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2016年6月5日日曜日

安保法制・秘密保護法廃止!兵庫大集会:4000人

集会後のパレード(左端:米田会長)

兵庫県弁護士会主催「憲法違反の『安保法制』&『特定秘密保護法』廃止兵庫大集会・パレード」が5月28日、神戸・東遊園地で行われ、県内各地から4千人が参加。米田耕士会長が開会挨拶で「政治的立場は様々でも憲法の枠内で政治を行う原則を守らなければならない」と安倍政権を批判し、「元気よく市民に訴えよう」と呼びかけました。

(2016年6月5日付「兵庫民報」掲載)

金田・大門事務所びらき


金田峰生(兵庫選挙区)・大門みきし(比例)両参院予定候補が5月25日に事務所開きを行いました。

事務所は、神戸市兵庫区新開地の党県委員会事務所1階、☎078‐577‐6255


(2016年6月5日付「兵庫民報」掲載)

「志位さんの話ききたい」:6・12街頭演説に期待

兵庫県の日本共産党は、小池晃書記局長演説会(五月二十二日・神戸)を確信に、参院選比例四十六万票・選挙区での金田峰生氏の勝利へ活動の大飛躍をめざして、「6・12志位委員長街頭演説」(六月十二日十四時三十分から神戸三宮・そごう前)を過去最高の一万人規模で成功させようと、各地で奮闘しています。

*

▽東灘区・本山東支部は、連日のように電話作戦。「6・12志位委員長街頭演説」を案内すると、小池演説会に参加できなかった人も、「それなら買い物ついでに行けます。志位さんの話を聞いてみたい」「演説会や集まりがあるなら参加したいです。チラシを届けてください」と反応があります。電話作戦に取り組んだ党員は、「『志位さんの話は聞きたい』と、ものすごく反応がいい」と楽しそうに語っています。

▽垂水区・東舞子支部は参院選へ名簿を整理して臨時電話を設置。五月二十七日は、おにぎりやおでんなど、炊き出しもし、電話にかじりついて頑張りました。「いつ、どこであるんですか。行かせてもらいます」との期待の声や「早くポスター張りにきてよ。大きいほうがいい」との激励も。「あとはどれだけ声をかけられるか」と連日のように電話作戦で奮闘しています。

▽加古川・野口北支部のKさんは、集金時に読者と対話。選挙協力を訴えました。「志位さんの話ききたい」など参加約束もあり、十六人の支持を広げました。

▽新婦人内後援会と県女性後援会は、「女性の力で比例四十六万・金田峰生さんの勝利必ず」と、「6・12志位委員長街頭演説」にむけて二回の「全県いっせい拡大デー」を計画。共産党を広く知らせ、二日間で全県百人の「しんぶん赤旗」読者を増やす目標で頑張っています。

▽豊岡北西支部は、小池演説会に参加し、「『支部が主役』でやるべき課題をやるべき時までにやり切ろう」と議論し、五月二十六日に統一行動。「6・12志位委員長街頭演説」の案内と支持のお願いなどに頑張りました。上田とも子豊岡市議など、五人二組で行動。支持を広げ、六人の「赤旗」読者を増やしました。

「いよいよ参院選です。今度こそ比例での共産党躍進と選挙区での金田候補勝利のために、支持を広げてください」と訴えると、「年金が引き下げられ、暮らしも大変。安倍内閣は国民のことを何も考えていない。選挙で勝ってほしい」と対話が弾みました。支部では、「選挙で勝たせてほしいと正面から訴えれば支持が広がるし、協力してくれる」「劇的情勢だから打って出よう」と話しあい、引き続き頑張っています。

▽宝塚・安倉支部は、小池演説会などに参加し「比例の躍進と選挙区金田勝利を必ず」「6・12志位委員長街頭演説への参加案内と支持のお願い、『赤旗』購読のお願いをしよう」「元読者に早く声をかけよう」と話し合い電話作戦。支持を広げ、「しんぶん赤旗」読者を四人増やしました。

支部のAさんは、「選挙は目の前。今頑張らんとあかん」と、電話で党支持と「6・12志位委員長街頭演説」のお誘い。「共産党が伸びて、政治と生活をよくしてもらいたい。頼りにできるのは共産党」などの声が寄せられました。うれしい経験に励まされ、さらに頑張っています。

(2016年6月5日付「兵庫民報」掲載)

好評!JCP magazine:店頭でも街頭でも

ワッフル店に:灘区



党東灘・灘・中央地区委員会―竹田雅洋地区委員長がお願いし、神戸市灘区にあるオランダワッフルの店「Wafelhuis(ワーフルハウス)」にJCP magazineを置いてもらっています。


居酒屋・バルにも:西宮



日本共産党西宮芦屋地区委員会青年学生部のメンバーは五月三十日、若者パンフJCPマガジンを多くの青年に届けようと、若い人たち向けの居酒屋やバルなどの飲食店が増えている甲子園口商店街(西宮市)を訪問しました。

参加したのは、地区青年学生部長の野口あけみ西宮市議、地区委員長の庄本けんじ西宮市議、佐藤みち子西宮市議、森しずか芦屋市議の四人。二組に分かれて、三十分行動し、二十軒を訪問、うち八軒が置いてくれました。

訪問先で、「日本共産党です。若者向けフリーペーパーをつくりました。置いてもらえませんか?」「学費のことや奨学金のことを書いています」とお願いすると、三十代の若い店主のところで「いま何も置いていないからどうぞ」「補充にも来てくれるんですか」など、次々と快く応じてくれました。

野口青年学生部長は、「私たちの組は十三軒訪ねて七軒で置いてもらえました。『頼んでおいて変ですが、政党のものを置くのに躊ちゆう躇ちよはありませんか』と聞くと、『ぜんぜん平気です』と返事がかえってきて、びっくりするくらいあっさり応じてくれました。フリーペーパー的なつくりも威力を発揮していると思います。さらにどんどん活用したい」と語りました。

西宮芦屋地区委員会はこの間、世代的継承の取り組みを強めようと毎月青年学生部会を開催し、最近では、地区委員会総会に県青年学生部の担当者を招き、参議院選挙で若い世代への働きかけを活動の柱にすえる要となるJCPマガジンの魅力や役割について報告してもらいました。

そうしたことを力に、この間、大学門前宣伝を四大学で五回行い、各地域支部なども青年・学生向け宣伝として、JCPマガジン配布の宣伝などにも取り組んでいます。地域の労働組合からも、「これはいい」と千部の注文が寄せられるなど、活用が広がっています。

西宮芦屋地区には、十人の地方議員がおり、それぞれにもパンフを渡して、つながりのある若者に届ける取り組みも重視。六月一二日に行われる志位街頭演説の案内とあわせて、パンフを渡すことにしています。


学校門前・駅前で:尼崎


日本共産党尼崎地区委員会は地区内にある九つの高校と二つの大学の門前宣伝に取り組み、JCPマガジンを計五百部以上、配布しています。

信号待ちをしている高校生にJCPマガジンを手渡して紹介すると、給付制の奨学金創設に共感が寄せられました。

また、地区内の保育や医療職場で働く青年にもJCPマガジンを届けようと計画しています。


民青同盟尼崎地区委員会は二十八日、阪神尼崎駅前でJCPマガジンを配布しました。


シールボードで対話になった青年は「働きながら奨学金を返しています。やっぱり高いですよね。返すのが大変です」と話しました。参加した同盟員が、JCPマガジンを開いて日本共産党の奨学金政策を紹介し、参院選で実現したいと話すと、「大事な選挙ですね。このパンフを読んでみます」と持ち帰りました。

二十歳の男性は、「今度の選挙が初めての投票です。友だちがブラックバイトで困っています」と話しました。政治を変えてブラック企業を規制しようとしている日本共産党を紹介すると、「ブラックバイトなくしてほしい」と期待が寄せられました。

宣伝に参加したN地区委員長は「選挙に行くという人も行かないという人も『こうなったらいいな』という思いを持っているのがわかった。その思いに応えるのがJCPマガジンだなと思った」と話しています。

(2016年6月5日付「兵庫民報」掲載)

内田樹さん・小池書記局長対談など収録:学者・研究者後援会のパンフレット

全国学者・研究者日本共産党後援会の「日本共産党とともに力あわせ、未来ひらく」パンフレットが好評です。

「安全保障関連法に反対する学者の会」の呼びかけ人である神戸女学院大学名誉教授の内田樹さんと小池晃党書記局長の対談などを収録。対談では、内田氏は、共産党の野党への選挙協力のよびかけに対して、「いい仕事をしたと評価しています。日本共産党はまもなく結党百年になる。世界各国の共産党が栄枯盛衰を経験したなかで、いまも国会に議席を保持している共産党は日本とフランスくらいしかありません。百年の歴史的風雪に耐えて、民主主義社会に根をおろした。その点で、日本共産党は世界的にも例外的な成熟政党だと思います」と語っています。

ほかにも、岡野八代同志社大学教授、池内了名古屋大学名誉教授、姉崎洋一北海道大学名誉教授が寄稿。日本共産党の大学政策などを掲載しています。

各大学では、「七百冊を各大学教員に届けるように段取りしている」「三百冊を、若者のJCPマガジンと一緒に教員に配布する」「前回の企画でよびかけたつながりに、手渡して読んでもらいたい」など、積極的に活用されています。

日本共産党兵庫県委員会では一部百円で頒布しています。希望される方は☎078・577・6
255(学術担当)まで。

(2016年6月5日付「兵庫民報」掲載)

論戦復帰:大門みきしエッセイ(8)

市田忠義副委員長の活動地域が京都府に決定したことにより、私の活動地域は京都府をのぞく大阪、兵庫、滋賀、奈良、和歌山の五府県になりました。残された時間、全力で駆け巡りますので最後までお力添えよろしくお願い致します。

五月二十三日、通常国会最後のテレビ中継である参議院決算委員会総括質疑がおこなわれ、私が質問に立ちました。

つい二カ月前は、病院のベッドの上で国会中継を見ながら、自分はあの質問席に戻れるだろうか、また首相や大臣と論戦できるだろうかと考えていました。それだけに質問席についたとき、これから安倍首相を追及できる喜びが切ったお腹のあたりからこみ上げてきました。

質問では、いま世界的な問題になっているタックスヘイブン(租税回避地)を利用した大企業・大金持ちの課税逃れを取り上げました。とくに日本の大企業がケイマン諸島で行っている「慈善信託」という巧妙な課税逃れのしくみを暴露したときは、麻生財務大臣に「官僚の説明よりわかりやすい、大門先生は頭がいい」と褒められました。安倍首相には、これを放置して消費税増税などとんでもない、中止すべきだと迫りましたが、「大事な社会保障費に課税逃れを当てにするわけにはいかない」と意味不明の答弁でした。当日夜の「報道ステーション」が私の質問をわかりやすく解説してくれたこともあり、たくさんの方から激励とお褒めの言葉を頂きました。論戦復帰を果たし、いざ選挙本番です。

(日本共産党参院議員・参院選比例予定候補)

(2016年6月5日付「兵庫民報」掲載)

市民にあたたかい神戸市政を〈18〉:市立幼稚園の廃園計画(2)

地域からの道理ある主張に応えず

日本共産党神戸市議 林まさひと

前号から続く)同時に、地域にとっての公立幼稚園の存続の意味の深さが、さまざまに語られ、公立幼稚園の廃園が、その地域の自治を壊し、地域のもっている力を弱めてしまうことが浮きぼりになったと思います。


  • 「住吉町住民の財産、町民の思いがつまった園庭」
  • 「福祉・教育における施設は『地域の核になれ』と言われますが木津幼稚園はまさに地域の核」
  • 「幼稚園がなくなれば、地域のつながりを途絶えさせる。市立幼稚園は送迎が当たり前なので、その事を通してPTAなどの活動もさかん。なくしてしまったら元に戻せない」
  • 「野山、自然に囲まれた環境で子どもたちは心も体も鍛えられ、インフルエンザの発症も一人だけだった」
  • 「この幼稚園で自然を学び、その後、森林学を学び、林野庁へ。今後は発展途上国に。幼稚園の経験が生かされています」

―陳情者からは、有形無形の効能が、本当に豊かに出されました。

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神戸市立幼稚園PTA連合会の陳情書にはこう書かれています。

「保護者と先生と地域で子どもを育てる―公立幼稚園を認定こども園に移行した政令指定都市もあれば、公立幼稚園ゼロの政令指定都市もあります。その中で神戸市は全国トップクラスの公立幼稚園を誇ります。他府県・他地方よりも公立幼稚園が根付いているといえます」 
「公立幼稚園の最大の特長は『全てを巻き込んだ教育』だと思います。園児と先生のみで教育が進むのではなく、保護者と地域、そして自然が大きく関わっています。保護者は毎日の送迎や親子行事などで子どもと積極的に関わり、親子の結びつきを強めます。地域は、行事ごとに近隣の方が参加し、絆を育みます。そして、自然は、四季折々の行事やふとした遊びの中で子どもたちにその多様性や温かさ、時に厳しさを教えてくれます。これだけの教育環境はどこでも揃えるというものではありません」 
「長年培ってきた幼児教育のノウハウを途切れさせることなく、より多くの子どもがそれを受けられる機会を積極的に作っていくべきだと考えます」

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この道理ある主張にたいして、教育委員会は真正面から回答することができませんでした。日本共産党神戸市議団は議会で、神戸市が閉園計画を修正したことがさらに矛盾を深めていると神戸市の矛盾を突く論陣を張り、陳情の採択を求めました。しかし、自民、公明、民主こうべ、維新・民主、志民党などの賛成多数で、幼稚園廃園の条例は可決されました。

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条例は施行されましたが、「私たちはあきらめません」(陳情者)の思いに応えるため、地域の願いにこたえる形で幼稚園を存続させられるよう、引き続き頑張りたいと思います。
(終)

(2016年6月5日付「兵庫民報」掲載)

借り上げ復興住宅:西宮市も住民を訴え

西宮市が、借り上げ復興住宅シティハイツ西宮北口の住民に対し明け渡しを求め、神戸地裁尼崎支部に提訴しました。

訴えられたのは同住宅に継続入居を希望する七世帯十人。住民と、「西宮UR借り上げ公営住宅入居者を励まし、支援する会」、借上復興住宅弁護団は五月三十日、西宮市役所内で記者会見し、提訴に抗議する共同声明を発表しました。

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期限の記載のない入居許可書をしめす
入居者の中下さん(右)

声明は、全員継続入居を認めた宝塚市・伊丹市、不十分ながら一部入居者の継続入居を認めた神戸市・兵庫県とも異なり、一律全員転居を推進する西宮市は極めて特異だと指摘。

また、▽西宮市議会が三月議会で提訴を承認したものの、訴訟手続きと並行して引き続き代理人による協議の継続を求める決議をし、訴訟に至った後であっても話し合いによる解決を放棄すべきでないと市長に求めていること▽県弁護士会も四月、継続入居の必要性にもかかわらず自治体が明け渡しを求めることができる先例を残せば、復興住宅施策制度への信頼感を喪失させる懸念が大きいとして、個別事情に配慮するよう意見書を発表していること▽同様に住民を訴えた神戸市に対し「一人ひとりが大事にされる災害復興法をつくる会」が進める「戸別借りによる継続入居を求める」署名がこの二カ月半あまりで四十四都道府県から約六千五百筆よせられていること―をあげ、継続入居を求める世論が広がっていることを示しています。

その上で声明は、入居者の居住の安定のために早期解決が望まれるにもかかわらず、訴訟は手続きの性質上、早期解決の道を閉ざす「最悪の選択」であり「復興災害の最たるもの」だと強く批判し、災害復興住宅などを「終ついの棲家すみか」として暮らし続ける「被災者居住権」を獲得するため力をあわせてたたかっていくと決意を表明しています。

記者会見する入居者ら

住民のひとり中下節子さん(78)は記者会見で、「私たちは、市営住宅として許可をもらって入居しました。期限があるとは聞いていなかったのに、三年前になって『出て行ってくれ』と言われました。こんなことが世間で通りますか。私の方が市長を訴えたいぐらいです」と訴えました。

住民には何の落ち度もない


支援する会で報告する杉山議員

「支援する会」は五月二十九日に報告集会「借り上げ住宅問題のこれまでと今後」を開催し、西宮市議会でのこれまでの論戦を日本共産党の杉山たかのり市議が報告、市との交渉経過と今後の対応について借上弁護団事務局長の吉田維一弁護士が報告しました。

また、五月十七日に第一回弁論が行われた神戸市との裁判をたたかっているキャナルタウンウエストの丹戸郁江さん(72)も挨拶しました。

吉田氏は、入居期限の記された入居許可証は一枚も存在しないことが情報公開でも明らかになっていることもあげ、入居者には何の落ち度もないと指摘し、裁判では神戸と同じ論点での争いとなるとの見込みを述べました。

西宮市長あての署名運動

その上で、シティハイツ西宮北口は全国で最初の借り上げ復興住宅であることから全国的な注目が集まっていること、いち早くこの問題をとりあげてきた日本共産党西宮市議団の努力もあり、市議会各会派も借り上げ住宅問題について認識を深め、話し合いによる解決を求めていることをあげ、市民に知らせ、世論を広げることが神戸以上に有効になると指摘し、継続入居を求める市長あて署名運動の大きな取り組みを呼びかけました。

また、神戸でも西宮でも傍聴席をあふれさせ、裁判官に世論の高まりを伝えることも重要だと指摘し、傍聴支援を広げることを訴えました。

*

なお、神戸市議会の現状について吉田氏は、弁護団が一月に行ったアンケートに対し、自民党議員団が「入居募集時より、借上復興住宅には期間があることを明示されており、一般市営住宅とは区別されていることから公平性が問われるものではない」と事実と異なる認識を示していることや、一般の公営住宅入居者と借り上げ住宅入居者との公平性について、公明党議員団が「これらの住宅に入れなかった被災者との公平性」があると述べ、公営住宅を十分に提供できなかった市の責任を棚上げにしていることを批判しました。(アンケートへの回答全文は、神戸あじさい法律事務所サイトの「活動報告」で公開されています。PDF版のURLは http://ajisai-law.jp/20160208.pdf

(2016年6月5日付「兵庫民報」掲載)

尼崎アスベスト訴訟(労災型):大阪高裁が控訴棄却

労災認定されていても石綿関連死を否定


石綿の規制を怠った国と加害企業・クボタの責任を問う尼崎アスベスト訴訟(労災型)の控訴審判決が五月二十六日、大阪高裁大法廷(佐村浩之裁判長)であり、被害者の控訴を棄却しました。

この裁判は、尼崎市のクボタ旧神崎工場に下請け業者として石綿運搬作業に従事し肺がんで亡くなった運転手の遺族が国とクボタに、耐熱材として石綿製品を使用し曝ばく露ろを受けて肺がんで亡くなった溶接工の遺族が国に、それぞれ損害賠償を求めていたものです。

判決は、「石綿運搬作業での肺がん発症と本件(クボタ旧神崎)工場での石綿曝露との間には因果関係を認めるに足りない」、「溶接工の肺がん罹患は、従事していたと認められる石綿取扱業務との因果関係を認めるに足りない」と被害者を切り捨て、「原告の請求はいずれも理由がない」と言い切りました。神戸地裁判決が「低濃度の石綿曝露」、「具体的な曝露状況が不明」として国・クボタの責任を免罪しましたが、これ以上に不当なものです。

判決報告集会(発言するのは尼崎の会の船越正信会長)

判決後の報告集会で、原告団、弁護団、アスベスト被害からいのちと健康を守る尼崎の会は連名で「声明文」を発表。和田信也弁護団事務局長は、肺がんと明らかに曝露を受けていた石綿の因果関係を認めず、国とクボタの責任を否定した判決について、石綿に曝露したことを認めて労災認定されていることの矛盾を指摘。被害者に何十年もさかのぼって、具体的かつ詳細に立証責任を求める不当性を告発し、各地の裁判での石綿被害者救済の流れに逆行するものと厳しく糾弾しました。

声明文では「本判決に対し、直ちに上告を検討するとともに、国とアスベスト関連企業に対し、被害者に対する医療と生活面への全面的な保証制度」を求めています。

原告の二人が、傍聴、報告集会に詰めかけた百三十人の支援者に感謝するとともに、判決への思いを語りました。

(粕川實則=アスベスト被害からいのちと健康を守る尼崎の会事務局長)



(2016年6月5日付「兵庫民報」掲載)

第46回西宮母親大会

〝生命を生み出す母親は生命を育て生命を守ることをのぞみます〟への共感



第四十六回西宮母親大会が五月二十一日、西宮市勤労会館を会場に二百六十人が参加して開催されました。

記念講演は、「穏やかな最後を迎えるために」と題して、長尾クリニック院長の長尾和弘さんのお話でした。

「誰にもいつか死はおとずれる」という話から始まり終末期という定義は様々であること、本人の望む平穏死を支える医療と看護が大切であること、癌・認知症の基礎知識の話の中で、薬の使い方を誤ってはいけないことなど沢山のことを学びました。親の「老い」に向き合うことの先生の自作の詩からいろいろ考えさせられました。

今年の大会は、今までになく広範囲に呼びかけました。身近にこの問題をかかえた方、演題にひかれて初めて参加して下さった方も多く、開会前の会場では〝母親大会って何なの?〟との会話も聞かれました。大会の〝生命〟のスローガンを知ってもらい共感してもらう一歩になり、今までつながってこなかった方々とも一緒に歩んでいくきっかけになる大会と位置付けることが出来ました。

最後に、「『命どぅ宝』、誰もが大切にされる政治実現のためにそれぞれのやり方を結びあい力を尽くしていきましょう」との大会アピールが採択されました。

(西宮母親大会実行委員会)

(2016年6月5日付「兵庫民報」掲載)

神戸市国保料金大幅値上げ:社保協がいっせい相談会

社保協神戸市協議会は、6月14日から市内各区でいっせいに開催する国保相談会を前に、16年度の国保料の改定内容や影響を検討するために5月27日学習会を開きました。

「住民税方式」から「基礎控除後所得方式」の変更にともなう値上げを緩和するために設けられた神戸市の独自控除方式実施から3年目の16年度の国保料の改定内容と影響、基礎となる所得の計算・税申告、保険料のモデル試算について説明しました。

5月27日告示された16年度の保険料率は、昨年度から追加された国の財政支援や、低所得者への軽減拡大にもかかわらず、医療分については0.66ポイントアップの11.55%、均等割は1,720円、平等割は1,710円アップとそれぞれ大幅に引き上げられました。

神戸市の試算では年金収入180万円(所得60万円)の単身世帯では2,800円、同220万円の単身世帯6,200円、2人世帯では13,400円アップなど、非課税世帯にも値上げを押し付けるものとなっています。保険料限度額4万円引き上げ含め、すべての所得階層で大幅な値上げとなっています。社保協のモデルケース試算でも7,500円から18,700円の大幅な値上げとなっています。

市内いっせい国保相談会は9区30会場で開きます。中旬には神戸市から28年度の国保料決定通知が届きますのでお気軽にお越しください。

社保協は、2年後に予定されている国保財政運営の都道府県移行にともない独自控除方式を見直すとしている神戸市に対し、継続・恒久化と、高い国保料の引き下げを求めて改善運動を強めることにしています。

お問い合わせは、☎078‐303‐7351(兵庫民医連内・社保協事務局)まで。
(兵庫県社会保障推進協議会事務局・高山忠徳)



東灘区

23日(木) 10~16時(受付3時まで)
 東灘区民センター/8階/衣服文化室(午前)会議室1(午後)
24日(金) 13~16時(受付3時まで)
 東灘区民センター/8階/衣服文化室(午前・午後とも)
問い合わせ先:東灘民商 ☎078‐811‐1154

灘区

21日(火) 10~16時
 六甲道勤労市民センター/4階
問い合わせ先:灘民商 ☎078‐843‐7181

中央区

16日(木) 10~16時
17日(金) 10~16時
 神戸市勤労会館303・304号室
問い合わせ先:生田診療所(担当:芝切) ☎078‐351‐0251

兵庫区

16日(木) 10~15時
17日(金) 10~15時
 兵庫区役所地下第1集会室
問い合わせ先:兵庫民商 ☎078‐577‐0871

北区

19日(日) 10~12時
 北区民センター/4階/すずらん
25日(土) 10~12時
 有野台会館/3階/中会議室
問い合わせ先:神戸北民商 ☎078‐592‐0308

北生活と健康を守る会主催の国保相談会
 北区内10ヵ所以上(日時会場は同会に問い合わせを)
問い合わせ先:北生活と健康を守る会 ☎078‐592‐1751

長田区

17日(金)14~16時
 宮川地域福祉センター
18日(土) 9時30分~11時30分
 新長田勤労市民センター/3階
20日(月) 13~15時
 いたやどクリニック
問い合わせ先:長田民商 ☎078‐641‐1631

須磨区

15日(水) 10~16時
 須磨民商事務所
18日(土) 10~12時
 須磨パティオ健康館/3階/会議室
問い合わせ先:須磨民商 ☎078‐733‐4002

垂水区

14日(火) 10~12時、14~16時
 垂水勤労市民センター(レバンテ)/3階/会議室3
15日(水) 10~12時、14~16時
 垂水勤労市民センター(レバンテ)/3階/会議室1
問い合わせ先:垂水民商 ☎078‐705‐0071

西区

25日(土) 14~16時
 西区民センター/2階/第1会議室
問い合わせ先:生協なでしこ歯科 ☎078‐978‐6480

(2016年6月5日付「兵庫民報」掲載)

俳句:新俳句人連盟兵庫支部

初校済みペダルの軽き風五月
冬木

生きているだけでいっぱい花菜漬
山明

葵祭瑞穂のくにの自給率
邦子

春暑し忘れたくない「四季のうた」
好子

夕立ちや歯科へ地下街早める歩
俊子

万緑や象のはな子の六十九年
由美子

いつの世も兵あわれ晶子の忌
典子

三婆も混っているよ蛙鳴く
まり子


山深く猛々しきは藤の花
れいこ

(2016年6月5日付「兵庫民報」掲載)

段重喜「元の姿に戻せ」



(2016年6月5日付「兵庫民報」掲載)

観感楽学

東日本大震災が発生して五年が過ぎた今年、「熊本地震」が起こり、また甚大な被害をもたらした。地震災害に詳しい歴史学者・磯田道史氏は、一六一一年に東北地方で「慶長三陸地震」が発生し大津波が起こり、その八年後の一六一九年に熊本で断層地震が発生、さらに一六三三年には小田原で地震が発生して江戸で数千人が犠牲になったと紹介している▼四百年の時をへて、そっくり同じ事態になるのではとぞっとする。日本は、まさに災害列島であり、わが国は、繰り返されるこうした自然災害と共存して生きてきたのである▼ところで、神戸市は、阪神・淡路大震災から二十一年がたち、高齢となった借り上げ住宅居住者に対して、住宅からの退去と損害賠償を求めて神戸地裁に提訴、先日、口頭弁論が開始された▼この「提訴」にたいして「兵庫県弁護士会」が神戸市に意見書を提出した。曰く、「入居する被災者にとっては、一般の復興公営住宅も借上公営住宅も…同等の被災者支援の制度としてとらえられるべきである」「客観的には継続入居の必要性が存在するにもかかわらず…明け渡しが訴訟等で強制される結果をもたらすという先例を残すことは…復興住宅施策制度への信頼感を喪失させる懸念が大である」と厳しく批判した▼五月十二、十七日の裁判だが、法廷に入りきれない傍聴者であふれ、裁判所は立ち見傍聴を許すという異例の措置をとった▼いま、この裁判勝利に向け署名が進められている。支援しよう。 (D)
(2016年6月5日付「兵庫民報」掲載)

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