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2017年12月3日日曜日

神鋼石炭火力発電所増設中止を:公害調停申し立てへ

申請者募集中(第1次締め切り12月7日)

右が稼働中の発電所、左奥の高炉を廃止して石炭火力発電所を増設する計画

神戸製鋼所が神戸市灘区に現在運転中の二基百四十万キロワットに加え、二基百三十万キロワットの発電所を増設する計画をくいとめようと、「神戸の石炭火力発電を考える会」が、同社と関西電力を相手に公害調停の申し立てを呼びかけています。
公害調停では、行政機関である兵庫県公害調査会の委員三人で構成される調停委員会が、申請者と事業者との間に入って、両者の話し合いを進め、必要に応じて調査を行うなどして、双方の合意によって紛争の解決を図ります。
「考える会」が公害調停で主張しようとしているのは――
大気汚染 汚染物質を大量に排出し、住民の健康を損なう恐れのある石炭火力発電所を建設しないこと
電磁波 発電所からの高圧送電線が発生させる電磁波により周辺住民の健康リスクを高めないこと
温暖化 膨大な二酸化炭素を発生させ、温暖化対策に逆行する計画は見直すこと
温排水 大量の温排水によって海洋環境を悪化させないこと
アセスメント 不十分な環境アセスメントをやり直すこと
申請人には、年齢、性別、国籍を問わず、兵庫県内に住んでいる人、発電所による公害の影響を受ける地域へ通勤・通学している人がなれます。実際の調停の場での話し合いは弁護士に委任。この弁護士費用や調停団の運営のために一人(一世帯)につき年三千円の会費が必要です。
第一次募集は十二月七日締め切りで、同月十四日に申請。その後も二次募集を行い、二月に二次申請を行う予定です。
また、十二月十四日には「申請報告会」を県民会館で開催します。(行事案内欄参照)
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「考える会」は、神戸公害患者と家族の会、西淀川公害患者と家族の会、公益財団法人公害地域再生センター(あおぞら財団)、特定非営利活動法人地球環境市民会議(CASA)、特定非営利活動法人気候ネットワーク、神鋼石炭火力公害問題灘区連絡会、石炭火力発電を考える市民ネットワーク、ひょうごECOクラブ、神鋼石炭火力発電所増設問題を考える芦屋市民の会と学識経験者などで構成しています。事務局は神戸市灘区の学生青年センター内、☎080・2349・0490。
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神鋼石炭火力公害問題灘区連絡会と日本共産党灘区委員会は十一月二十五日、灘民商会議室で公害調停についての学習会を開き、今後の取り組み方などについて意見交換をしました。党高羽後援会は十二月三日に学習会「ストップ! 神鋼石炭火力発電所増設」を開きます。

神戸製鋼石炭火力発電所増設計画に対する公害調停申請報告会

12月14日(木)18時30分~20時30分/兵庫県民会館10階福の間/増設計画に対するこれまでの活動と公害調停までの経過報告、今回の公害調停の内容について、申請人・団体のメッセージなどを予定/参加無料/主催:神戸の石炭火力発電を考える会・神戸製鋼石炭火力公害調停弁護団/会事務局☎080‐2349‐0490、Email kobesekitan@gmail.com、URL https://kobesekitan.jimdo.com/


(兵庫民報2017年12月3日付)

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