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2月 14, 2016の投稿を表示しています

神戸市が借り上げ住宅入居者を提訴したことに対する弁護団のコメント

神戸市が借り上げ復興住宅入居者三人に明け渡しを求め、二月十六日、神戸地裁に提訴しました。

これに対し、借上復興住宅弁護団の佐伯雄三団長が次のコメントを発表しました。
借上復興住宅問題は、入居者の居住の安定や今後の退去問題を考えれば、交渉による解決を図ることが最善であった。それにもかかわらず、このたび神戸市が、敢えて、提訴による追い出しを図る暴挙に出たことは、復興災害の最たるものであり、極めて残念である。
弁護団は、支援者の方々とともに、この残された震災復興の解決に向け、今後も全力で入居者のために対応する所存である。 (Web版のみ)

18歳選挙権:高まる主権者意識

日本共産党と民青同盟の宣伝に受験生から反応つぎつぎ

「自分たち世代がもっと社会や政治のこと知らないとダメですよね」―一月末から県内各地で大学入試が始まり、日本共産党と民青同盟が行った宣伝で受験生から語られた声です。十八歳選挙権が成立し、今年受験するすべての受験生が有権者になるということもあって、受験生の主権者意識の高まりを感じます。

戦争法に危機感
安倍政権が強行した戦争法(安保法制)に対し、多くの受験生から危機感が語られています。

党東灘・灘・中央地区と民青同盟が甲南大学で行った宣伝では、先ほど紹介した声のほかにも、「憲法違反の法律を強行するのはよくない」「戦争が近づいている気がする」などの危機感が語られました。

党西宮芦屋地区と民青同盟が行った関西学院大学の受験生向け宣伝でも、「安保法制のことはテレビで見ていて、SEALDsも知っています」と受験生から語られるなど関心が示されています。

通りがかった小学生や中学生からも「ニュースを見ていて知ってる。僕たちにも関係あると思う。自衛隊が戦地に行くのはやだなぁと思う」と二千万署名に協力してくれるなど、立憲主義を破壊する安倍政権への危機感が、若い世代に広がっています。

学費値上げ・ブラックバイトへの不安感
受験生との対話で多く出されるのは、「学費を下げてほしい」「ブラック企業・バイトをなくしたい」という思いです。

安倍政権が狙う国立大の学費値上げを知っている受験生も多く、「これ以上学費を上げられたら困る」と次々に訴えられます。また、「バイトしないといけないからブラックバイトは困る」「就職するときにブラック企業だけはイヤ」などの声も多く出されています。

*

十八歳選挙権で新たに有権者となるのは兵庫県で約十一万人。受験生の多くが、今年七月の参院選で投票に行くと答えています。なかには、「今のところ筋が通っている日本共産党に入れます」と語る受験生もいます。しかし多くは「投票は行こうと思っているけど、どこに入れるかはこれから考える」と、自分の主権者としての一票をどこに託すか模索しています。

党県委員会は地区委員会や民青同盟と協力して、戦争法への危機感を持ち、学費やブラックバイトに苦しむ受験生や学生に向けた宣伝行動や学習会など、新歓の取り組みを強めていこうと計画しています。

(2016年2月14日付「兵庫民報」掲載)

シンポジウム「どうする!格差社会・貧困の連鎖」

安倍政権下で全世代に広がる貧困の実態と課題を考えるシンポジウムが県社保協と兵庫労連の共催で二月六日、県私学会館で開かれ、百十人が参加しました。

開会挨拶で吉岡正雄県社保協会長は「社会保障は解体状態。参議院選挙はチャンス。社会保障を守る議員を増やしましょう」と呼びかけました。

講演を行った唐鎌直義立命館大学教授は、生活保護基準なみの高齢世帯は四百万世帯五百十五万人、とくに低年金の高齢者は貯えを取り崩して生活しており、年収百四十万円の高齢単身者の実質税負担率は、年収一千四百万円の最上位の勤労者を上回る一三・六%にのぼると実態を紹介。消費税は高齢者、低所得者いじめの何物でもないと批判しました。

パネルディスカッションでは唐鎌氏のコーディネートで、弁護士の吉田維一氏、元養護教諭の松本洋子氏、郵政産業ユニオンの高橋真由美氏と同中央支部長の成山太志氏がパネル発言をしました。

吉田氏は、生存権裁判、生活保護利用者、三七%にまで増えつづける若者の非正規労働者、年金受給抑制、母子世帯の貧困と学力格差、学生を追い詰める「有利子奨学金」やブラックバイトなどの相談事例から全世代に広がる貧困状態を告発しました。

松本氏は、「トイレで一人食事する子」「食事がまともに摂とれず身長・体重などに発達遅延」「未就学・不明の子ども」など学校現場から見える子どもの貧困の実態をあげ、「巨額の予算をつぎ込む学力テストより、命の綱の給食の無償化を」と訴えました。

高橋氏は、「時給九百円台で月十万円、正社員の三分の一では生活ができない」と実態を告発し、「希望が持てるよう〝十万人正社員化〟の約束を守り、〝均等待遇〟を求めている」と成山氏とともに支援を訴えました。(北村美幸=県社保協事務局長)

(2016年2月14日付「兵庫民報」掲載)

日本共産党兵庫県保育後援会が総会

子どもたちの豊かな未来へ金田峰生氏を必ず国会に
日本共産党兵庫県保育後援会は二月七日、神戸市内で総会を開き、約四十人が参加しました。


金田峰生参院兵庫選挙区予定候補が最初に挨拶し、救援ボランティアとして福島県の保育園を訪問している経験から、外遊びができないなど原発事故被災地の子どもたちの現状を語りました。また、関西電力に対し高浜原発再稼働中止を求める要請の内容にも触れ、兵庫選挙区での参議院議席は原発ゼロを実現する力となること、また、戦争法廃止の議席を多数にするためにも、必ず国会へ送って欲しいと力強く訴えました。

堀内照文衆議院議員が「子どもたちの豊かな未来をつくるために―力を合わせ、戦争法廃止へ」と題して記念講演をしました。


堀内氏は、戦争法が運用される中での危険性を、国連PKO、対IS軍事作戦についての国会論戦から紹介。また北朝鮮の「ミサイル」発射にかかわって軍事対応では解決せず、アメリカでさえ六カ国協議を重視しており、これを口実に戦争法発動などは道理がないと強調しました。

暮らしの問題では、破綻したアベノミクスによってますます格差と貧困が広がっていることを実例で示した国会論戦から解説。消費税の軽減税率や学費問題での政府の答弁のうそをあばき、「一本の矢」つまり賃金引き上げでこそ、消費を増やし、経済の発展につながる道だと日本共産党の提言を紹介しました。

さらに堀内氏は、憲法改悪が重大争点になっていると報告。安倍政権が災害対応を口実に明文改憲の第一歩としようとしている「緊急事態条項」の危険性を述べて、参議院選挙で兵庫の議席を改憲勢力に渡さないために日本共産党の躍進をと訴えました。

*

中川良子後援会事務局長から二〇一五年度の活動報告、一六年度の活動方針・会計報告・世話人候補案が提案され、拍手で採択されました。

(2016年2月14日付「兵庫民報」掲載)

憲法が輝く兵庫県政へ[17]:高齢者の貧困

深刻な高齢者の所得の実態と安心できる暮らしを目指して 全日本年金者組合兵庫県本部副委員長 福原冨雄
兵庫県の六十五歳以上の高齢者は、百五十一万八千六百六十七人(二〇一五年)。高齢化率二十六%で四人に一人という状況です。

61%の高齢者が「下流老人」
兵庫県下自治体の介護保険料の調査の中で明らかになった現状を見ると、生活保護基準以下の収入(介護保険料区分第一、二、三段階)で暮らしている高齢者は五十二万九千六百七十五人、全体の三四・九%になります。月十万円以下で暮らしています。

また、高齢者本人が収入百二十万未満で住民税非課税の世帯に課税者がいる場合(介護保険料区分第四、五段階)は四十万二千二百四人(二六・五%)です。

両方合わせると高齢者の六一・四%が住民税非課税となっています。いまマスコミで「下流老人」といわれる範囲に入るのがこれらの人々です。

高齢者の暮らしを考えない政府
高齢者の所得が深刻な事態にあるにもかかわらず政府はマクロ経済スライド制を導入して毎年、年金を下げることを強行しています。物価が上がっても年金は上がらない仕組みになっています。社会保障を大改悪し、国民健康保険料、後期高齢者医療保険料、介護保険料はどんどん上がっています。しかも、介護保険、後期高齢者医療保険、市民税は年金から天引きされ、少ない年金から容赦なく取り上げられています。

こうした状況は高齢者の暮らしを直撃しています。年金者組合が兵庫県下の自治体アンケートを実施し、調べたところ生活保護世帯の中で高齢者の占める割合が県全体で四七%になっています。農村地域の自治体で高いところでは七一%にもなっています。

農業一筋で生きてきた夫婦で国民年金の場合、高齢で働けなくなり、片方が亡くなり、一人になると生活保護を受けざるを得なくなることが増えてきています。

都市でも社会保険のない企業や非正規で働いて高齢期を迎えると、国民年金満額で月六万五千円程度です。

「これでは生活できない」とアルバイトで働き月三~五万円程度の収入を得ても、高齢者は生活習慣病などで医者にかかっている方が多く、医療費は七十歳未満の場合は三割負担、市営住宅の家賃、社会保険料を払うとぎりぎりの生活です。

生活保護以下で暮らしている高齢者がたくさん居られるのが実態です。憲法二五条の文化的な生活を営む権利はまったく保障されていません。

悪政か…

市民にあたたかい神戸市政を〈5〉:石炭火力発電

石炭火力発電増設中止・天然ガス切り替えへ指導を 神鋼石炭火力発電公害問題灘区連絡会事務局長 廣岡 豊

神鋼が灘浜の火力発電所増設を計画
神戸製鋼所は、灘区灘浜の高炉跡地(二〇一七年休止予定)に石炭火力発電所(六十五万㌔㍗二基)の増設めざしています。一基目二〇二一年、二基目二〇二二年稼働の計画で、反対の声を無視して環境影響評価の手続きを進めています。

この二基が稼働すると、既存二基(百四十万㌔㍗)と合わせて二百七十万㌔㍗となり一地域としては国内二番目の大規模な石炭火力発電施設になります。

それも大都市のど真ん中、人口密集地です。

増設予定の灘区の南部地域は、空気の汚れがひどく公害の指定地域でしたが、住民などの運動・努力で大きく改善させてきました。しかし、昨年十月に出した神戸市長の意見書(設置計画に対する環境影響評価方法書)でも「事業実施区域周辺は、大気汚染物質の環境基準に達していない地点が存在し」と指摘しています。神戸市が五カ年計画で目指す「住みよく・美しいまち」にはまだまだ改善が求められています。

神戸市は神戸製鋼所と環境保全協定を結んでいます。増設を許すか止めるか――神戸市の果たす役割は極めて重大です。

地球温暖化進める石炭火力発電所
石炭火力発電所は、硫黄酸化物、窒素酸化物、ばいじん、PM二・五などの公害物質を大量に排出します。水銀などの重金属も排出します。汲みあげた海水より七℃も温かい温排水を一日約一千㌧(最大毎秒一基六十五立方㍍)も排出し、海水温を上昇させ、生態系を変えます。

地球温暖化の原因となる二酸化炭素は、現在稼働中の二基から年間約七百九十万㌧と、大量に排出しています。(二〇一三年度の神戸市域全体の温室効果ガス排出量は、二酸化炭素に換算して年間一千二百四十六万八千㌧)。増設分の年間排出量は約七百万㌧。合計年間約一千五百万㌧もの膨大な量になります。(発電からの二酸化炭素は電気利用者の排出となり、神戸製鋼所の排出とはカウントされない)。

昨年十二月に合意した「パリ協定」は、地球温暖化の防止に向けて、今世紀末までには温室効果ガスの排出を実質ゼロにして気温上昇を産業革命前より一・五℃以下に抑えることを約束しました。神戸製鋼所の「石炭は安く、安定供給できる」と儲け最優先の石炭火力増設は世界の流れに逆行しています。

電気は不足していない
原発ゼロが約二年つづき…

神戸空港10年検証パンフレット発行:「ストップ!」の会

神戸空港はことし二月十六日で開港から十年。破綻に陥った神戸空港の今後を考える一助にと、「ストップ!神戸空港」の会がパンフレット『神戸空港「十年検証」―震災復興「希望の星」から運営権売却まで』を発行しました。十六日(火)には「パンフレット完成記念集会」を開催します。十八時から神戸市勤労会館多目的ホールで、参加費無料です。

A4判/本文30ページ/全ページカラー/定価200円/注文は、Fax078‐219‐8632へ
問い合わせ☎078・219・8632(Fax兼)

(2016年2月14日付「兵庫民報」掲載)

臨時県議会で日本共産党が質疑・討論

議案質疑
二月一日の臨時兵庫県議会で、きだ結県議が、質疑を行いました。

きだ県議は、国に対応した県補正予算案について、「本当に安心できる子育て・介護の環境整備には不十分」と指摘し、保育所や特別養護老人ホームの整備目標の引き上げ、福祉分野の人手不足を解消するための、県独自の給与(処遇)引き上げ対策を求めました。

井戸敏三知事は、国の対策に上乗せして、メンタルアドバイザーなどを独自に配置していると答弁し、待機児童対策、特別養護老人ホームの目標の引き上げは必要ないとの姿勢を示しました。

*
また、きだ県議は、民青同盟兵庫県委員会の「若者の仕事・生活実態調査」が浮き彫りにした、アベノミクスのもと非正規が四割に広がり低賃金を強いられている実態をあげ、国の中小企業向け正社員転換補助(キャリアアップ助成金)の企業周知だけでなく、東京のように県独自の上乗せ補助を行うことを提案しました。

県当局は、「まず政府の制度の活用を図る」と述べました。

補正議案の反対討論
入江次郎県議は、県補正予算案について、マイナンバー関連予算や知事・教育長などの期末手当引き上げに反対しました。

また、地域高規格道路の整備の補正予算(五十六億円)について、「防災・減災対策」「地域企業の活用」をうたっているにもかかわらず、工事費の大半が県外企業に受注されている大型公共事業のあり方を批判しました。

議員ボーナス引き上げ反対討論
庄本えつこ県議は、知事の引き上げにあわせた議員ボーナス(期末手当)の〇・〇五月分引き上げに対し、政務活動費の問題など厳しい目が注がれていることから反対しました。自民・公明・民主は賛成しました。

(2016年2月14日付「兵庫民報」掲載)

第2回兵庫の地域医療を考える交流会

県下各地ですすむ地域医療の後退

兵庫県社会保障推進協議会地域医療部会・兵庫の地域医療守る会は二月七日、県民会館で第二回兵庫の地域医療を考える交流集会を開催しました。

日本共産党神戸市会議員団の松本のり子団長が、神戸医療産業都市構想が総投資額二千億円にもなる巨大な官営事業になっていることや神戸中央市民病院や県立こども病院が構想の付属物になり、産業化と営利化が医療を歪めている実態を報告しました。

兵庫保険医協会の武村義人副理事長は、二〇一六年度政府予算で一千七百億円規模の医療費抑制が計画され、そのもとで診療報酬マイナス改定が行われようとしていることや、公的医療費抑制を目的とした病床再編が公立病院を焦点としていることなど報告しました。

地域医療部会代表の今西(筆者)から県内の公立病院の統合や再編の動向について、事務局の高山氏から国保の都道府県単位化の動向について情報提供しました。

参加者からは、但馬での朝来梁瀬医療センターと朝来和田山医療センターの統合の動きと介護要支援の新総合事業化の現状、姫路での県立循環器病院と広畑記念病院の統合の動きと立地場所選定の経過、加古川での新病院オープンの動向と二つの市民病院跡地への病院誘致について、尼崎の新県立病院での夜間救急対応の問題点、芦屋での国保改善の取り組みなどの発言で交流しました。また、後期高齢医療の保険料引き上げの動向の紹介もありました。

会場から地域医療を後退させ住民が苦しめられているが、その根源となっている政治を変えるための取り組みが必要だとの提案があり、次回は五月に国保都道府県単位化へむけた取り組みと合わせて、改憲と医療福祉改悪を許さないために参議院選挙で政治を変える意思統一の場にすることを確認しました。
(今西清=県社保協地域医療部会代表)
(2016年2月14日付「兵庫民報」掲載)

市川町絆の会が交礼会

住民の絆を大切に、元気で輝き誇れる〝いちかわ〟へ

「市川町絆の会」が二月六日、「新年交礼会」を開催。町民百人あまりが参加しました。

この「新年交礼会」は、昨年八月に町長に就任した日本共産党員の岩見武三町長を励ます「絆の会」が、絆を大切に、元気で、輝き誇れるまちづくりをめざして開催した草の根の交歓会です。

「こういう交流の会を待っていた」という絆の会の会員をはじめ多くの町民が参加。岩見武三応援歌も披露され岩見町政の発展を願う楽しいつどいとなりました。

挨拶に立った岩見町長は、町職員に対し、全体の奉仕者である自覚にたってわかりやすく丁寧な対応をすること、町民本位の行政を進めるための資質の向上に努めることの二つを話していることを紹介しました。

また、「住民の絆を大切に、元気で、輝き誇れる〝いちかわ〟」の実現に向けて「市川町まち・ひと・しごと創生総合戦略」を策定して、五年間の基本目標として四つの柱で取り組んでいることを報告しました。

このなかで、町長選挙の公約であった子ども医療費無料化の所得制限撤廃や空き家活用支援への町独自の上乗せ制度などが二〇一六年度予算で具体化される見込みであることを紹介しました。

*
新年交礼会では、上野英一県会議員が来賓として岩見町政への祝辞を述べ、日本共産党の堀内照文衆院議員のメッセージが紹介されました。

(2016年2月14日付「兵庫民報」掲載)

電力自由化Q&A:わが家はどうなるの?[1]

電力兵庫の会 速水二郎

四月から始まる「電力自由化」って何なの?
Q 今までの流れは? A 戦後、関西電力など十の電力会社だけが電力を売ったりすることができました。この独占的な立場こそが、電気料金の高止まりや不便な料金体制などを引き起こしてきました。これを解決し、次世代の自然エネルギーや効率的な電気流通を実現しようとスタートしたのが「電力自由化」です。二〇〇〇年から、いわゆる大口の消費者から順次自由化され、今年から一般家庭も今までの十電力会社以外から電力を買うことができるようになるのです。

Q なぜ、「自由化」なのですか? A 地球温暖化を防止するため化石燃料による温室効果ガスを発生しない再生可能エネルギー発電へ世界は競って切り替えています。市民や地域そして自治体などが発電事業を興せるよう、発電・電源部門の「自由化」が必要となったのです。


Q この経過で約十五年経ちましたが、メリット、デメリットは? A メリット――全国で再生可能エネルギーによる発電事業が爆発的に増えました。今までは原発利益共同体による原発立国政策が基本で、3・11福島原発事故までは再生可能エネルギー発電は諸外国に比べ、片隅に置かれ大変な遅れとなっていました。福島事故後は、その反省から原発をなくし地球環境を守る立場で、市民運動・地産地消・省エネが大きく広がり、大中小の〝発電事業〟が大きく発展しました。

デメリット――日本列島には再生可能エネルギー発電の潜在量が大量にあります。これを地域ごとの資源として発展させるべきなのに、大企業が進出して囲い込んだり、「安い電力」のため地球温暖化を悪化させる石炭火力発電にのめり込む姿が増加しています。

Q 新電力はなぜ電気料金を安価にできるの? A 新電力は、卸電力取引所等も活用しながら、さまざまな発電事業者から、消費者にとって最適な組み合わせとなるようにしながら電力を調達します。

発電コストは調達先によって異なります。一方、昼間に電気を利用して、夜間はほとんど利用がない消費者に合わせたプランも出てきます。

また都市ガスやガソリン、携帯電話等のサービスと抱き合わせで契約すれば割引率を高くするプランなどで「安さ」を宣伝する会社もあります。

その他にも、大量一括購入による値下げや経費削減等の営業努力によって、電気料金を安価にする努力が行われるでしょう。

ただし、送電…

『風を起す』別冊で対話をすすめよう:日本共産党兵庫県文化後援会

日本共産党兵庫県文化後援会は二月六日、二〇一六年度の総会を開き、昨年度の活動を振り返るとともに、参院選を目前にした今年度の活動についての方針を確認しました。

総会では段野太一会長の挨拶に続き、日本共産党兵庫県委員会会の小林明男常任委員が参院選をめぐる情勢について報告しました。

小林氏は、「安倍自公政権が戦争法の強行採決など暴走を続け、明文改憲まで口にするようになってきているが、これを許さない国民の反撃がかつてない広がりを見せている。この流れに確信を持ち大きくしていけば参院選に勝利することは可能だ」と、さまざまな変化の事例を紹介しながら訴えました。

総会の議事では堤隆二事務局長が昨年の活動報告と参院選をめざす今年の活動の進め方について報告しました。

このなかで、文化後援会ニュース『風を起す』別冊を活用し、文化人や文化分野での活動している人たちに対話をすすめていくことを活動の基本にしようと強調しました。

発言では経済学者の平野喜一郎氏(三重大学名誉教授)がアベノミクスの破綻について詳しく解明しました。

総会は会計報告を承認し、段野会長の再選を含む二〇一六年度の役員を確認しました。(堤隆二)

*
『風を起す』別冊(二〇一六年春)はA5判二十八ページ。問い合わせは☎078・577・6255(党県委員会)まで。

(2016年2月14日付「兵庫民報」掲載)

なまの舞台をごいっしょに:前進座『切られお富―処女翫浮名横櫛』

神戸演劇鑑賞会2月例会

二月の舞台は、前進座歌舞伎の傑作の登場です。「切られ与三郎」の書き替え狂言で、現代風に言えばパロディにあたります。

与三郎をお富に置き替え、お富の魅力を余すところなく描き切る。歌舞伎では〝悪婆物〟と称される。悪婆とは、文字通りの悪いお婆さんの意味ではない。「自立した男勝りの根性のしっかりした女性のこと」、封建社会の中で〝人間〟として生きようとする女性のことです。

お富は惚れた男にとことん尽くす、一途な心を持つ女性。不義を見破られ、身体中傷だらけにされながらも、男のために、強請ゆすり、かたり、果ては夫まで殺害する。自分で決めたことをやり抜く、歌舞伎版女の一生の物語です。

幕が開くと、安蔵が、手下の者たちと、何やら良くない相談をしている。かねてから、横恋慕をしている赤間の妾・お富への思いを遂げる相談らしい。やがて、四人の手下がお富を引きずってくる。お富は抵抗するが、屈強な男の力には勝てない。助けを求めるお富の声が響き渡る。そこへ、通りかかったのが井筒与三郎。危うい所を助けられる。

だが、お富は、与三郎に以前逢ったことがあった。二転、三転のどんでん返しを繰り返しながら、お富と与三郎の意外な結末が。

黙阿弥の七五調の台詞、歌舞伎独特の言い回しを聞けば、春から縁起がいいわいな。

(小谷博子)
前進座公演『切られお富―処女翫浮名横櫛(むすめごのみうきなのよこぐし)』/作=河竹黙阿弥、補綴=小池章太郎、演出=中橋耕史、出演=河原崎國太郎、藤川矢之輔ほか/①2月26日(金)18時30分②27日(土)13時30分/神戸文化ホール中ホール/会員制(入会時に入会金千円と月会費2カ月前納)、月会費3千5百円(大学生2千円、中高生千円)/☎078・222・8651、Fax078・222・8653

(2016年2月14日付「兵庫民報」掲載)

みんぽう川柳〈一月〉「七草」

選者 島村美津子
特 選
七草を見つけてくるね空は青
神戸市 兵頭和子

【評】青空の下に春の七草見つかるといいですね。正月の七日には七草がゆを炊くという日本のこの賢く美しい風習を受け継いで行けるのも平和であればこそ。ところでこんなすてきな七草を「しんぶん赤旗」で見つけました。セリ(自由)ナズナ(平等)ゴギョウ(博愛)ハコベラ(民主)ホトケノザ(立憲)スズナ(主権)スズシロ(九条)。

入 選
七草の命吸い込み生きたがり
神戸市 誠かおる

どれがどれこれぞ七草言われても
神戸市 長沼幸正

七草を覚えられずに辞書を引く
大阪市 鈴ヶ嶺輝美

芹なずな命繫いだ遠き日に
神戸市 熊谷敏子

戦時中七草粥が毎食事
神戸市 松尾美恵子

卆寿われ七草がゆに感無量
神戸市 古賀哲夫

七草の粥で傘寿をお祝いし
神戸市 高馬士郎

七草粥萎える五感にほっこりと
神戸市 玉山歳子

新年を過ぎて七草春を呼び
神戸市 藤田幸子

俎板をとんとん叩くなずな七草
明石市 小西正剛

七草をお粥に生けておもむろに
吹田市 喜田啓之

七草に元気もらってビラくばり
尼崎市 富田明美

七草パワー戦争の邪気吹き飛ばす
神戸市 山元三恵子

七草がゆ平和の味をかみしめて
神戸市 山本尚代

(2016年2月14日付「兵庫民報」掲載)

ひなたぽっころりん〈570〉

(2016年2月14日付「兵庫民報」掲載)

観感楽学

出張先が広島で、宿泊先が偶然にも原爆ドームの近くだったので、被爆七十一年となる平和記念公園を歩きました▼原爆ドームは、補強工事が行われていました。地震の際の損傷を防ぐための工事だそうです。七十一年前の惨劇を考えさせずにおかない〝生き証人〟です▼「原爆の子の像」も久しぶりに見ました。二十五年前、高校生平和ゼミナールのメンバーと訪れて以来です。二歳で被爆し、十年後に白血病で亡くなった佐々木禎子さんの像です。碑文には「これはぼくらの叫びです/これは私たちの祈りです/世界に平和をきずくための」とあり、サダコの死をきっかけに子どもたち、生徒たちが運動をひろげ、募金を集め、像をつくった思いが込められています。私も四歳の子どもの親となり、たった一発、一瞬の原爆が、どれだけ多くの子どもたちに、どれほど深い無念さをもたらしたのか、と改めて考えさせられました▼「安保法制」=「戦争法」の現実の危険が国会でも論議されています。また、憲法の改悪を、安倍首相は公然と言い出しました。戦争とは何なのか、原爆・核兵器とはどんなに恐ろしいものなのか、憲法九条にこめられている、ヒロシマ・ナガサキの悲劇を繰り返してはならないという思いを受け止め、平和への力にしたいと思います。 (あ)

(2016年2月14日付「兵庫民報」掲載)