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5月 29, 2016の投稿を表示しています

日本共産党大演説会に3800人:参院選へあふれる熱気

日本共産党の小池晃書記局長を迎え五月二十二日、神戸国際展示場で開かれた大演説会には、県下各地から三千八百人が参加し会場を埋め、参院選勝利へ弾みをつけました。


この演説会には関西市民連合の大野至氏が連帯挨拶をし、安保法制に反対するママと有志の会@兵庫の弘川欣絵氏が野党共闘と金田氏への期待をスピーチしました。


金田峰生参院兵庫選挙区予定候補は、戦争法を廃止し、憲法九条を守り生かす政治を貫く決意を表明。暮らし・経済についても原発、TPP、借り上げ住宅、消費税の問題をあげ、力を合わせて国民の暮らしを守り応援、個人の尊厳を大切にする政治に変えていきましょう、そのために比例代表で日本共産党を思い切って伸ばし、兵庫選挙区では今度こそ私を国会で働かせてほしいと力をこめて訴えました。


比例代表予定候補の大門みきし参院議員は、タックスヘイブンなど大企業資産家の税逃れの仕組みを告発し、これを放置して消費税増税とはなにごとかと強く批判。兵庫で金田氏を比例で私をはじめ九人を通してほしいと訴えました。


小池書記局長は、野党共闘の勝利で自民・公明と補完勢力(おおさか維新)を少数に追い込むため全力を挙げると述べるとともに「日本共産党が躍進してこそ戦争法廃止・立憲主義回復の確かな力になります」と強調しました。


参加者からは「勇気がでた」「勝利へ全力で頑張る」などの感想の他、初参加の男性からは「共産党の悪いイメージと全然異なっていた」との声も寄せられました。

(2016年5月29日付「兵庫民報」掲載)

金田峰生×ワカモノ:奨学金、働き方、TPP…

五月二十二日、神戸国際展示場での演説会のあと、「金田峰生×ワカモノトーク」が行われ、四十人が参加しました。参加したワカモノから、切実な実態や願い、日本共産党と金田さんへの期待が語られました。

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高すぎる学費や奨学金の問題では、七月の参院選が初めての投票となる大学一回生のYさんから「友人の友人が自衛隊に入った。本当は美容師になりたかったけど、専門学校に入るお金がなく自衛隊員になるしかなかった。その時初めて経済的徴兵制を実感した。金田さんには給付制奨学金をつくってほしい」という切実な願いが語られました。

大学四回生のKさんは「三カ月に一回、三十六万五千円の授業料が引き落とされる。毎月十一万円の奨学金を借りているが、バイトしないと足りない。大学卒業したら毎月二万五千円を二十年間返し続けないといけない。将来の結婚のことを考えると不安です。学費が高すぎて奨学金借りないと大学に行けない、平等な学びになっていない。憲法どおりの平等で尊厳のある暮らしをしたい」と語りました。

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また、ワカモノの深刻な働く実態も語られました。

保育士二年目のHさんからは「子どもが大好きで、一緒に成長したいと保育士になった。保育の仕事は肉体労働で、定時で帰れないのがほとんど。一日二十分の休憩をとるのも苦労する。だから辞めていく保育士さんが多い。最近、保育所の問題が話題になって、自分の保育園でも少し待遇が改善されはじめた。給料も少し上がり、タイムカードも付けるようになった。金田さんに国会議員になってもらって、子どもも親も笑顔になれる場にするため保育士不足を改善してほしいし、待遇もよくしてほしい」と日本共産党と金田さんへの期待が語られました。

教員をしているSさんは「自分は職場をブラック学校と呼んでいる。毎朝七時半には出勤し、帰るのは夜の九時十時。学期末には深夜二時三時になることもある。こんな働き方で定年まで続けられるか不安です」と切実な実態を語りました。

他にも、「消費税が増税されたら魚の値段も上がるし、みんな買い物もできなくなる。消費税の増税はやめてほしい」(魚屋のワカモノ)、「金田さんがTPPに強く反対してくれて嬉しかった」(医療関係のワカモノ)などの声も出されました。

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ワカモノからの実態や願いを聞いた金田さんは、JCPマガジンも示して学費値下げや給付制奨学金創設、ブラック企業根絶など日本…

衆院選小選挙区候補者を発表(第一次)

日本共産党兵庫県委員会は五月十九日、衆院小選挙区のうち兵庫一、二、三、八、九区、二十二日には兵庫六区、あわせて六人の候補者を発表しました(堀内氏は比例近畿ブロックとの重複立候補)。

◇兵庫一区(神戸市東灘区・灘区・中央区)


近藤秀子(こんどうひでこ)(65)新

〈役職〉党東灘・灘・中央地区委員、兵庫一区くらし相談所長 〈略歴〉神戸市立神戸商業高校卒。鐘淵紡績、佐世税務会計事務所、オンワード国際、兵庫医療事業協同組合(現職)などに勤務。一五年県議選立候補。


◇兵庫二区(神戸市兵庫区・北区・長田区)


平松順子(ひらまつじゅんこ)(66)新

〈役職〉党県常任委員、兵庫二区国政委員長 〈略歴〉法律事務所で働きながら神戸大学法学部第二課程卒業。新日本婦人の会県本部事務局長など歴任。〇一年参院選、一四年衆院兵庫二区はじめ4回の衆院選、一五年県議選立候補。


◇兵庫三区(神戸市須磨区・垂水区)


冨士谷香恵子(ふじたにかえこ)(61)新

〈役職〉党神戸西地区委員、兵庫三区国政対策委員長 〈略歴〉三重県立神戸高校卒。東海物産㈱、トヨタカローラ、垂水民主商工会、兵庫県商工団体連合会などに勤務。一四年衆院兵庫三区、一五年県議選立候補。


◇兵庫六区(伊丹市・川西市・宝塚市)


吉岡健次(よしおかけんじ)(47)新

〈役職〉党阪神北地区常任委員、兵庫六区国政委員長 〈略歴〉大阪工業大学二部経営工学科卒。イーグルシステムエンジニアリング(現・新生電子)、エムズテクノロジー勤務。一四年川西市議選、同年衆院兵庫六区立候補。


◇兵庫八区(尼崎市)・比例近畿ブロック


堀内照文(ほりうちてるふみ)(43)現

〈役職〉衆議院議員(比例近畿)、党准中央委員 〈略歴〉神戸大学文学部卒。同大学文学部自治会長、党県副委員長など歴任。


◇兵庫九区(明石市、淡路市、洲本市、南あわじ市)


新町美千代(しんまちみちよ)(69)新

〈役職〉党東播地区副委員長、党兵庫九区国政対策委員長 〈略歴〉県立明石南高校卒。KDD勤務。消費税をなくす会全国世話人など歴任。九九年県議初当選・三期、党県議団政調会長など歴任。

(2016年5月29日付「兵庫民報」掲載)

市民にあたたかい神戸市政を〈17〉:市立幼稚園の廃園計画(1)

存続求め地域に広がった署名
日本共産党神戸市議 林まさひと
「神戸市教育委員会が市立幼稚園の九カ所が閉園を決定」―昨年六月、新聞報道で表面化しました。この突然の決定は、幼稚園に子どもを通わせている保護者はまったく知らされていませんでした。

教育委員会は、幼稚園を希望する園児が減少する中で、私立を含めた幼稚園の供給が過剰などとして、その調整に公立幼稚園を削減。その手始めに、東灘・須磨・垂水の三区で二カ所ずつ、中央・北・西の三区で一カ所ずつの合計九カ所の廃園を計画しました。

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神戸市の幼稚園廃園に反対するお母さん方や自治会などは、廃園の中止や延期を求める署名を集め、短期間で二万筆の賛同が集まりました。

私も西区の木津幼稚園のお母さん方といっしょに署名を集めました。

九月に開かれた神戸市議会には、東灘区からは九つの地区協議会(自治会)の区長連名の「閉園中止を求める陳情」、北区や西区などからは幼稚園の保護者会代表の「園の存続」「閉園の撤回または延期」を求める陳情が提出されました。

議会で陳情は採択されず審査打ち切りになったものの、教育委員会は、九園のうち三園の閉園時期を一年遅らせるよう計画を変更しました。それでも、保護者や地域の反対の声は収まらず、署名に協力する市民も広がりました。

運動が広がることを恐れた久元喜造市長は、今年二月の予算議会に、九つの幼稚園を二〇一七(平成二十九)年度から二〇二〇(平成三十二)年度にかけてそれぞれ閉園する計画を盛り込んだ条例案を議会に提出しました(これまでは、個々の幼稚園が閉園する年度末に条例化していました)。

二月の予算議会には、八人の方が見直し・存続を求めて陳述されました。幼稚園児の現役のお母さん、以前に子どもを預けていたお母さん、また、神戸市立幼稚園連合会の会長を先頭にしたすべての園連名の陳情が出されました。陳情のどれもが感動的なものでした。

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陳情者の陳述は、運動を通しての保護者の認識の深まりを感じさせました。神戸市の「神戸創生戦略」の人口目標(四十五年間で十四歳以下の人口を五%しか減らさない)と廃園の事業計画との矛盾や、全国の公立廃園の流れに対して市立幼稚園存続の意義を指摘したことは、的を射たものでした。 (続く)

(2016年5月29日付「兵庫民報」掲載)

モトコー守る会がJRと神戸市に要望書

すべての利害関係者対象に説明会を

JR神戸駅から元町駅までの高架下、市民から親しまれ、長い歴史を持つ元町高架通商店街(通称モトコー)の店主たちでつくる「モトコーを守る会」が十八日、説明会の開催を求め、利害関係者のうち三百三人の署名を添え、神戸市に要望書を提出しました。大前まさひろ、林まさひと両神戸市議も同席しました。

JR西日本は耐震補強工事を理由にモトコーの商店主に立ち退きを迫っています。契約期間満了の時期に合わせ、山側は二〇一七年三月、浜側は二〇一八年三月には契約更新をしないとしています。JR西日本は今山側の地権者に対し個別訪問をしています。

しかし、モトコーの商店主の多くから「JRの説明は不十分」「商売を続けたい」との声があがり、神戸親和民商、葺合民商、兵庫民商の会員が集まり「モトコーを守る会」を結成しました。

「守る会」は説明会の開催を求め、商店主など利害関係者を対象に要望署名にとりくみ、JRあて三百八筆、神戸市あて三百三筆を集めました。

要望書では、山側・浜側・借地人・借家人・組合員・非組合員など、元町高架通商店街に関わるすべての利害関係者が参加できる説明会を開くことを求めています。また神戸市に対しては説明会の開催とともに市としての考えを明らかにするよう求めています。

モトコーで眼鏡店を営む西川会長は「JRと神戸市にモトコーの関係者を集めて説明会を開いてほしい。JRの社長が記者会見を開いたが、リニューアルや再契約、耐震工事の内容など私たちには一切知らされていない。不明のままでは協議すらできません」と神戸市に署名を提出しました。(JRには二十五日提出の予定)

「守る会」では引き続き、広く市民を対象とした署名運動にもとりくむ計画です。

(大前まさひろ=神戸市議/五月二十三日記)

(2016年5月29日付「兵庫民報」掲載)

金田氏が市長・町長を訪問

金田峰生党国会議員団兵庫事務所長は、この間、県内の自治体首長との懇談を重ねています。

五月十六日は、神崎郡を訪問し、福崎町の橋本省三町長、市川町の岩見武三町長、神河町の山名宗悟町長らと懇談しました。


橋本氏は、安倍自民・公明政権が進める介護保険の改悪について、「自助共助はいいが、言葉通りにはいかない」と強調。保険のあり方を考えなければならない」と指摘。岩見氏は、「介護保険料にしても国民健康保険料にしても、なんでこんなに高いんやという声が寄せられている」と述べ、山名氏は、「一億総活躍社会というが雇用形態は非正規が圧倒的に多い。現役世代が元気で経済的に安定しなければ、税収も確保できない」と語りました。

金田氏は、「安倍政権の暴走がひどい。ルールを取り戻すという大義を持って野党共闘でたたかいます」と述べました。懇談には、石野光市福崎町議が同行しました。


十八日には、丹波市、篠山市を訪問し、辻重五郎丹波市長、平野斉篠山市副市長と懇談しました。辻氏は、県農業会議の理事としてTPPに反対していることや兼業農家が多数を占め農業だけで自立することが困難な現状を紹介しました。さらに原発再稼働に対する不安と原則反対を表明。二年前に起きた土砂災害の復旧と災害対策の課題を語りました。金田氏は、農業の大規模化や輸出など政府のTPP対策を批判するとともに、寺院などへの災害復旧・支援の課題を指摘しました。

平野氏は、TPP、原発再稼働に反対する市長の意向について説明しました。丹波市長、篠山副市長との懇談には、西本嘉宏丹波市議・丹波地区委員長が同行しました。

(2016年5月29日付「兵庫民報」掲載)

若者憲法集会に兵庫の若者たちが参加

五月十五日、東京で若者憲法集会と選挙に行こうよデモが行われ、集会には千百人、デモには四千人が参加しました。

集会では弁護士の矢崎暁子さんと、反貧困の運動に取り組んできた稲葉剛さんをゲストに、自民党改憲草案の問題点や、貧困と憲法、経済的徴兵制などについてトークしました。

司会をしていたティーンズソウルや高校生ユニオンで活動する高校生からは「学校で友達に選挙のこととか話をするけどなかなか興味を持ってもらえない。どうすればいいか」という質問があり、矢崎さんは「きっと何かあった時にあなたの顔が浮かぶはず。めげずに声をかけ続けるのが大事」と話し、稲葉さんは「自分も学生時代にデモを企画して友達を誘ったが、当時は反応がなかった。でも十年たって『応援していた』と声をかけられることもある」と話しました。

終了後は新宿を「選挙に行こう」「憲法守れ」とコールして歩きました。

兵庫県から参加したメンバーは「弁護士さんの話が良かった。一人ひとりみんな違ってみんないいし、だからこそ対立を恐れず対話することが大事だという話はその通りだと思った」「身近な友人にどう政治の話題を話したらいいかというのは同じ悩みだと思った。めげずに話し続けるのが大事だという話も納得がいった」などの感想を話しています。(上園隆=民青同盟兵庫県委員長)

(2016年5月29日付「兵庫民報」掲載)

日本共産党東播地区員会が新事務所

地域に根ざし、ひらかれた事務所へ

日本共産党東播地区委員会は、四月一日付で、事務所を移転しましたが、五月十五日にそれを記念してレセプションとフリーマーケットを開催しました。

四月段階から実行委員会で準備し、「地域にひらかれた日本共産党の事務所」をめざすとともに、参議院選挙を前にして金田峰生選挙区予定候補の挨拶をメインに準備を進めました。


記念式典は、高木えり加古川市議の司会で始まり、東播センター合唱団「あらぐさ」の太鼓演奏が行われ、井沢孝典副委員長が主催者挨拶で地域に根差した革新運動の拠点としたいと語りました。金田峰生氏は、式典で決意表明をするとともに、参加者全員と握手し、言葉を交わしました。シンガーソングライター原田義雄さんの友情出演もありました。


フリーマーケットには、雑貨・リサイクル用品・野菜・山菜・巻きずしなど十二店(うち七店は党外)が出店して賑わい、のべ三百人が楽しみました。

地域の住民にもできるだけ参加してもらおうと町内会長へのご案内、周辺への案内ビラ配布も。当日は地域でとれたイノシシ肉・野菜・米を食材に、イノシシカレーを準備して廉価で販売し喜ばれました。ビンゴゲームも行い、好天気に恵まれて、日本共産党の事務所と市民が一体となった取り組みになりました。人権連をはじめ各種団体と個人からも様々な協力を得ました。

(立花俊治=東播地区委員会)

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新事務所は、加古川市西神吉町宮前八一六、☎079-441-7523。

(2016年5月29日付「兵庫民報」掲載)

石炭火力発電所新増設は論外:大気汚染で早期死亡者増の予測

―気候ネットワーク講演会で指摘

気候ネットワークの主催、国際NGOグリーピース・ジャパン、NPO法人地球環境市民会議の協力で特別セミナー「石炭火力による大気汚染・健康影響と気候変動問題」が五月十八日に神戸市勤労会館で開かれ、約六十人が参加しました。

講師のラウリ・ミルヴィエルタさん(国際環境NGOグリーンピース)は、大気汚染による早期死亡者数は世界で三百万人になっており、「大気汚染物質はガンによる死亡の重要な環境原因である」と世界保健機構が位置づけていること、日本ではPM2・5に起因する早期死亡者数が二〇一三年には一日百七十人と推定されること―をあげ、現在計画されている石炭火力発電所がすべて稼働すると、大阪・兵庫圏だけで年間百九十九人が早期死亡し、低出生体重児が二十一人となると予想されるという衝撃的な報告を行いました。

新設する石炭火力発電所は、いくら高効率であっても大気汚染物質の重大な排出源となり、東京・千葉圏、大阪・兵庫圏の人口過密都市に集中しており、悪影響が増幅され、予測できない健康影響を引き起こす可能性があると述べ、累積する大気汚染についても影響評価を行う必要性を強調しました。

また、運転年数期間にわたって、大気汚染物質の排出だけで数万人単位の早期死亡の原因となる可能性も指摘し、石炭火力発電所建設計画に疑問を示しました。

大気汚染公害と気候変動問題と題して報告した早川光俊さん(NPO法人地球環境市民会議)は、西淀川大気汚染公害裁判の経験から公害問題と気候変動問題には共通性があること、石炭火力発電所を新増設することはパリ協定に逆行することをあげ、現在も大気汚染公害は解決しておらず、新たな公害被害を発生させることになる、石炭火力の新増設など論外だと報告しました。

(丸山寛=ひょうごECOクラブ)

(2016年5月29日付「兵庫民報」掲載)

第一五三回クリスタル短歌の会から

安武ひろ子選

薫風を受けて踊れる鯉のぼり子らの未来に戦争あるな
清水淑子

ベランダにカラーの緑芽スクと伸び風も緑よ五月の朝は
三浦良子

ばらの香に包まれながら花がら摘む花壇手入れのボランティア冥利
長谷川一枝

たけのこの天ぷらが好きと言っていた友思い出す竹林のなか
広瀬弘子

思い出も共に消えゆく悲しさよ断捨離とう語わが辞書になく
平野万里子

田植せしふるさとの日々今はるか蛙は鳴くや桐は咲けるや
宮川菊代

春終わるけじめの雨かしとしととわがふるさとに降り続く雨
岡本征子

ブンブンと羽音騒がし花蜂の群れる藤棚近寄り難し
島田国子

連休の広場に集いし一万人憲法の大切さに気持も新た
塩野菜美

夫支え自の病と闘いつゝ平和守りいし人去り逝きしとは
大西千鶴子

東日本熊本と続く災害や次はいずこと怯える列島
西嶋節子

曇り空なれど花見に集う人いくさ憎みて声和し歌う
正津房子

(2016年5月29日付「兵庫民報」掲載)

ひなたぽっころりん〈575〉

(2016年5月29日付「兵庫民報」掲載)

観感楽学

五月十五日、東京で開かれた「若者憲法集会2016」が採択したアピール文に次のような行(くだり)があります。「私たちは、広がる運動を通して、憲法に刻まれた平和と民主主義の理念、個人の尊厳を守るという意味をあらためて心に刻みました」▼憲法に「規定された」ではなく「刻まれた」と表現し、あらためて「理解」ではなく「心に刻み」としています。日本国憲法を作り守ってきたのは誰かということと、その憲法を自分たちが実現していくのだという意思を「刻」という字に込めているのです▼さて、その刻を使った中国の故事に「刻舟求剣」というのがあります。秦の時代の『呂氏春秋(りょししゅんじゅう)』にでてきます。長江を進む舟から剣を落とした者が舷(ふなばた)に印を付け、舟が止まった時点で印の下の水底を探すというもの。古い法で政治を行うことの愚かさを説いたものです▼歴史に逆行し、「戦争する国」の印を今の日本社会に無理矢理刻もうとする輩(やから)たち。これに対して日本国憲法を心に刻んだ若者は、十五日の集会後のパレードでこんなスピーチをしています。「この国を私物化してきた雑草たち。地道に抜いていきましょう。ここは、私たちの国なのですから」 (T)

(2016年5月29日付「兵庫民報」掲載)