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8月 28, 2016の投稿を表示しています

戦争法を廃止せよ:兵庫県内各地で19日行動

戦争法強行採決の昨年九月十九日以後、毎月十九日には国会前をはじめ全国で、いっせいに戦争法廃止を求める連帯行動がとりくまれてきました。八月十九日には、神戸をはじめ各自治体、地域で多彩な行動が行われました。

神戸
神戸元町・大丸前では、直前まで激しい雨でしたが、憲法改悪ストップ兵庫県共同センターがよびかけ、労組、市民団体が集まり宣伝をしました。

日本共産党の松田隆彦県委員長も弁士に立ち、安倍首相は選挙では憲法問題を語らず、多数議席を占めたら改憲を言い出すのはひきょう極まりないと批判。自衛隊の南スーダン派遣で危険がせまっていることを訴え、戦争法廃止・憲法を守る共同のたたかいを発展させようと訴えました。

若者が「応援してます」とこたえてくれたり、夫婦で「その通り。安倍さんの暴走やめさせて」との声を寄せてくれるなどの反応がありました。

丹波

丹波市では十九日、春日のアルティ(スーパーマーケット)前に十一人が集まり、初めに演説をしたあと、みんなでコールをしながら三十分ほど町中を歩きました。

丹波市九条の会連絡会では、九のつく日(九日は氷上、十九日は春日、二十九日は柏原)に「アピール散歩」と名付けた行動を、雨の降る日も、冷たい風が吹く日も、焦げるような暑い日も、昨年からずっと続けています。「戦争法」が強行される前後は参加者も多く、毎日のように行いました。

今は月に三回、十人前後の参加者ですが、「戦争法」を絶対に廃止しなければ、と頑張っています。(藤井元洋=同連絡会事務局)

加印

加古川駅前広場では、加古川市・高砂市・稲美町・播磨町の「戦争させない・憲法壊すな二市二町総がかり行動実行委員会」の呼びかけに応え二十九人が参加して、シール投票、タペストリーやスローガンの掲示、リレートーク、コールを繰り返し、安保法制廃止をめざして宣伝行動が取り組まれました。
(立花俊治)

明石

「安保法制(戦争法)廃止・総がかり行動明石」は十九日夕、明石駅前で「戦争法は廃止・野党共闘の前進、アベ改憲は許さない」と宣伝活動を行い、五十人が参加しました。

強行採決からちょうど一年となる九月十九日に午後三時から明石公園で行う集会とパレードの案内ビラは用意した五百枚すべてを配付しました。

尼崎

ストップ戦争法立花連絡会は、十九日夕、立花駅南側で定例の宣伝行動を行いました。昨年の九月十九日に戦争法が強行されて以来…

強行採決から1年:9月19日11時~13時一斉宣伝を

総がかり行動兵庫県実行委員会が呼びかけ
戦争法強行採決から一年となる来月・九月十九日には神戸、姫路、尼崎はじめ県内全地域で十一時から十三時の間で宣伝を行おうと、5・3集会を開催した「総がかり行動兵庫県実行委員会」が呼びかけています。


(2016年8月28日付「兵庫民報」掲載)

「ストップ!神戸空港」の会総会

「ストップ!神戸空港」の会は八月二十日、第十五回総会と学習会をあすてっぷKOBEで開催しました。

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神戸空港は、今年二月に開港十周年を迎えました。しかし旅客数も空港用地の土地売却も当初計画を大きく下回っています。空港本体の運営では、十年で合計十六億円の大赤字です。久元喜造神戸市長は、起死回生を空港「運営権」の民間売却にかけようとしていますが、財政が好転する見通しは示せていません。

「会」は、市民の反対の声を無視して開港を強行する際、神戸市が「市税と雇用増加」「市民福祉に還元」などと説明してきたことの再検証をもとめました。しかし神戸市は「空港だけの効果を算出するのは困難」。実績が予測を下回っているのは「リーマンショックなど社会経済状況の激変が原因」などまともに回答しようとしていません。

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第一部の総会では、北岡浩事務局長が、開港してから十年たつ神戸空港の現状と、「会」の活動について報告しました。

「会」は空港十年を検証するフルカラーパンフレットを六千冊作成し、すでに五千冊を普及しています。北岡氏は「実態を市民に知ってもらい、今後の空港の在り方を広く議論したい」とよびかけました。

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第二部では、空港の失敗に反省することなく三宮大開発をすすめる久元神戸市政の検証をテーマに、「神戸版地方創生を斬る」と題して奈良女子大学の中山徹教授が講演しました。


中山氏は、安倍内閣がすすめる新たな国土と地域の再編計画で地域の公共施設の統廃合などが焦点となっていると指摘。人口減少のなかで東京に投資を集中し、府県をコンパクトに縮小する施策がすすめられるなか、神戸市では三宮に一極集中し、地域の小中学校や幼稚園や市営住宅、会館は再編縮小という形ですすめられようとしていることについて、「人口減少を施設の削減で対応するのではなくゆとりあるものに変えていく。限られた財源を人々の生活を支える公共事業にこそ活用するべきです。二十世紀につくられた国土や神戸市をどうするか、負の遺産もある。今の政府や神戸市長らは彼らなりに神戸をつくりかえるビジョンを示している。市民の側もどういう神戸をつくるかのビジョン・提案を考えるべきです」と述べました。

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「会」の代表委員の武村義人医師は、主催者あいさつで「安倍内閣の補正予算にあわせ、湾岸道路などあらたな大型開発も始まろうとしている。大開発の一方で地域の生活環境やイ…

後期高齢者医療広域連合議会:75歳以上の保険料軽減特例維持・継続を

8月16日に行われた兵庫県後期高齢者医療広域連合議会に兵庫県社会保障推進協議会と全日本年金者組合兵庫県本部から「後期高齢者医療の保険料の軽減特例の維持、継続を求める請願書」が提出されました。

現在、75歳以上の低所得者の保険料を平等割で9割、8.5割に、一定所得以下の所得割を5割に、被用者保険の元被扶養者の均等割を9割にして所得割をなしにする軽減特例措置が行われています。政府は、2017年度からこの特例措置を廃止しようとしています。大眉均議員は、請願の紹介議員として低所得者の保険料の軽減特例措置を広域連合として維持、継続を政府に要求してきたことから請願の採択を求めました。養父市の藤原敏憲議員は賛成討論をしました。請願は、2人の議員しか賛成がなく不採択となりました。

大眉均議員は、一般質問で特例措置を廃止された場合の影響と今後の対応について質問しました。蓬莱勉広域連合長(小野市長)は全国の広域連合とともに軽減制度の維持、継続のために要望していくと答えました。東野展也事務局長は、特例措置が廃止された場合、9割軽減で151,063人(21.14%)、8.5割軽減で112,122人(16.69%)、所得割5割軽減で63,690人(8.91%)、被用者保険の元被扶養者で61,172人(8.56%)合計388,047人と加入者の54.31%に影響が出ると答えました。

そのほか、2015年度の決算、補正予算、条例の制定、改正などが審議されました。

日本共産党の2人の議員は、保険料滞納者に対する短期保険証の交付や差し押さえ、健診の受診率向上、歯科検診の全市町での実施、医療費の一部負担金の減免などについて質問しました。

(2016年8月28日付「兵庫民報」掲載)

日高医療センターに病床全廃の動き:第4回兵庫の地域医療を守る交流集会

第四回兵庫の地域医療を守る交流集会が、兵庫の地域医療を守る会主催で八月二十一日に神戸勤労会館で開催されました。

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地域医療を守る但馬の会の千葉裕代表が、地域医療構想を受けて日高医療センターの全病床ベッドを廃止する動きが出ていることを紹介し、日高地域の住民主体のたたかいと但馬全体の力を結集して日高医療センターを守る決意を表明しました。

地域医療構想は但馬の人口減少を病床削減の理由としていますが、豊岡市では、入院患者の多い六十五歳以上の高齢者人口が二〇一〇年の二万三千九百六十五人から二〇四〇年には二万四千百九十五人へ長期的に増加していくため、むしろ病床増が求められます。日高地域の住民も病床廃止の話はほとんど知らされておらず、住民の理解も得られていません。千葉さんは、こうした地域や患者の実態をみない、住民無視の一方的な病床廃止を厳しく批判しました。

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森本真神戸市議は、先端医療センター病院と中央市民病院の統合、神戸アイセンター病院の開設など、安全性の確立されていない高額の保険診療外治療や医薬品などの開発をすすめ、研究者、臨床医と医療関連企業を集積する神戸医療産業都市の新しい動きの問題点を報告しました。

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苦瓜一成姫路市議は、県立姫路循環器病センターと製鉄記念広畑病院の統合の動向と姫路の地域医療と介護を守る会の取り組みを報告しました。

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兵庫の地域医療を守る会事務局の副島圀義さんが、県立柏原病院や県立西宮病院などの県立病院改革の動向について報告しました。今西(筆者)が当面の取り組みとして、公立病院改革の情報収集と対応、介護要支援の新総合事業化でサービスを後退させない、国保都道府県単位化に向けた準備の三つを重視すること、日高医療センターを守る取り組みを全県の力をあげて支援することを提起し、参加者全員で確認しました。
(今西清=県社保協地域医療部会代表)
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(2016年8月28日付「兵庫民報」掲載)

武庫川灯ろう流し第50回:不戦の願いこめ半世紀

平和祈願武庫川灯ろう流しの夕べが、武庫川の河川敷公園で行われ約六十人が参加しました。

武庫川灯ろう流しは、日中戦争勃発三十周年をきっかけに一九六七年から始められ、今年で五十回目。日中不再戦や被爆者支援、核兵器廃絶、憲法九条をまもる誓いの行事として続けられてきました。

会場には、四十七年前の「兵庫民報」の記事など、五十年の歴史のパネルが展示されました。

実行委員長として日中友好協会西宮支部の渡邉功さんが「歴史の教訓を伝えるのが私たちの役目」とあいさつ。世話人の辻おさむ尼崎市議は、五十年の歴史を振り返るとともに、第五回時の声明「平和への誓い」を紹介し、「今の私たちの思いでもある。再び戦争の惨禍が起こらないよう平和の精神を受けつぎ、ともにがんばりましょう」と呼びかけました。


また西宮の阿波角孝治さんが灯ろう流しの思い出、尼崎原爆被害者の会の山下喜吉会長があいさつをしました。

庄本えつこ県議、徳田稔・辻おさむ尼崎市議、いそみ恵子県議、杉山たかのり・佐藤みち子西宮市議、森しずか芦屋市議が参加しました。尼崎の稲村和美市長、西宮の今村岳司市長、八木米太郎議長、日本共産党の堀内照文衆院議員からメッセージが寄せられました。

参加者は、西宮・海清寺の僧侶の読経とともに献花し、武庫川に灯ろうを流しました。

(2016年8月28日付「兵庫民報」掲載)

地域に根付いた荒田平和盆おどり

「戦争ノー! 核兵器ノー! 原発ノー!」を掲げ荒田平和盆おどりが今年も八月十九、二十の二晩、神戸市兵庫区の荒田公園で行われました。

地域の住民や労働者、業者などでつくる実行委員会の主催で一九六七年から行われ、震災による中断はあったものの、いまや地域にすっかり定着しています。

今年は憲法施行七十年特別企画として前日の十八日に公園内の地域福祉センターでビキニ被災漁船員・遺族を訪ねるドキュメンタリー映画『わしも死の海におった』の上映会も開かれました。また原爆写真の展示も行われました。


(2016年8月28日付「兵庫民報」掲載)

芦屋「あつまれ! ひろがれ! 平和のわ」“沖縄ぬ思い”に学ぶ

芦屋市で八月二十日、「あつまれ!ひろがれ!平和のわ」が開かれ、映画『沖縄ぬ思い(うちなぁぬうむい)』(田野多栄一監督)の上映と同映画製作委員会副代表の島田耕さんによる講演があり、六十人あまりが参加しました。

「平和のわ」は、芦屋平和委員会(濱本美津子会長)主催、新日本婦人の会芦屋支部(片岡登志子支部長)共催で二〇一三年から開かれており、今年で四回目です。

同映画は、今年三月完成の新作で、オスプレイ撤去、普天間基地の閉鎖・撤去、同基地の県内移設反対の「建白書」を旗印とする「オール沖縄」のたたかいを、沖縄戦からの源流にさかのぼってとらえる長編ドキュメンタリーです。

上映に続いて「映画製作に込めた思い」と題して講演した島田さんは、今回の参院選での野党共闘につながる保革を越えた共闘のたたかいも映画は教えてくれていると強調しました。

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参加者からは、「初めて沖縄の映画を見せていただき、県民の現状をはっきり知りました。基地反対の思いが痛切に感じられ、二度と戦争をしてはいけないと祈ります。これからも心から応援します。」(市内80代女性)、「終戦前の沖縄戦、ならびにその後の取り扱いのひどさを語られたので、映画だけでは伝わらない沖縄戦の悲惨な歴史がよく伝わりました。」(市外70代男性)などの感想が寄せられました。
(平野貞雄=芦屋市議)

(2016年8月28日付「兵庫民報」掲載)

原発賛否両論をきく:非核の政府を求める兵庫の会

非核の政府を求める兵庫の会は八月二十日、神戸市内で市民学習会「徹底討論!第二弾 どうする原発、日本のエネルギー」を神戸市内で開催しました。


原発賛成の立場から東京工業大学原子炉工学研究所エネルギー工学部門助教の澤田哲生さん、原発反対の立場から元党衆院議員の吉井英勝さんが、原発の安全性や原発にかわるエネルギーの可能性などについて参加者とともに討論・意見交換しました。最初に二人からそれぞれ問題提起し、会場からも原発推進の動機、安全性、再生可能エネルギーの可能性、メディアなどから必要な情報が発信されていない、など様々な角度から質問が出され、二人がそれぞれの立場から答えました。

討論、質疑をうけ両氏は――

「人間は太陽の核融合の恩恵は、太陽が存在する限り受け続けることができるが、人工的な核分裂、核融合の恩恵を受け続けるのは今の技術では困難。将来の科学の水準について今の時点で決めつけることはできないが、今の時点では多くのことが未解明。原子力について研究はしても進めるような段階ではない」(吉井氏)。

「今日はこういう場を設けてもらいありがたかった。原子力を研究・開発を推進する立場の人たちから論客として恐れられている吉井さんと同席・対論させてもらったのは名誉なこと。原発をどうするかというのは結局のところは国民の選択にゆだねられると思うが、研究者としては、そのメリット、デメリットを誠実に伝えないといけないと考えている。有意義な場だった」(澤田氏)と感想を述べました。

参加者からは「初めてこういう場に参加した。こんなことを勉強したいと思っていた」「一人ひとりが傍観者でなく、自ら動くことが必要。正しい情報を得るためにもメディアに積極的に働き掛けるのが大事」などの声が出されました。

(2016年8月28日付「兵庫民報」掲載)

カンキン神戸:第216回

八月十九日、関電神戸支社前で二百十六回目の原発ゼロをめざす神戸行動が行われ、開始前にゲリラ豪雨に襲われるという悪条件にもかかわらず、四十人が参加しました。

参加者からは「八月十五日のNHKの特集をみた。満州への移民政策は福島などの原発と同じ。当時、移民がいなくて国からお金をもたせて満州に送り出した。原発も受け入れたら交付金。同じことやっている。でも、違うことは当時は反対運動ができなかった。今はお天道さんの下で堂々と反対できる。原発廃止のために頑張っていきましょう」

「二十七日に福井県で原発事故の大規模な避難訓練が実施される。兵庫県も避難地域になっている。しっかりチェックしてくる」

「自宅の電力を大阪ガスに切り替えて、脱関電を実現した。今後、自然エネルギーのものに切り替えていきたい」―などの思いや、オリンピックにまぎれての伊方原発再稼働、沖縄・高江でのヘリパッド工事強行などへの怒りも交流されました。抗議行動終了後は三宮までパレードでアピールしました。

(2016年8月28日付「兵庫民報」掲載)

伊方原発の恐怖:住民15,000人は人柱か?

段重喜
(2016年8月28日付「兵庫民報」掲載)

AALA連帯委と民青同盟:ASEANから平和のつくり方を学ぶ

八月十七日、兵庫県AALA連帯委員会と民青同盟兵庫県委員会は八月十七日、太田和宏准教授(神戸大学人間発達環境学研究科)を講師に、学習会「ASEANから学ぶ平和の作り方」を開きました。


太田氏は、①南シナ海問題に関連し、領土や領海の問題をどう考えるか、②ASEAN共同体の発足に至るまでの過程から何が学べるか、③アメリカや中国など様々な国がそれぞれの思惑で動き出し、この数年でアジアの状況は大きく変化している点をどう考えるのか―の三つの論点について解説しました。

①については、現在の台湾の主張やECの発足にいたる課程でもみられたように、領有問題は棚上げにして「共同管理」という方法がよいのではないかと述べました。

②について太田氏は、「フィリピンは、心情的にはアメリカ寄りだが、スービックにあった最大のアメリカ軍基地を撤退させた。イラク戦争でフィリピン人が武力集団に捕まった時にはフィリピン人の命がかかっているとして二〇〇四年に撤退した。ベトナムはアメリカが嫌いだが、第七艦隊がベトナムに入り合同演習もしている。その一方対中関係も維持。このように様々な外交要素を使って戦略的に外交を展開している」と実例をあげて解説しました。

③については、「米中が新しい勢力図を作ろうとしている中、ASEANが主導的役割を取ろうとしています。そこにどう関わっていくかが大事だ。その時にASEAN諸国は日本に、アメリカの同盟国としては関わって欲しくないと思うだろう」と指摘しました。

(2016年8月28日付「兵庫民報」掲載)

神戸映サ9月例会『イロイロ―ぬくもりの記憶』

家族の姿に温かな余韻

シンガポールの小さな家族を描きながら、家族の問題・少年の成長・資本主義社会への疑問・移民や階層の問題といった、文化や国境を越えた普遍的な価値観を散りばめ、世界中の映画祭で絶賛された作品です。

「イロイロ」とはフィリピンの地名で、フィリピン人メイド、テレサの出身地です。公共住宅、共働きの夫婦、住み込み外国人メイド、中華・マレー・インドなどの異人種共存、複数の言語を随時使い分け、独自に進化した「シングリッシュ」を話すといったシンガポールの象徴的な日常が描かれます。

本作の中国語題は「父も母も不在」。舞台となる一九九七年はアジア通貨危機の年。厳しい経済状況の中、両親は神経をすり減らして毎日を過ごしており、とても息子のことにまで思いを巡らせることができません。そこへテレサという他人が関わることで、少しずつ登場人物たちの気持ちに変化が起きるのが、この作品の見どころとなっています。

シンガポールが舞台となっていますが、世界中の家族に通じる普遍的な物語『イロイロ ぬくもりの記憶』。私たちの心にじんわりと温かい余韻を残す作品です。
(桑田葉子)

神戸映画サークル協議会市民映画劇場9月例会 9月9日(金)①11時②13時30分③16時④19時、10日(土)①11時②13時30分③16時④18時30分/神戸朝日ホール4階/監督:アンソニー・チェン、出演:コー・ジャールー、アンジェリ・バヤニ/2013年、シンガポール、99分/一般1300円(当日1700円)、シニア・障がい者・大学生以下1300円/主催:神戸映画サークル協議会 ☎078‐371‐8550、http://kobe-eisa.com//今月は第2金曜日・土曜日の開催

(2016年8月28日付「兵庫民報」掲載)

兵庫山河の会「山河」67号より

参院選終わる
(そごう前街頭演説会)
重なれる傘より落つる雨粒に靴まで濡れて身動きできず
山下洋美

公示日の演説会は満員で熱気むんむん闘志みなぎる
鵜尾和代

諦めぬ屈しはせぬと鍵盤を激しくたたく 開票終わりぬ
安武ひろ子

日本の未来のきざし統一の力示せる十一議席
山下 勇

現職の閣僚を拒否参院選民意明らか辺野古許さず
古賀哲夫

(日本共産党議席3から6に)
夜来の雨やみて夏蝉なきはじむ 議席倍増紙面に見入る
大中 肇


わが推せる候補は健闘す雨にぬるる笑顔のポスターにしばし歩を止む
古賀悦子

地球にもストレス溜まりいるらしい激しき雷雨夕立の降る
新井 幸

じゃが芋をバケツいっぱい掘りし夫小粒なれども誇らかに見す
塩谷凉子

(ベトナムの旅)
仏日米侵略故国の歴史持つベトナム人民したたかに生く。
岸本 守

(2016年8月28日付「兵庫民報」掲載)

観感楽学:美しい言葉と染みる言葉

「血を吐きながら続ける悲しいマラソンですよ」―『ウルトラセブン』第二十六話「超兵器R1号」(一九六八年放映)でのモロボシ・ダンの台せりふ詞です。惑星を吹っ飛ばすほどの兵器を地球防衛軍が完成し「これで平和が保たれる」と他の隊員が喜んだのに対し「地球守るためなら何をしても良いのか」「侵略者はもっと強力な武器を開発するはず」とダンが反論▼「なら我々はもっと強力な武器を」の再反論にダンが静かに語ったのが冒頭の言葉。八月十七日の毎日新聞夕刊に掲載された同編集長の随筆からの引用です。核兵器廃絶の強力なメッセージだと同氏は指摘しています。その文章の題は〝危うい時代に染みる言葉〟▼ところで、芥川龍之介の『侏儒の言葉』にこんな一節があります。「文章の中にある言葉は辞書の中にある時よりも美しさを加えていなければならぬ」。でも美しさはどこから?▼芥川自死から二年後、文芸評論家・宮本顕治は「我々は如何なる時も、芥川氏の文学を批判し切る野蛮な情熱を持たねばならない」と書いています。さて、真に美しい言葉、今をいっしょに生きている人々に染みていく言葉はいかにすれば紡つむぎだされるか。 (T)

(2016年8月28日付「兵庫民報」掲載)