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2017年11月26日日曜日

安倍9条改憲NO!3000万署名各地で宣伝

憲法共同センターが神戸大丸前で

〝戦争の悲惨、繰り返したらあかん〟高齢の女性が署名


憲法改悪ストップ!兵庫県共同センターは十一月十九日、神戸大丸前で「安倍9条改憲NO!憲法を生かす全国統一署名」のスタート宣伝を行いました。
津川知久共同センター代表、成山太志兵庫労連議長、松田隆彦日本共産党県委員長がマイクを握り署名を呼びかけ、加盟団体の組合員、会員らが署名板をもちました。
須磨区の女性(83)は、「教育勅語はいまでも暗記している。当時は洗脳されていた。夫は神戸と疎開先で二度も焼け出された。戦争の悲惨を二度と繰り返したらあかん」と友人といっしょに署名に応じました。
「地元の三木で宣伝しているのを見て、協力したいと思っていた」と歩み寄ってきてくれた若い女性や、「国民を危険にさらすなんてどこの国の政治家か」と憤慨する三人づれ、「早く安倍総理をやめさせなくては」と語る女性などが次々と署名に応じていました。なかには署名に応じながら二十円をカンパする高齢者もありました。

神戸市北区の会がコープデイズ前で

〝今、学校で憲法を学んでいる〟と話を聞く中学生


戦争法に反対する神戸市北区の会は十一月十九日、コープデイズ神戸北町前での「ピースアクション」で「安倍9条改憲NO!憲法を生かす全国統一署名」の取り組みをスタートさせました。
午前十時から十五人で、全国市民アクション作成ののぼり・ポスター・横断幕を掲げ、北区の会のチラシ、「北区九条のつどい」のチラシも配りながら、署名を呼びかけました。一時間の宣伝で五十一筆を集めました。
四人の女子中学生が、今、学校で憲法を学んでいて、憲法九条を変えることがなぜいけないのか興味を持っていると言って、署名を訴える会員の話を熱心に聞いてくれました。
会員の一人が、父がビルマのインパール作戦で戦死したこと、その戦争で日本人が三百万人以上、アジア全体で二千万人以上亡くなったこと、戦後は憲法九条のもと戦争で日本人は一人も亡くなっていないことを話しました。
また、「北区九条のつどい」(十一月二十六日十四時、すずらんホール)では日本の安全保障で憲法九条を生かすことがどうして大切なのかについて防衛庁出身の柳沢協二さんが講演することも案内しました。
中学生らは「帰って家の人と話し合ってみる」と話し、会員からは全国統一署名を進めている全国市民アクションのホームページを見てみることもすすめました。
(吉田耕三=戦争法に反対する神戸市北区の会)
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北区の会は毎月十九日、月ごとに鈴蘭台駅前、北鈴蘭台駅前、コープデイズ神戸北町前、藤原台エコール・リラ前で「ピースアクション」を行っています。


(兵庫民報2017年11月26日付)

市民と野党の共闘:「共闘の絆」財産にたたかいさらに

今回の総選挙で日本共産党は、比例近畿ブロックで四議席から二議席へと後退し、堀内照文前衆議院議員の議席を失いました。大変残念な結果であり、原因は党の力不足にあります。党内外のみなさんのご意見に耳を傾け、県委員会として総括します。同時に、今回の選挙では、市民と野党の共闘に奮闘した結果、県内各地で「共闘の絆」がつくられ、たくさんの友人を得ることができました。このことは、今度の選挙の最大の財産となりました。
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兵庫では、六区と九区で日本共産党が予定候補を降ろし、六区は立憲民主党、九区は新社会党県書記長の無所属候補を野党統一候補としてたたかいました。そして、そのことが共闘の機運を高める力にもなって、三区、七区、八区では、社民党、新社会党、緑の党の各党と、みなせんなどの市民団体が、共産党候補を野党統一候補として支援し、その他の選挙区でも、共産党候補を他の野党や無所属の地方議員、市民団体などが応援演説を行ったり、支援のための集会を開くなど、共同が広がりました。
新社会党の粟原富夫県本部委員長は、わが党の応援のために街頭にたち、「私たちは国政に議席がない政党であるにもかかわらず、国政で大きな力を持つ共産党の候補者を降ろしていただいて統一する。本当に、野党と市民の共同、本気の共闘ということはこういう意味なんだと理解いたしました」と訴えられました。
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選挙後、わが党が、共闘勢力全体が議席を増やしたことを「大きな喜び」と表明したことに対して、県内でともにたたかった他党の方々から、「あの発言に感動した」「涙が出ました」などの声が寄せられました。これらの発言は、希望の党の結成と、それへの民進党の合流という逆流に抗して、わが党が、予定候補者を降ろす決断をふくめ、共闘を揺るがず貫き、歴史的な役割を果たしたことへの兵庫県党全体に対する評価です。
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そして、各地で一緒にたたかった市民や野党の方々が、選挙結果を受けて「がっかり感」を乗り越え、この共闘をさらに発展させよう、そして、九条改憲を許さないたたかいをはじめ、次に向けて「ともにたたかおう」と意気軒高な姿勢を示しておられることも、今後の大きな希望です。
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逆流を乗り越えて、共闘を貫くうえで、この間の共同の努力の粘り強い積み重ねが、力になりました。その一つは、昨年二月に結成された総がかり行動兵庫を軸にした、立憲主義と民主主義を守るための共同です。憲法共同センターと1000人委員会、九条の心ネットワークによる共同が、多くの困難を乗り越えて実現し、その後も共同の旗を掲げていることです。
もう一つは、県内各地で、市民連合やみなせんなど、多様な市民団体によって、市民と野党の共闘を後押しする運動と組織づくりの努力がすすめられたことです。
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選挙戦のなかで、ともにたたかった市民の方々が、共産党の活動や訴えに直接ふれるなかで、共産党への信頼感を深め、比例もふくめて、共産党の前進を願う人も生まれてきました。
みなせん尼崎の阪本賢士さんは、選挙後、「自分も共産党員の方に負けないぐらいの気持ちで堀内さんを応援した」と述べ、フェイスブックでこういうコメントをよせてくれています。「共産党アレルギーはもったいない」「党員に名前を変えたらと言ったこともあるが、党員のみなさんは誇りを持っている」「上手にやるよりも、誠実にしていたらいつかは理解してくれると思って進む、高倉健みたいな政党だと思いました」と。大変うれしいメッセージです。
同時に、党躍進への期待の広がりを、今後、「比例を軸に」現実の選挙結果に結びつけるためには、さらに広い人々に、党そのものを理解してもらう努力がもっと必要だと思います。
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市民と野党の共闘を前進させながら、いかにして日本共産党の躍進をかちとるか――これは、新しい努力と探求が求められる課題です。そのために二つの取り組み①党をまるごと理解し、支持してもらうための「集い」の開催②党員拡大を根幹にした党勢拡大―に、今こそ力をつくすことが求められています。
(RM)


(兵庫民報2017年11月26日付)

但馬革新懇主催の第4回平和の集い

「今こそ核兵器のない世界」めざし、安倍9条改憲NO!署名・ヒバクシャ署名を広げよう


「今こそ核兵器のない世界を」をスローガンに、但馬革新懇主催の第四回平和の集いが十一月十九日、豊岡市民会館四階大会議室で開催されました。
総選挙と豊岡・朝来市議選、新温泉町議選の選挙結果を受けての最初の集会になりました。
午前中は、日本原水協製作のドキュメンタリー映画『一歩でも二歩でも』が上映され、平和のうたごえコーナーでは、但馬年金者組合や新婦人、母連などが「折り鶴」など全員で大合唱しました。午後からは関西学院大学教授で原水爆禁止世界大会起草委員長の冨田宏治氏が「今こそ核兵器のない世界を」と題し、核兵器禁止条約の意義と課題について詳しく講演しました。
冨田氏は、核兵器禁止条約が国連加盟の六割を超える百二十二カ国の賛成で採択されたこと。日本は交渉会議で条約に反対し、交渉不参加を表明したこと。コスタリカのホワイト議長や中満泉国連軍縮担当上級代表、日本被団協など市民社会の努力により、核兵器の違法性が宣言され、核兵器に「悪の烙印」が押されたことなどを説明。最後に核兵器は市民と兵隊を区別せず、人間の尊厳を否定するものであり、核兵器廃絶の運動を広げようと呼びかけました。
約九十名の参加者からは、「核兵器の違法性がよくわかり、元気がでた」「安倍政権の核抑止力を断ち切るために、安倍退陣の運動を」など感想がありました。
集会の最後は「平和へのアピール文」を採択。三千万署名とヒバクシャ署名を市民に訴え、改憲を許さない運動を広げ行動しようと確認しました。
(藤原敏信=但馬革新懇事務局)


(兵庫民報2017年11月26日付)

日中国交正常化45周年記念講演

民間交流の大切さ強調:中国社会科学院大学院の胡澎教授


日中国交正常化四十五周年を記念し、日中友好協会関西ブロック主催で「現代中国問題」講演会を芦屋市民センターで開催し、四十人が参加しました。
講師の胡澎さん(写真の緑の服の女性)は、日本留学後、中国社会科学院で日本研究に携わり、現在、同大学院教授・日本社会研究室長。「日中関係と民間交流の新たな扉を開く―日中国交正常化四十五周年に寄せて」と題して胡さんは、自身の学生時代・八〇年代に日本の映画、アニメが中国で流行し、日本を知るきっかけとなったことや、日本留学時、親身に世話をしてくれた日本の人々のことなど、民間交流の役割と大切さを話しました。
現在の日中関係については、歴史問題・領土問題などで摩擦が絶えないが、「平和と発展」のテーマは変わらず、両国の貿易・経済や人的交流による両国国民の恩恵はかつてなく大きく、これは両国の国民の手によってもたらされたものでかけがえのない宝。
「しかし国民感情は親密にはなっていない。どう解決するか」という問題について胡さんは、国交正常化四十五周年を期に一九七二年の日中共同声明をはじめとした「四文書」と「平和」「友好」「協力」の三つのキーワードが日中関係の基本精神と原点だとして、初心に帰る「原点回帰」が重要と強調。社会科学院日本研究所が発表した「日中発展の基本的見解」―①歴史を正しく受け止め未来をめざす②原則を守り信頼関係の蓄積③経済協力を通じウイン・ウインをめざす④交流を深めおだやかな共存関係の構築⑤お互いの違いを受け入れ、摩擦を防ぐ⑥平等に接し、次世代に平和を残す―の六点を示しました。
参加者から「国と国でなく人と人が対話することが日中友好を成熟させるのだと思った。学生の立場としても日中交流を大切にし、互いにウインウインの関係を築きたい」などの感想が寄せられました。(前田清=日中友好協会県連会長)


(兵庫民報2017年11月26日付)

治安維持法国賠同盟高砂支部総会と「つどい」

暗黒政治と戦争を再び許さず

治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟(治安維持法国賠同盟)高砂支部は第三回総会と「つどい」を十一月十九日、高砂市ユーアイ帆っとセンターで開催しました。
治安維持法国賠同盟は、戦前の歴史の真実を明らかにし、日本国民の平和と民主主義のためのたたかいの伝統を受け継ぎ発展させること、このたたかいの故に国家権力による弾圧を受けた人々に対する国の謝罪と賠償を実現しようと結成され来年で五十周年。兵庫県本部は三十五周年を迎えます。高砂支部は結成から実質二年、会員は八十二人になりました。
来賓の岡正信中央本部常任理事は、総選挙の結果にふれ、「野党の分裂という危機に瀕した際に日本共産党は六十七人の候補者を降ろし、身を挺して逆流を止めた。このことに多くの知識人からも激励の声があがっている」と述べました。
総会では、高砂にも三菱製紙労働者など治安維持法犠牲者がいたことが紹介され、「暗黒政治と戦争を再び許さない」ことを誓い合いました。新役員を代表して井上治支部長が挨拶をしました。
第二部の「つどい」では東播センター合唱団有志による小林多喜二、管野須賀子にちなむ歌は参加者の胸にしみ入りました。記念講演は安武ひろ子元参院議員が「戦争体験から、戦争への道は許さない」と題して話しました。神戸空襲の生々しい体験に涙をぬぐいながら聞き入る人もいました。
「本当によい総会でした。また来年も呼んでね」と感想をよせる参加者もいました。
この催しは、朝日新聞、神戸新聞でも事前に紹介されました。(小松美紀江=同同盟県常任委員)


(兵庫民報2017年11月26日付)

学び舎教科書で歴史を学び直す


西宮市で「目からウロコの歴史教科書カフェ」が毎月続けられています。「子どもの側に立って、子どもの目を意識しながら」作られた中学歴史教科書『ともに学ぶ人間の歴史』(学び舎発行)を読み、語り合い、理解を深めています。
目からウロコの歴史教科書カフェ
12月2日(土)14時~16時/プレラにしのみや4階学習室/テーマ:日露戦争ってどんな戦争だった?―「ロシアに勝った」って本当?/参加費300円(小中高生無料)/☎0798‐71‐3920(新婦人西宮支部)


(兵庫民報2017年11月26日付)

多可町議選:酒井よう子氏無投票当選

多可町議選は十一月十四日に告示されましたが立候補が定数十四と同数のため無投票となり、日本共産党の酒井よう子氏(57)=新=が当選し、日本共産党の現有議席を確保しました。


(兵庫民報2017年11月26日付)

多可町長選―辻誠一氏及ばず

多可町長選挙は十一月十四日に告示されに新人四人が立候補、十九日の投開票の結果、「あったか多可町をつくる会」の辻誠一氏(46)は二千二百十一票(得票率一九・四〇%)を得ましたが及びませんでした。当選は自民推薦の吉田一四氏(61)。(投票率六三・九六%)


(兵庫民報2017年11月26日付)

厚労省「過労死等防止対策推進シンポジウム」

企業トップ先頭に職場を変える必要

「過労死をゼロにし、健康で充実して働き続けることのできる社会へ」を掲げ「過労死等防止対策推進シンポジウム」が厚生労働省の主催で十一月十七日、神戸市産業振興センターで開催されました。このシンポには過労死等防止兵庫センターや兵庫県過労死を考える家族の会、社会保険労務士会や兵庫県弁護士会などが協力しています。
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代々木病院の天笠崇医師が「過労自殺を防ぎ働く人の命を守ろう」をテーマに基調講演を行いました。
大手広告代理店での過労自殺などを機に努力はあるが過労死・自殺は減っていないと警告。長時間労働やハラスメントなど職場のストレスでうつ病などを発症し、過労自殺に追い込まれる流れをデータも示し、これは本来職場で防げるものであり、企業トップが先頭に職場を変える必要を強調しました。
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兵庫労働局の片野圭介監督課長は、長時間労働が疑われる会社では月八十時間を超える違法残業が四割、平成二十八年度には過労死等との認定が三十六人、警察統計で勤務原因自殺が百十二人もあったがまだ氷山の一角だと現状を報告。やはり、長時間労働やパワハラを容認する企業風土をトップが先頭に変える必要を語りました。
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過労死を考える家族の会からは体験が報告されました。
*結婚四年、三十歳で夫が急死。夫は仕入れ販売など一手にまかされていたが、残業代は一定額で超えた分はサービス残業だった。亡くなったあと「過労死110番」で相談し、訴訟・和解したが九年半かかった。人は幸せに生きるために働いているのにそこで亡くなるなんて。もう過労死はなくしてほしい。
*自治体の福祉職場の長時間と緊張した仕事のなかでうつ病を発症したが、労災申請が認定されず退職。いまはゆっくりサポートの仕事ができるようになった。
*夫はIT関連でリーダーをしていた。月百五十二時間の残業で大動脈解離を起こし、一命はとりとめたが障害が残った。管理職の教育や正確な労働時間管理など企業のコンプライアンスが必要。企業の繁栄は社員あってこそです。
*息子は二十歳で過労自殺した。上司のパワハラ、百時間超える残業。「辞めたい」というと「お前が辞めたら出身校からもう採用しない」と脅され辞められなかった。親としてうつや過労死の知識がなかったことを悔いている。社会を変え働く人を守りたい。
家族の会が高校、大学で行っている啓発授業を受けた学生のインタビューを坂本知可弁護士が映像で紹介。「サービス残業こわい」「アルバイトで半分社会人になった。でも違法行為に一人では言えない」「他人事ではない」と語る映像が流されました。
企業の実践例について企業・労組からも報告され、後援する兵庫県、神戸市からも挨拶がありました。
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閉会挨拶で藤原精吾弁護士・過労死等防止推進兵庫センター共同代表幹事は、「今日のシンポで何を変えなければならないかも明らかになった。実践するのは私たちだ。憲法が保障する権利を生かし、いっしょに企業を変え社会を変えていきましょう」と呼びかけました。


(兵庫民報2017年11月26日付)

防止対策推進兵庫センターが総会

「過労死等防止対策推進シンポジウム」に先だって過労死等防止対策推進兵庫センターの第三回定期総会が開かれました。
渡部吉泰弁護士が開会挨拶で、「過労死を生む長時間労働は減っていない。賃金も上がってないから残業せざるを得ないことになっている。ここを変えないと過労死はなくならない」と指摘しました。
今西雄介弁護士がこの間の大学・高校への啓発授業などのとりくみと次年度方針などを提案。討論を経て方針等を確認しました。
討論のなかで藤原精吾弁護士が、過労死をはじめて学会でとりあげるなど大きな貢献をし、十一日に亡くなった上畑鉄之丞氏について報告。
堀内照文前衆院議員は、「政府がすすめる『働き方改革』は生産性向上のための人減らしまで持ち上げるもの。今後もごいっしょに過労死などうまない社会のためにがんばりたい」と発言しました。


(兵庫民報2017年11月26日付)

済生会兵庫県病院の存続・充実求め学習会


済生会兵庫県病院の存続・充実を求める会は十一月十九日、北神区民センターで学習会を開催しました。
浜本宏代表が、「三田市長が三田市民病院の医療圏域を越えた統合再編を検討しており、北区では済生会病院が対象になる。済生会病院を守るために、三回の地域ビラを発行し、駅頭やショッピング前での署名も進めているが、自民党から住民運動を敵視するニュースが発行されるなかで、改めて正確な情勢を学び、確信をもって運動を進めよう」と挨拶しました。
兵庫の地域医療を守る会の今西(筆者)が、安倍政権のもとで進められている医療費抑制と、知事による公立病院統合再編が全県で進められていることと、三田の市民病院「改革」の現状を紹介し、済生会病院を守る住民の声をオール北区の署名運動にして広げることを呼びかけました。



日本共産党の金沢はるみ神戸市議(写真)が、県の地域医療構想にもとづき、北区でも公的病院の病床再編が進んでいること、市議会で済生会病院を守るため引き続き奮闘することの決意を表明しました。
三田の地域医療と介護をよくする会の東浦徳次代表が、三田市でも市民病院を守る署名運動を開始したことを紹介し、エールの交換を行いました。
(今西清=兵庫の地域医療を守る会代表)


(兵庫民報2017年11月26日付)

「秋の文化講演会」:岩崎明日香さんが講演

小林多喜二・宮本百合子の遺産を引き継ぎ発展させる作品を


日本共産党兵庫県文化後援会は十一月十八日、県立中央労働センターで、新進作家・岩崎明日香さんを招いて「秋の文化講演会」を開催しました。
講演会は濱本鶴男文化後援会副会長(兵庫多喜二・百合子の会会長)の司会で進められ、段野太一会長、小林明男共産党兵庫県委員会常任委員の挨拶に続いて、元町界隈で人気者のマジシャン、モハメッド・福岡さんの手品を楽しみ、講演に移りました。
岩崎さんは日本民主青年同盟東京都委員長を務めたあと現在、日本共産党中央委員会の国民運動委員会で活動、また日本民主主義文学会幹事でもあり、昨年、小説「角煮とマルクス」で民主文学新人賞を受賞した若い世代を代表する作家です。
岩崎さんは、総選挙の結果をうけて「文学と政治 今考えたいこと」をテーマに講演。受賞作「角煮とマルクス」の内容を紹介しながら、現代を生きる人々、とりわけ自己責任論で自縛させられている青年労働者に人間の尊厳と連帯で生きる勇気を与えていくことの大切さを指摘しました。
▽バブル経済崩壊後労働運動が低迷し、非正規労働者が増え、しかも労働環境が過酷になるもとで苦しむ労働者が多数いたが、3・11の原発事故やその後の安倍政治に反発する国民運動と連帯してたたかいに立ち上がる青年学生も広がりつつあり、状況は明らかにかわりつつあること▽こうした状況は文学の世界にもいろいろ屈折しながらも反映し「九条を守る会」でも文学者が大きな役割を果たしていること▽民主文学も、いまこそ小林多喜二や宮本百合子の遺産を引き継ぎ発展させる作品を創作することが求められていること―などを感銘深く語りました。
参加者からは「若い世代のみずみずしい感性に触れて心が軽やかになった」「『文学』とは生き方だ、ということを感じることができた。すばらしい方が党に居られることに大きな安心と感動を覚えた。素晴らしい一日になった」などの感想が寄せられました。(堤隆二=文化後援会事務局長)


(兵庫民報2017年11月26日付)

神戸映画サークル協議会12月例会:『ヨーヨー・マと旅するシルクロード』

音楽と異文化そして人との交わり



世界的なチェロ奏者であるヨーヨー・マが立ち上げた「シルクロード・プロジェクト」を取り上げた作品。彼を中心として四人のメンバーに焦点をあてた、彼らの音楽と「旅」のドキュメンタリーです。
このプロジェクトを追ったのはモーガン・ネヴィル監督。トップスターたちの陰に隠れてきたバックシンガーにスポットを当てた『バックコーラスの歌姫たち』(二〇一三)でアカデミー長編ドキュメンタリー映画賞を受賞しています。
現在と過去、世界各地の風景、演奏、人との出会いなど、時間と場所を自由自在に移動しながら各自がたどってきた道を振り返ります。その中で伝統を守りながらも「音楽の可能性」を追う姿が紹介されます。そして、音楽にとどまらず、伝統の継承と異文化の交わりまで広がりをもった世界を描いています。
ヨーヨー・マの多彩な演奏が紹介されるのはもちろんのことですが、ケマンチェ(バイオリンのルーツとなる楽器)の奏者であるイランのケイマン・カルホールや中国の琵琶(ピパ)奏者のウー・マンなどの民族楽器の演奏を聴くことができるのも大きな楽しみのひとつです。
映像、音楽、楽器に人々の輪も交じり合ったまさに「アンサンブル」的作品です。(岡風呂賢)

映画『ヨーヨー・マと旅するシルクロード』

12月1日(金)①11時30分②14時30分③19時、2日(土)①11時30分②14時30分、3日(日)①11時30分②14時30分/2015年・アメリカ・95分/神戸アートビレッジセンターKAVCシアター/一般当日1,700円(前売:1,300円)、シニア・障がい者・大学生以下1,300円/☎078‐371‐8550、URL http://kobe-eisa.com/


(兵庫民報2017年11月26日付)

兵庫山河の会「山河」79号より

「見返りは民主主義だ」と晃さん立憲伸びて褒めるはすごし
 岸本 守

身を切りて野党と市民共闘を果たす党こそ筋通す党
 塩谷凉子

戦争を語り残せと生かされいる命と思うわが残生は
 安武ひろ子

若者よすばらしきデモ・プラカード「お前が国難」「希望に絶望」
 古賀哲夫

歳ふりて歳ふりて尚夢はるか夢のためにビラを手わたす
 山下 勇

平和なるノーベル賞はICANに核禁の想ひ遂に届きぬ
 西澤 愼

手に取りてもっこくの実をよく見れば赤く輝くルビーのごとし
 新井 幸

孫娘の結婚式は情熱的披露宴にて二人でギタ―を
 鵜尾和代

くずれゆく「安全神話」も辞書にのりいかなる文章となりて続くか
 古賀悦子

まいらせてもらへることのありがたき血縁なけれどこの身の限り
 石井敏子

大和路を米寿の君のもとへ行く笑顔に逢える喜び胸に
 高木庸子

遊園地子ども遊具が出来上がり歓声やまぬ日が暮れるまで
 大中 肇

一枚の絵を探したるひとひなり青をバックにゴッホの自画像
 古谷さだよ

つわぶきに黄菊白菊咲きていし廃屋の庭ゆめの如しも
 山下洋美


(兵庫民報2017年11月26日付)

画:亀井洋示




(兵庫民報2017年11月26日付)

観感楽学

審議抜きでの冒頭解散を「国難突破解散」と名付けた安倍首相。特別国会でも北朝鮮情勢と少子高齢化を「国難」と称し、国民の信任なければこれを乗り越えることはできないと押しつけがましい所信表明をおこなった▼でも彼が「国難突破」と言うとき、それは「国民難儀の解決」ではない。困難をいっそう助長しておきながら、または自らの施策の結果でありながら「大変な事態だ」と国民を脅し、貧困格差のいっそうの拡大と戦争する国づくり推進で国民を突破していくのがねらい▼「国難」ということば、二千年前に編纂された中国歴史書の「漢書」にすでに登場している。日本ではかつての侵略戦争に国民を思想動員するため多用された。一九三七年、中国全土への侵略を開始した直後の八月に東京多摩川では「挙国一致で国難突破」という仕掛け花火も登場したそうである▼しかし今回の選挙で「お前こそ国難」と首相に向けられた怒りの反撃ステッカーは見事な切り返しであった。ただ関西人のもつ語感からすれば「お前」より「あんた」のほうがピッタリだったかな。何にせよ首相にとっての真の困難である「市民と野党の共闘」は見事に発展した。(T)



(兵庫民報2017年11月26日付)

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