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2018年2月13日火曜日

観感楽学

ソフト会社に勤めていたころ残業はあたり前でした。毎月四十時間ぐらいの残業は普通にしていました。この業界では他社でもこれぐらいは普通にしていたと思います▼入社したころは、プログラムを書くのが楽しく時間を忘れて作業をしていたので残業をしている感覚はありませんでした▼しかし、年月が経つとプログラムを書くことも少なくなり、管理業務がどんどんと増え会社の方針に沿う会社人間になっていました。もう「プログラムを書くのが楽しい」なんてことも思うことも無くなっていました▼いま世間では「働き方改革」「残業時間の上限百時間」などと言っています。私の感覚では、月四十時間以上の残業となると体が辛かったように思います。その倍以上の百時間もの残業を数カ月続けると体調を崩すのではないかと心配になる数字です。百八十時間の残業をした経験もあり辛さは分かっているつもりです▼そもそも残業が発生していることが問題で残業をしなくても作業が終われるように対策を講じるのが本来の姿です▼実際に残業を無くすのは難しいとは思いますが、だからと言って「残業時間の上限百時間」という発想もおかしいと思います。(ふ)


(「兵庫民報」2018年2月11日付)

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