学習講演会

劇団「あすわか」有志とコラボ

「九条の会.ひがしなだ」は四月一日、神戸市東灘区内で、「え!憲法に自衛隊!~『書くだけ』って、ホント?」と題して、憲法学習講演会を開催しました。
開会挨拶で、深草徹共同代表が、「クーデターとは、フランス語の原義に従えば、『国家が社会に加える打撃』という意味だが、安倍政権はまさにその典型」と厳しく批判しました。
学習の冒頭では、若手弁護士で構成する劇団「あすわか兵庫」の有志が、本邦初公開の寸劇で、「憲法に自衛隊を書き加える〝安倍九条改憲〟」の危険性を鋭く告発しました。
脚本担当の吉田維一弁護士は、「権力は必ず腐敗するもの。安倍政権は、平和主義を破壊する加憲の本質を誤魔化し、違憲性批判をそらしているが、専守防衛どころか、すでに世界有数の軍隊になっている自衛隊のリアルな実態を分かりやすく訴え、広く知ってもらおう」と強調しました。
最後に「憲法は私たちのもの。政府ではなく、私たちが決める」と、オリジナルの「憲法の歌」を歌い、「三千万署名の成功で安倍退陣へ」の決意を新たにしました。

(兵庫民報2018年4月8日付)

宝塚安倉地域後援会―憲法を学ぶ集い

自民党憲法草案の内容に「ええっー」

講演する勝部氏

宝塚市の日本共産党安倉地域後援会は三月三十一日、憲法九条改悪断固ストップの願いを込め、宝塚総合福祉センターで「憲法を学ぶ集い」を開きました。
初めに「九条改憲って何?」(憲法共同センター製作DVD)を視聴し、安倍九条改憲の狙いと危険性を学習しました。
続いて元小学校教諭の勝部昭義後援会世話人が「九条を学びませんか? 日本はどこへ? 暮らしはどうなる?」と題して講演。「自民党の憲法改正草案を爆発的にひろめる有志連合」(自爆連)の『あたらしい憲法草案のはなし』と、日本国憲法制定後に文部省が発行した『あたらしい憲法のはなし』(一九四七年)という教科書を比較しながら話をすすめました。
自爆連の冊子は、「『強く美しい国』は、国外の敵(日本をこうげきしてくる国)と勇敢に戦い、国内の敵(政府に反抗的な人びと)を強い力でだんあつしなければ、つくれません。ですから憲法の三原則を変更し、国防軍をつくって、緊急事態条項をもうけたのです」と自民党改憲案の狙いを解き明かしています。会場に「ええっー」と驚きの声が上がりました。
また、大日本帝国憲法が戦争国家づくりの憲法であったことも資料を使い解明しました。
「ためになった」「五月三日までの三千万人署名にもっと取り組まなきゃ」などの感想が寄せられました。
「集い」には、ねりき恵子県議と、となき正勝宝塚市議も参加しました。約三週間の準備でしたが、三十人近くの参加があり、ミニバザーも好評でした。
―勝部昭義

(兵庫民報2018年4月8日付)

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