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2015年9月27日日曜日

戦争法廃止・立憲主義取り戻そう

憲法共同センターが21日に行ったデモ(先頭中央に金田峰生氏)

戦争法(安保法制)反対の国民の運動は、法案可決後も留まることなく、「一刻も早く廃止を」と各地で取り組みが行われています。

憲法改悪ストップ兵庫県共同センターは十九日に神戸大丸前で五十人が宣伝。二十一日の昼には神戸花時計前から三宮センター街を百人でデモを行いました。

デモの出発前集会では自由法曹団兵庫県支部の松山秀樹弁護士が「これまで憲法九条の枠内に自衛隊の行動をとどめてきたのは国民の運動があったからこそ。そこに確信をもって、いま、安保法制を発動させず廃止させる運動を始めよう」と呼びかけました。日本共産党国会議員団兵庫事務所長の金田峰生氏も「戦争法廃止、立憲主義を取り戻す国民連合政府」の提唱を紹介し、実現へ全力をあげる決意を表明しました。

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明石市では、「戦争する国づくりを許さない明石市民実行委員会」と「戦争法案を今国会で成立させない明石実行委員会」が十五日以来連日、明石駅南で抗議と宣伝の活動を行ってきました。

参院特別委員会での「採決」強行に抗議した
明石駅前での宣伝(18日)

十八日夕方の宣伝では、飛び入りの市民二人も含め六十人が参加。翌、十九日も四十六人で訴えました。市民からは、「選挙で反対野党が頑張って、強行採決された戦争法を廃止するようにしてほしい」(五十代男性)などの声が寄せられました。

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西宮市では平和と民主主義を進める西宮芦屋の会が緊急学習会を開き、二百五十人が参加。デモも行いました。

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丹波市でのパレード

丹波市では丹波市九条の会連絡会と市民有志が十九日午後、同市氷上町ゆめタウンから稲継交差点まで抗議のパレードを行いました。同連絡会は、戦争法廃止めざし、今後とも行動を続けていくとしています。

日本共産党も西脇秀隆丹波市議が「強行採決許さないぞ」と三時間、宣伝カーを走らせました。「がんばって」と励ましの声が掛けられました。

加古川駅までの二市二町総がかり行動実行委員会の宣伝(19日)

日本共産党のねりき恵子県議(後列中央)、
田中こう市議(その右)、民主党の北野聡子市議(右)
らが宝塚駅前で宣伝(21日)


(2015年9月27日付「兵庫民報」掲載)

堀内衆院議員が国会報告:「国民連合政府」を提唱


尼崎地区委員会は二十日、国会での戦争法案をめぐる激しい攻防からかけつけた堀内照文衆院議員を迎え、街頭演説と緊急国会報告会を開き百五十人が参加しました。

堀内議員は、参院特別委員会で、委員ではない議員や秘書までピケにくりだし、採決を強行した与党の暴挙や、夜通しの対応となった本会議での採決の様子を詳しく紹介。「立憲主義、平和主義、民主主義を否定する戦争法案の採決強行という暴挙を許すわけにはいかない」と糾弾しました。

そして、第四回中央委員会総会で確認された「戦争法廃止、立憲主義を取り戻す国民連合政府」の提起を説明しました。

国会前など国民運動のなかで、「賛成議員は落選させよう」「野党での共闘を」などの新たな運動が広がっていること、今国会で五回の野党党首会談を積み重ねるなど野党共闘が発展していることをふまえ、国民の声を受け止め新たな提起をしたと報告しました。

その上で、「たたかいはまさにこれから。日本の政治史上大きな局面を変える一大闘争として、この提起に応える新たな国民運動にとりくもう」と呼びかけました。

また、「国民連合政府は衝撃。実現の展望は?」「今国会で公明党の果たした役割は?」など参加者からの質問に、ていねいに答えました。

(2015年9月27日付「兵庫民報」掲載)

消費税廃止兵庫県各界連絡会総会

講演する和田氏

消費税廃止兵庫県各界連絡会は九月十八日、神戸勤労会館で二〇一五年総会を開催し、各団体・地域の会から四十八人が参加しました。岡本毅一代表幹事(年金者組合兵庫県本部委員長)が開会挨拶を行いました。

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和田進・神戸大学名誉教授が「戦争法案と消費税」と題して講演しました。空前の国民的反対運動は、戦争法案を「死に体」での採決に追い込み、これを発動するためのハードルは高くなっていると指摘。参院選で自公を過半数に追い込み「撤回法案」を展望する国民的基盤がつくりだされていると強調しました。

戦争法成立後の日本では、第一に「戦争をしない国家」から「米軍とともに地球規模で戦争をする国家」への大転換、第二に「殺し・殺される」事態の発生、第三に「戦争をしない国・日本」のイメージの崩壊、第四に東アジア情勢の緊迫化、軍事費の増大―が懸念されると指摘。日米同盟強化に伴い、更なる軍事費の増大、グローバル競争大国・「世界で一番企業が活動しやすい国」づくりのために労働力のコスト削減、法人税減税と消費税増大、社会保障費削減、原発再稼働、新たな市場拡大が狙われると述べました。

これに対し、社会権条項の基礎にある人間観として、憲法理念からの税の基本原則である、「最低生活非課税の原則」、「応能負担の原則」の重要性を強調しました。

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松尾俊朗事務局長(税理士)が基調報告し、来年の参院選で増税中止の候補者・政党の前進のため奮闘すること、地域からの草の根の運動を広げること、などを提起しました。

活動交流では、「尼崎」「西播」の地域各界連が、自動車パレードの実施、毎月定例の宣伝活動での反応、市民の暮らし、中小業者の実態について語られました。

金田峰生国会議員団兵庫事務所長(参院選挙区予定候補)は、戦争法案阻止の連日の活動について報告するともに、来年の参院選では憲法が争点になり、軍事費の増大や一〇%再増税中止など、次代につけを回さないため、運動の先頭にたってたたかう決意を表明しました。

兵商連からは「平和こそ商売の繁盛」と戦争法案阻止と貧困と格差を広げる再増税を許さないたたかい・運動や会内六千人のアンケート調査の結果が報告されました。回答者のうち約二五%が消費税課税業者ですが、四〇%が転嫁できていないと答え、一一%が消費税を滞納。国保料(税)、国民年金も該当者の約半数が滞納しているなど中小業者の深刻な実態が明らかになっています。

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大嶋誠氏(税理士)が新事務局長に選出され、吉岡政雄代表幹事(兵庫県保険医協会副理事長)が閉会挨拶を行い、各界連絡会の草の根からの運動の前進を確認しました。

「戦争法案」が緊迫した国会情勢の中、サンテレビの取材がありました。
(藤原紀嘉=各界連事務局次長)

(2015年9月27日付「兵庫民報」掲載)

県住家賃減免制度改悪に反対・高い家賃引き下げこそ

署名を提出する玉津県住班の人々と日本共産党県議団

西神戸生活と健康を守る会玉津県住班(神戸市西区)の代表は九月十四日、兵庫県庁内で県住宅管理課の副課長と会い、県営住宅家賃減免制度の改悪に反対する署名六百十三筆を提出しました。

ことし二月、県営住宅入居者に県から通知書が届きました。

兵庫県は、県営住宅家賃の減免制度の算定の仕方を、これまでの課税所得に基づく計算から、「非課税収入を含めた世帯の年間収入」に基づく計算に変更。四月から家賃を変更するという通知でした。

多くの世帯が値上げとなり、今年度は月額最大五千円の値上げ。五年間にわたりさらに値上げが続く世帯も出ます。

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今回提出した署名は、玉津県住班が四月から入居者や地域の人に訴えて集めてきたものです。

当日は、「生活保護基準以下で暮らしている。四千円上がった。納得できない」「公平な減免制度なら、負担増をなくし、高い家賃を引き下げよ」「県の行革での予算減らしではないか」などと切々と訴えました。

住宅管理課は、減免利用者は、四万六千世帯中一万五千世帯で、予算は二十一億円計上、減免に十九億円、二億円が今回の変更で減る、下がる世帯もあるが数はわからないと答えました。

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今回の行動では、日本共産党の入江次郎議員に労をとっていただきました。また、庄本えつこ、きだ結、ねりき恵子、いそみ恵子の議員にも同席していただきました。

玉津県住班は、引き続き署名に取り組みます。また他地域の県住の人たちとも手を携え、運動を進めていこうと考えています。
(高橋正美=西神戸生健会玉津県住班班長)

(2015年9月27日付「兵庫民報」掲載)

東灘区で「4中総報告&つどい」

戦争法廃止の国民連合政府実現へ日本共産党を大きく


訴える金田峰生氏

日本共産党東灘・灘・中央地区委員会は九月二十一日、神戸市東灘区で、金田峰生参院兵庫選挙区予定候補を迎え「四中総報告&つどい」を午前・午後の二回開き、合わせて三十二人が参加しました。

「戦争法廃止の国民連合政府」を呼びかけた志位和夫委員長の記者会見の録画を上映した後、金田氏が「国民連合政府を実現するためにも、党を強く大きくしてください」と訴えました。

参加者から「今回の呼びかけはタイムリーで、大歓迎」「立ち上がっている若い人たちやママさんらの願いに応えるものだ」「国民連合政府の実現を訴える街頭宣伝を強めていきたい」などの声があがりました。

(2015年9月27日付「兵庫民報」掲載)

伊丹平和のための戦争展

短歌集「原爆の詩・私と父母の広島」

原水爆禁止伊丹協議会が第十五回平和のための戦争展を九月十五日から二十日まで伊丹市立図書館「ことば蔵」で開催しました。

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展示は「写真展・原爆と人間」「二〇一五NPT再検討会議ニューヨーク行動・日本原水協代表団の記録」と短歌集「原爆の詩・私と父母の広島」(短歌=小泉勇次〈伊丹原爆被爆者の会会長〉、書=大塚宗〈広島大卒・元体育教師〉)。

「家三軒すっぽり入る大穴に鉤で死体を投げ込む兵士」

「わが父の原爆体験結論は心の底から戦争呪う」

この短歌集は小泉さんが自分の体験と父、兄弟から聞いた話から詠んだ短歌二十首を書家の大塚氏が揮毫したものです。

「原爆写真展」と合わせて展示したこの「短歌集」は多くの参加者の心を打ったようです。じっと見入る人、ノートに写す人。「戦争は絶対にやってはいけない」「核兵器はなくさないと」といった感想が次々に聞かれます。

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十七日にはヒロシマ、ナガサキ原水爆禁止世界大会報告集会を開催し大会に参加した三人の方の報告がありました。現在の核兵器廃絶運動の到達点、若い力の台頭がよくわかる報告でした。

基調報告は兵庫原水協の梶本修史事務局長。NPT再検討会議の到達点、世界大会の大きな発展に加え、核兵器の偶発的な爆発の危険性やロシアが実際に使用を検討しNATO諸国がその対策まで考えていたとの生々しい話がありました。

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増山麗奈さんと小泉勇次さん

十九日には「増山麗奈講演会」を開催。六十名以上の人が参加され、熱心に増山さんのお話に聞き入りました。増山監督の『サダコの鶴~地球をつなぐ』はヒロシマ、フクシマ、沖縄、ファルージャ、そして現在の戦争法反対運動をつなぐ、壮大なテーマの映画ですがこの話を中心にこれから戦争法廃止のためにどうたたかうかという展望が語られました。
(中島隆夫)

(2015年9月27日付「兵庫民報」掲載)

原発賠償ひょうご訴訟第三次始まる

報告集会であいさつする橋本洋一原告団長

東京電力福島第一原発事故で福島県から兵庫県に避難している被災者が国と東電に賠償を求めている「原発賠償ひょうご訴訟」で、ことし三月に提訴した第三次訴訟・五世帯九人の初めての弁論が九月十七日、神戸地裁第二民事部(東亜由美裁判長)で行われました。第一次訴訟(二〇一三年九月)十八世帯五十四人、第二次訴訟(一四年三月)十一世帯二十九人と合わせて三十四世帯九十二人の裁判が行われています。

十七日の弁論は同地裁一○一法廷で行われ、第三次原告のAさんが意見陳述をしました。

Aさんは、事故当時福島市内で妻と四歳の子どもと暮らしていました。妻と子どもを妻の実家の岩手に避難させ、自身は仕事を続けるため福島市にとどまり、二重生活をすることになり、休日に妻子に会いに行くための交通費もかかり、孤独感にもさいなまれたこと、家族そろって暮らすため兵庫県に避難してきたものの、やりがいや信頼、安定した収入も得られていた仕事をやめることになったことのつらさ、福島に残してきた両親への申し訳なさなど精神的・経済的苦痛を切々と語るとともに、東電と国の責任を明らかにし、子どもや孫の代になっても未来に希望をもてる社会であってほしいと訴えました。

傍聴席を埋めた原告や支援者(ぽかぽか★サポートチーム)から自然に共感と励ましの拍手が起こりました。

ひきつづいて楠公会館で開かれた報告集会では、京都原告団、関西原告団からの報告もありました。

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ひょうご訴訟の次回弁論は十一月十九日午前十一時、神戸地裁一○一法廷で行われます。

(2015年9月27日付「兵庫民報」掲載)

三木清没後70年:4日に追悼・顕彰のつどい

三木清
九月二十六日は現在のたつの市出身の哲学者・三木清の没後七十年にあたります。

日本はポツダム宣言を受諾して降伏したのですが、当時の政府は戦後の革命勢力の台頭を恐れ、治安維持法の廃止や特高警察の解体は全く考えないで、政治犯は牢獄につないだままでした。

GHQが「政治犯の釈放と弾圧法規の廃止」を求める通牒を発したのは十月四日で、政治犯が釈放されたのは十月十日のことでした。

三木清は、敗戦の年の六月十二日に高倉テルをかくまったとして治安維持法違反で逮捕され、敗戦後の九月二十六日に栄養失調からくる病で絶命しました。降伏後直ちに釈放されていたら三木清は死ななくて済んだのでした。

治安維持法は一九二五年四月から敗戦まで二十年と六カ月、日本国民の言論・出版の自由また思想・良心の自由を奪ってきました。治安維持法下の日本は「暗黒社会」「恐怖政治」そのものでした。

安倍総理の「戦争する国」への暴走は、「暗黒社会」の再来をも危惧させるものです。

このとき「三木清追悼・顕彰のつどい」が治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟兵庫県本部主催で開催されます(行事案内欄参照)。自由と民主主義の先駆者を顕彰することは、運動を発展させる教訓になるものです。
(戸崎曽太郎)

(2015年9月27日付「兵庫民報」掲載)

藤本佳代舞踊研究所第38回発表会:18日、神戸文化ホール

東北の地震と津波と原発事故でなくなった数限りない命たちへの思い


前回第37回発表会(2013年)の舞台から(中野良彦氏撮影)

モダンダンスの藤本佳代舞踊研究所の第38回発表会が10月18日、神戸文化ホール大ホールで開かれます(。

プログラムは「届ける―東北の地震と津波と原発事故でなくなった数限りない命たちへ」「雨の名前みつけました」「おかえり るーらちゃん」。「雨の…」は月ごとの雨の名前を踊りにしました。「おかえり…」は津波で流された人形の話です。

招待券は同研究所に申し込みを。


藤田佳代舞踊研究所モダンダンス公演第38回発表会/10月18日(日)16時30分開場/神戸文化ホール大ホール/無料(招待券):申し込み☎&Fax 078‐822‐2066、http://www2s.biglobe.ne.jp/~fkmds/

(2015年9月27日付「兵庫民報」掲載)

横山晴朗さんの連載「兵庫の山」が書籍に

『はりま低山ハイキング』


横山晴朗さん(西神戸山の会所属)が二十年にわたり兵庫民報に連載してきた「兵庫の山」の後半十年分から播磨地域の手軽なハイキングコースを重点にしながら、やや難しいコースも加え、再調査し、修正・加筆したものが、このたび神戸新聞総合出版センターから刊行されました。

鉄道・バスなどで行ける十八カ所・二十九コースを紹介しています。

A5判、百二十ページ。全ページカラー。定価千五百円+税。

(2015年9月27日付「兵庫民報」掲載)

第一四七回クリスタル短歌の会から

安武ひろ子選

国民が願いし平和守らねば歩み来りし自分史が泣く
大西千鶴子

戦争と平和の月の八月に生れし私悔いなく生きよう
岡本征子

初盆の夫よ戦争ダメのデモに赤き鉢巻き姿で来ずや
広瀬弘子

百万人のひとりとならん久々にマイク握りて安倍許すなと
長谷川一枝

頼もしき若きらと共にパレードす「九条守れ」の掛け合いコール
三浦良子

戦争をさせてはならぬ悲しみを怒りにかえて又デモに行く
平野万里子

「電車がきた」と跳び上がり嬉ぶ孫四歳戦争なんかにとられてたまるか
森ひろ美

上海港に沈没船見つゝ出航の命待ちし戦時を義兄は語れり
宮川菊代

山歩き絶景草花さりながら急坂登れる我が身をぞこそ
西嶋節子

カレンダーひまわりの絵からりんどうへ替れば早くも秋雨到来
島田国子

蓮池にシオカラトンボ群れ交いて遠慮しがちに赤トンボ一匹
清水淑子

台風でダイヤ乱れて電車来ず待ちくたびれて熱中症に
塩野菜美

夏休み終りて帰りし娘と孫ら疲れて眠れば夢に出て来る
正津房子

透析の夫と神経ブロックのまひのわれが老々介護
植松千鶴

(2015年9月27日付「兵庫民報」掲載)

銃口にピース缶

段 重喜

(2015年9月27日付「兵庫民報」掲載)

観感楽学

熊さんはっさんの縁台話「安倍七十年談話」から▼ピンからキリまで癪に障る。隣の国のおばちゃんおっさんにあいさつする言葉まで指図する気かい。「子や孫に謝罪を続けさせない」だと。そんな偉そうに言えた義理か。憲法を捻じ曲げて集団的自衛権などとぬかして、子や孫をアメリカ軍に差し出さないことだ▼卑怯なやっちゃな。イギリスやアメリカがインドや香港、フィリピンをわがものにしたから、台湾を占領したり、朝鮮半島をぶんどったりしたんだと言いたいのか。日露戦争が植民地の若い衆を励ましたんだと? それで満州国をでっちあげたとでも言うのか。あきれてものも言えない▼気に食わないな。俺のおじさんはニューギニアで食うものもなく死んで、おばあちゃんには骨さえ返さなかったのに、自衛隊の若いもんに鉄砲もって外国へ行って来いって! アメリカに原爆をやめろと言わないで広島長崎にどの面下げて行くのかい▼談話とやらは胸くそ悪いが今年はいいことがあった。沖縄県の知事さんが辺野古アカンとがんばってる。岩手では知事さんが戦争法アカンと当選した。俺とこでも弁護士さんたちもデモをやっている。俺たちも安倍相手に駒を並べるか。 (A)

(2015年9月27日付「兵庫民報」掲載)

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