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2015年11月22日日曜日

参院選勝利へ全国遊説演説会:大門、堀内、金田氏ら熱弁

戦争法廃止の国民連合政府実現、比例8議席以上・大門勝利、兵庫選挙区・金田勝利



日本共産党の全国遊説演説会が但馬、丹波、淡路で開かれ、十四日は豊岡市じばさんセンターと丹波市立春日文化ホールで大門みきし参院議員(比例代表予定候補)と金田峰生参院兵庫選挙区予定候補が、十五日は洲本市総合福祉会館で堀内照文衆院議員と金田氏が、「戦争法廃止の国民連合政府」の実現、参院選での党躍進を訴えました。

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市田忠義副委員長にかわって近畿で活動することになった大門参院議員は、京都出身で神戸大学にも通っていたこと、劇作家をめざして上京後、労働運動をへて参院議員十五年に至る経過を自己紹介しました。

大門参院議員は、祖父岸信介の政治を受け継ぐ安倍首相が、日本を戦争する国につくりかえることを自らの使命として、暴走政治をすすめていると述べ、その危険性を強調。同時に、戦争法の強行採決は、国民の世論と運動、日本共産党をはじめとした野党の国会論戦で安倍政権が追い詰められ、苦しくて、もうこれ以上、続けられないという状況に追いこめられた結果だったと指摘。国会前の若い人たちの自主的な立ち上がりや、地方選挙での自民党の苦戦などが官邸や自民党中枢にショックを与えたことなど豊富なエピソードにも触れて紹介しました。

戦争法への国民の批判を横にそらすために急きょ、安倍政権がもちだした「一億総活躍」「新三本の矢」が言葉だけのでたらめなものであることを暴露。結局、アベノミクスとは格差を広げる二極化政策であり、大もうけをしているのは、大企業と大金持ちだと指摘。消費税一〇%への増税にむけた「軽減税率」をめぐる自民、公明のごまかしを厳しく批判しました。

大門参院議員は、「国民連合政府」の実現を呼びかけるとともに、連合政府実現の国民的な経験によって、さらに新しい日本の政治の地平が開けてくると力説。そのためにも党の国会議席とともに、党そのものをもっと大きくすることが必要と述べ、「共産党に入っていない方がいらっしゃいましたら、ぜひ入党していただき、歴史的なたたかいをごいっしょに」と呼びかけました。

金田予定候補は、比例八議席以上・大門勝利を呼びかけるとともに、「大門さんと一緒に私を国会で働かせてください」と訴え、声援と拍手につつまれました。金田予定候補は、立憲主義・平和主義・民主主義をとりもどす「国民連合政府」実現の意義を強調。戦争法廃止の二千万署名、沖縄辺野古、原発再稼働、TPPにも言及し、安倍暴走政治を包囲する一点共闘のたたかいの先頭にたって奮闘する決意を表明しました。

(2015年11月22日付「兵庫民報」掲載)

日本共産党県文化後援会が国会報告のつどい:堀内衆院議員が報告


日本共産党兵庫県文化後援会は十一月十五日、国会報告のつどいを開催しました。つどいでは、段野太一会長の開会挨拶につづいて、ヴァイオリンとチェロによるオープニング演奏が行われました。

堀内照文衆議院議員は、はじめに、パリでの大がかりなテロに怒りと抗議の意を示し、国会報告では、今国会最大の争点であった戦争法反対の論戦について詳しく報告しました。

国会では安定多数を握る与党の横暴が目立つが実際に政治を動かしているのは国民の力であることを解明し、それが野党共闘の前進に反映されて、国会会期の長期延長にはじまって六回もの野党党首会談が行われ、最後には一致して内閣不信任案を出すまでになった経緯を報告。日本共産党の議席が増えたことで質問時間も増え、志位和夫委員長の質問が世論をリードしたと指摘しました。

国民のたたかいも、SEALDsが「民主主義ってなんだ!」「なんだ!」と掛け合っていたのが「民主主義とはなんだ!」「これだ!」というように発展したことに、国民の自覚の大きな前進がみられると指摘。こうした野党共闘と国民のたたかいをひとつにして安倍内閣打倒、戦争法廃止、集団的自衛権容認の閣議決定取り消しへ、国民連合政府をつくろうという日本共産党の呼びかけに関心と期待が広がっており、これからのたたかいが重要になっていると訴えました。

兵庫県平和委員会の西澤愼代表理事が、兵庫県下の軍事産業の実態、戦争準備が進んでいる状況を報告、川崎重工神戸工場で働く日野雅春氏が補足発言を行いました。

参加者からは文化後援会らしいつどいだったと感想が寄せられました。
(堤隆二)

(2015年11月22日付「兵庫民報」掲載)

兵庫年金訴訟90人が提訴:憲法・国際人権規約違反を問う

訴状提出に神戸地裁へ向かう原告ら

二〇一三年十二月四日付で行われた老齢基礎・厚生年金の減額決定の取り消しを求めて、兵庫県の年金受給者九十人が十一月十三日、神戸地裁に提訴しました。

訴状では、この減額決定が①国際人権規約社会権規約九条(社会保障についての権利)、二条一項(経済的・社会的・文化的権利実現のための行動)、十一条(生活水準・生活条件の不断の改善)に違反しており無効②日本国憲法二五条(生存権)、十三条(個人の尊厳・幸福追求権)、二九条(財産権)に違反しており無効③厚生労働大臣の裁量を濫用・逸脱し違法――と主張しています。

支援する会結成集会

訴状提出後、原告、弁護団、日本年金者組合や兵庫労連などの支援者、約百八十人は「年金裁判を支援する兵庫の会」結成集会を開き、全国的な運動として訴訟を武器に国の政策変更を迫るたたかいをくりひろげようと呼びかけました。

(2015年11月22日付「兵庫民報」掲載)

民青同盟県委員会が県代表者会議

主権者として声あげる青年たちと運動をともにし、社会を変革する学び広げ大きな民青同盟をつくろう


民青同盟兵庫県委員会は十一月二十一日からの第三十九回全国大会に向け、第五十六回県代表者会議を開きました。

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上園隆県委員長は県委員会報告で、高校生同盟員に自衛官募集の案内が何度も送りつけられたことなどを紹介し、「戦争法の強行によって青年の命と平和が危険にさらされており、一刻も早く取り除かなければいけない。そのためにも日本共産党が提案した戦争法廃止の国民連合政府の実現は、青年の願いでもあり民青同盟としてもなんとしても実現させたいものです」と報告しました。

戦争法案廃止のたたかいに主権者として多くの青年が立ち上がる中で、民青同盟として明石や尼崎で行った憲法カフェや元自衛官を講師に招いた学習会、命の宣言署名やLetter to ABE プロジェクトなど、草の根の行動力と社会を変革する学びの力を兵庫県内でも発揮してきた経験を紹介しました。

結びに、「主権者として声をあげることが揺るぎないふるまいとなっている今こそ、まわりの青年と一緒に運動に取り組み、社会を変革する学びを青年に広げ、大きな民青同盟をつくろう」と呼びかけました。

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報告を受けた全体討論では、新しく民青に加盟した青年が、戦争法反対のたたかいでデモやスピーチデビューし、民青の学びの中で成長している姿がいきいきと語られました。

▽西播地区・たつの班のSくんは――
「この夏、数多くのデモに参加して、同世代が語る言葉に心を揺るがされ、デモでのコールやスピーチに挑戦しました。民青で学習を重ねるたびに、安保法制がなんでダメなのか裏付けができ、いつのまにか自分の口で説明できるようになっていきました。この夏、自分の思いを言葉に変えて、街頭で、集会で、友達との会話の中で、戦争法について、政治についてアピールしてきました」
「その中で人は変わる、政治は変えられる、そして自分自身が変わっていくことを実感しました。思っていることを人に伝えることは当たり前だけどすごく大切なことだと思いました。これだけの若い力があふれている現実を知った今、いろんな人を民青に巻き込んで、日々の生活で悩んでいたり、不満を持つ青年に、学べて行動ができる民青を紹介していくのが僕の役割じゃないかと考えています」と自分の役割を語っています。

▽九月に行われたデモに参加し民青に加盟した西芦地区・白御班(しろごはん)のHさんは――
「デモは人の多さに驚きました。一人ひとりの声と心が重なり、町中に響き、沿道からも声をかけてくれ心強かったです。デモに参加して、もっと日本社会のことを知りたいと思い民青に加盟しました」
「民青での学びと交流は保育士一年目の自分の仕事にも生きています。自分の意見を他人に伝えることが苦手で、言っても何も変わらないと思っていました。でも、毎回の班会で民青新聞を読んで感想交流する中で、自分の思いを話せるようになってきて、職場のミーティングでも自分の意見を言えるように変わってきました。社会に貢献できているような気がしてうれしいです」
「民青に入ってなかったら仕事と遊びの繰り返しでした。これから社会で起こってることをもっと深く学んで行動していきたいです」と変化と学びが成長につながっていることを語りました。

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県代表者会議には、堀内照文衆院議員が「戦争法廃止の国民連合政府」について記念講演、金田峰生参院兵庫選挙区予定候補が来賓挨拶をしました。

(2015年11月22日付「兵庫民報」掲載)

憲法が輝く兵庫県政へ(8):中小企業

「中小企業振興条例」をいかした県政への転換を

兵庫県商工団体連合会会長 磯谷吉夫

兵庫県下には二十一万八千の事業所があり、そこで二百十七万三千人が働いています。その内、従業者数三十人未満の小規模事業所が二十万六千事業所と九四%を占め、雇用の上でも五一%を支えています。兵庫県の地域社会・経済はこうした中小商工業の営みによって支えられています。

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兵庫県議会は十月二十九日、中小企業・小規模企業への支援を明文化した「中小企業振興条例」を全会一致で可決・成立させました。前文では、「地域の経済の活性化、ひいては本県の持続的発展を確固たるものにするため、各般の施策を総動員することによって、地域ぐるみで本県の中小企業の振興、とりわけ小規模企業の振興に県が先頭に立ち積極的に取り組む事を決意し、この条例を制定する」としています。

兵庫県では、二〇〇二年に兵商連など百三十五団体が署名した「兵庫県地域経済振興条例制定を求める請願」が、日本共産党を除く会派の反対で否決されました。その後も、民商・兵商連は毎年、中小業者施策の充実とともに、「地域経済振興条例」(中小企業振興条例)の制定を求め続けてきました。今回の「条例」制定は、その取り組みが実ったものです。

「中小企業振興基本条例」を制定している自治体は、三十一道府県百十六市区町(二〇一四年四月全商連調べ)で、その後も増え続けています。地域経済が疲弊する中で、改めて中小業者の役割を見直し、地域経済を守る行政の役割を位置づけようとする意識が自治体の中に広がっています。小規模企業への支援を国とすべての自治体の責務だと定めた「小規模企業振興基本法」が二〇一四年六月に成立したことも、「条例」制定を後押ししていると言えます。

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安倍内閣の経済政策「アベノミクス」が、いっそう行き詰まりを深め、政権発足・「三本の矢」から三年近くたっても、中小業者・国民の経営と暮らしの困難は増すばかりです。円安や株高は進み、大企業などの利益は記録的な水準になっていますが、そのほとんどは内部留保にまわり、国民の収入や消費は増えていません。

兵商連が半年に一度行っている「会員景況調査」では、「消費税増税後、特に客単価が下がっている」(小売業)、「消費税増税で住宅の建築数が大変少なくなった」(建設業)、「材料費・光熱費の値上げで利益減少」(飲食店)など、地域経済と雇用を支えている中小業者から悲鳴ともいえる声が寄せられています。

安倍政権は、好循環を地方にも波及させる姿勢を示すため、「地方創生」を強調していますが、地方の競争をあおるものでしかありません。

一方、地域経済に大きな効果を発揮し住環境の整備にもつながる「住宅リフォーム助成制度」を二〇一三年度に実施した自治体が全国で五県六百二十三市区町村(二〇一四年四月全国商工新聞調べ)にまで広がっています。兵庫県議会は、二〇一一年十二月に「制度実現」を採択しましたが、兵庫県政は私たちや建設関係団体の要望に応えようとしていません。

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民商・兵商連は十一月十二日、兵庫県中小業者決起大会を開き、緊急・切実な要求を掲げた兵庫県各部局・金融機関十五カ所への要請行動を行いました。

制定された「中小企業振興条例」を真に実効あるものにしていくために、地域経済活性化に必要な施策の提案と実行を求めていく運動が求められています。

(2015年11月22日付「兵庫民報」掲載)

加印2市2町9条の会10周年「平和と文化のつどい」

戦争しない、みらいをつくる



加印地区の九条の会が共同して十回目の「平和と文化のつどい」を十一月八日、加古川市民会館で開催し、六百人が参加しました。

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開催に向け、今年も多くの地域の人たちが百八十二枠の名刺広告をだし、四百人以上の方がワンコイン賛同署名カンパをしてくれました。また、二市二町と各教育委員会、サンテレビ、BAN―BANテレビ株式会社、神戸新聞社に加えて、朝日新聞姫路支局も後援に加わり、ポスター貼り、地域ビラ配布、町内会長訪問など地域ぐるみで取り組まれました。

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当日は、民謡集団「鯱」の戦争法廃止に向けた、たたかいの時を告げる陣太鼓にも似た勇壮な太鼓演奏で緞帳が上がりました。

司会は総がかり行動でスピーチをした松原鷹史さん、開会挨拶は実行委員長の高橋逸さんが務めました。

十周年特別記念として同志社大学教授の浜矩子さんが、「平和憲法はグローバル時代の救世主~正義と平和が抱き合う場所をめざして~」と題して講演しました。

浜さんは、孔子の著述やアダム・スミス『国富論』まで引用し、自らの名前の由来にも触れて、本来あるべき経済活動では、「矩」(社会規範、行動規範、規律、節度、人に迷惑をかけない、他人を泣かせないこと)を大切にし、バランスを確保するためには、「耳を使って良く聞き、人のためにもらい泣きできる目、人に差し伸べる手が大切だ」と話しました。

集会は、戦争法廃止に向けたアピールを採択。野口九条の会会長で実行委員会副委員長の山崎道哉さんが閉会挨拶。参加者は、「二千万署名」を成功させ、戦争法を必ず廃止させようと決意を固めあいました。
(立花俊治)

(2015年11月22日付「兵庫民報」掲載)

石炭火力発電所県内に6基増設:問題点明らかにするフォーラム


石炭火力発電所の問題点を考えるフォーラム「温暖化対策の危機を乗り越える―兵庫の石炭火力発電所の新設を巡って―」が十一月十日に神戸市勤労会館で行われ、五十人が参加しました。主催は、NPO法人気候ネットワーク、あおぞら財団が共催し兵庫県保険医協会が協力して開かれました。

フォーラムでは、山本元(気候ネットワーク研究員)、歌川学(産業技術総合研究所研究員)、島村健(神戸大学大学院教授)の各氏が報告、パネラーとして森岡芳雄(兵庫県保険医協会)、井上保子(宝塚すみれ発電)の両氏が発言しました。

山本氏は、「世界平均気温は産業革命前より〇・八五度上昇。温暖化による異常気象が一般化し、誰もが〝このままではいけない〟と感じている。しかし、国内では四十八基の石炭火力建設計画があり、兵庫県内では六基(神戸製鋼、Jパワー高砂、関電赤穂)が計画されている。県内六基全てが稼働すると二千二百万㌧もの温暖化ガス(二酸化炭素)が排出され、県内二酸化炭素排出量七千三百万㌧の三〇%を占めるようになる」と指摘。気候変動に関する政府間パネル第五次報告書が「石炭火力を高効率天然ガス複合発電に置き換えれば大幅に削減」できるとしていることを紹介しました。

また、歌川氏は、「石炭火力は、どんなに高効率な設備であっても燃料の性質上LNGガス発電より環境負荷が大きい。石炭の環境負荷を減らす対策を講じる設備を考慮するとコストはLNGガス発電を上回る。どちらにせよ化石燃料は、二酸化炭素を大量に出しいつかは無くなる物。省エネや自然エネルギーへの転換は必然だ」と述べました。
(丸山寛=ひょうごECOクラブ)

(2015年11月22日付「兵庫民報」掲載)

『どうなる?産廃』上郡町で300人越える学習集会


上郡町梨ヶ原の産廃計画に反対する上郡・赤穂・備前の住民は、「どうなるの産廃?みんなで勉強しよう」と十一月十五日、上郡町生涯学習支援センターにおいて講演会を開催し、三百人を超える住民が参加しました。

講師には、産廃問題で先頭にたっている奈良県山添村議の奥谷和夫氏と岡山市議の河田正一氏を招きました。講演後、質問や発言が相次ぎ、「二十年、三十年先、子どもたちのためにも絶対つくらせてはならない」「対岸の話のように思っていた。全町民に輪を広げていかなければならない」など積極的な発言や、「千種川母の会」を結成して運動を広げているなどの報告に賛同の拍手が鳴りやみませんでした。

この産廃予定地は、岡山県との県境の上郡町梨ヶ原(地番は赤穂市西有年)に位置し、上郡町民・赤穂市民の飲み水や農地への水源となる千種川の上流です。

地元梨ヶ原の松本順一氏は「今回の計画は十四・六㌶だが、その周辺四・三倍の山林がすでに買い占められている」と報告し、会場から驚きの声があがりました。

事業者は国内屈指の産廃業者・大栄環境(株)(本社=大阪府和泉市)、管理型最終処分場面積十四・六㌶、埋め立て容量三百二万立方㍍、埋め立て期間二十年の計画です。

二〇一三年四月ごろから、県への事業申請を提出をしないまま、梨ヶ原自治会への接触を頻繁に行い、戸別訪問を繰り返し、同社工場の見学ツアーで協力者を募り、地域内の分断を画策してきました。翌一四年の役員改選で、産廃推進者が役員を占め、事業者説明会を受け入れる結果となっています。

住民有志は、同年七月「梨ヶ原産廃を考える会」(後に「反対する会」に改称)を結成、町長への嘆願書や反対署名等で運動を進めてきました。

集会の最後に会事務局の東雲紅風氏が「三百人を超える参加を得ることができ大成功だった。学習し、より広範な住民に知らせ、産廃処分場反対の運動を盛り上げていきたい」と述べ、参加者は拍手で確認しました。
(小林篤二=赤穂市議)

(2015年11月22日付「兵庫民報」掲載)

過労死等防止対策推進シンポジウム

憲法のいう健康で文化的な生活へ国と企業は対応強化を



「過労死等防止対策推進シンポジウム」(主催=厚生労働省、後援=兵庫県・神戸市、協力=過労死等防止対策推進兵庫センターなど)が十一月十三日、神戸市内で開催されました。

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過労死遺族の思いとして、兵庫労災を考える家族の会、東京過労死を考える家族の会から四人が発言しました。

▽公務災害で三十九歳の夫を亡くした女性は、「新しい仕事で残業が続き月百時間を越えていた。泣いている子どももあやそうとしなくなっていた。この時期を乗り越えればと思ったけど、うつ病の知識もなく対処できなかったことが悔やまれる。公務災害として認定されるのに十二年。二度とこのようなことが起きないようにしたい」と語りました。

▽また、九州の子会社に転勤直後、過労自殺で四十八歳の夫を亡くした女性は、「夫の身に何が起こったのか理由を知りたい」と労災申請を行ったと紹介。機械のメンテナンスという初めての仕事で、休日もなく月の残業は百二十時間を越えることもあったと語りました。女性は、「過労死等防止対策推進法が実効性のあるものになることを切に願っている」と訴えました。

▽うつ病を発症し四十九歳の自死で夫を亡くした女性は、「過重な労働が身体をむしばむ。仕事が原因で命を亡くすことなどこれ以上あってはならない。過労死等防止対策推進法の充実をもとめたい」と語りました。

▽職場の同僚を亡くし、自らもうつ病を発症しているという男性は、「亡くなった友人に助けられたこともあった。友人を救えなくて悔しい。私も今も通院治療をしている。これ以上過労死、過労自死する人をつくりたくない」と訴えました。

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基調講演として岩井圭司兵庫教育大学教授が、「過労による精神疾患―過労、ストレス、燃え尽き、自殺」と題し講演しました。リレートークでは連合兵庫、経営者、過労死等防止推進兵庫センターの代表が取り組みを紹介し、過労死等防止対策推進法の活用、充実などを語りました。

啓明学院高等学校は、過労死した男性の母親から話を聞いた内容で作ったラジオドキュメント『息子が残した宿題』を披露。取り組んだ高校生は、「過労死の問題は、私たち高校生全員が考えないといけない問題だと感じた。どう過労死のない社会をつくるのか、私たちにとっても宿題だと感じた」と語りました。

兵庫労連、ひょうご労働安全衛生センターなどからの会場発言もありました。

兵庫労働局が主催者挨拶をし、兵庫県、神戸市も後援挨拶をしました。

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閉会挨拶に立った藤原精吾過労死等防止対策推進兵庫センター共同代表幹事は、「過労死等防止対策推進法には、不十分さもあるが、ここまできたととらえたい。これをさらに現実のものにしていく必要がある。憲法には、健康で文化的な生活を営むとある。国、企業がこのことを受け止め、対応を強めることを促していく」と述べました。


(2015年11月22日付「兵庫民報」掲載)

第一四八回クリスタル短歌の会から

安武ひろ子選

来夏は選挙ありとう高三生の鋭きスピーチ 戦争法廃止
三浦良子

国中にみちた怒りをスルーした戦争法成立の日われは忘れじ
正津房子

病いえみんなと共に声あげて我とり戻す秋日和の日
大西千鶴子

総理の顔見る度ごとに吐き気する国民の声聞く耳もたず
清水淑子

玄関のめくり忘れしカレンダー怒りの日々の行動のあと
広瀬弘子

秋の陽を浴びて揺れいるコスモスに今の世のこと話してみたし
平野万里子

あきらめない「野党は共闘」とシールズの発言みんなを元気にさせる
森ひろ美

曼珠沙華燎原の火のごと土手を這う高き空に対峙するごと
岡本征子

百八十度ベランダより見る空の青これ見よがしに秋あかねの群れ
島田国子

上司のいぬ結婚式は秋陽のなか友の温もりシャッター音満つ
宮川菊代

背丈越すススキの原を赤シャツの夫の背追って歩く砥峰
西嶋節子

満天の星を見上げて峰山にしばし宇宙のひとりとなりぬ
長谷川一枝

どんぐりを庭で見つけて拾いゆけば幼きころがふとよみがえる
塩野菜美

(2015年11月22日付「兵庫民報」掲載)

観感楽学

ヘミングウェイ『誰がために鐘はなる』、スタインベック『怒りの葡萄』、アラゴン『フランスの起床ラッパ』、フーチク『絞首台からのレポート』、ネルーダ『きこりよめざめよ』、尹ユン東ドン柱ジュ『空と風と星と詩』。これらの作品に記されている圧政と侵略者・ファシストに果敢に立ち向かったインターナショナルな壮大な物語は治安維持法下で日本の青年が自由に接することはできなかった▼物語は労働価値学説、史的唯物論、帝国主義と民族自決権、反ファシスト統一戦線の理論に裏付けられていた。それは帝国主義日本が姿を現した一九〇〇年代初頭から弾圧法下で半世紀、日本の良識が命がけで獲得し暗黒を照らした「理性の輝き」であった▼啄木が「朝鮮国にくろぐろと墨を」を塗った頃から、暗黒を突き破るたたかいは東北アジアの民衆を結ぶものとなった。戦後七十年の今日、治安維持法犠牲者国家賠償を求める人々は、闇夜に灯火を掲げ続けた先達を顕彰し反帝独立の夢の相続人でもある▼「慰安婦」を含むすべての戦争犠牲者の国家賠償請求権に時効はない。夢と「理性の輝き」は語り継がれ、日々新たな実りを結ばなくてはならない。戦後七十年、立憲主義の戦線は広がり相続人は確実に増えている。 (A)

(2015年11月22日付「兵庫民報」掲載)

2015年11月15日日曜日

稲村尼崎市長と堀内衆院議員が懇談

稲村市長(右端)と懇談する堀内議員(左から2人め)

堀内照文衆院議員と日本共産党県委員会、尼崎地区委員会は十一月六日、稲村和美尼崎市長と懇談しました。党からは堀内議員の他、庄本えつこ県議、広瀬幸夫党尼崎地区委員長、松村ヤス子、辻修、徳田稔尼崎市議、門屋史明国会議員団兵庫事務所長代理が参加しました。

はじめに堀内議員から、「戦争法廃止の国民連合政府」提案の三つの呼びかけを紹介し、提案の背景にかつてない運動の広がりがあったことにも触れ、稲村市長ら四市長が発表した「安保関連法案は強行採決すべきではない」という声明について「運動にとっても非常にインパクトのある声明だった」と述べました。

稲村市長は、「私もかつてない危機感を感じ、記者発表を呼びかけさせてもらいました。こんな手法とプロセスで本当にシビリアンコントロールができるのか疑問を感じざるを得ませんでした。戦後民主主義が試されていますが、私たち自身も問われていると感じています」と述べました。

堀内議員は、「国会では答弁が二転、三転。そのうえで、『ご指摘はあたらない』と議論もせず、門前払い答弁をくりかえし、ひどいものでした」と国会の実態を紹介しました。

稲村市長は、「九条の理念を重んじる立場として懸念を感じます。私たちが学生のころ、PKOとして初めて海外に自衛隊が行くかどうかで大問題になった。いまは、当たり前のように自衛隊が行くようになっている。危機感を感じる。同時に非武装をめざすなかで、現実どうするのか、考える必要もある。以前から関心のあるテーマです」と述べました。

堀内議員が「これまでは、自衛隊を海外に送っても、九条があるから、戦闘地域には行かない、武力は使わないという歯止めがあった。しかし、それをもひっくり返してしまった。法律もそうだが、その前の閣議決定を撤回させる必要がある。だからこそ私たちは政府構想を提起しました」と述べると、稲村市長も「その点は、本当に同感です」と応じました。

堀内議員から、「若者のたたかい、とくに言葉の力が大きかったです。最近では『空気を読むのではなく、変えるべきだ』と言っています。〝KY〟といって空気を読んでいた若者が、それをのりこえ、こうした発言をしていることに驚きました」と述べると、稲村市長は「空気を読んだり、忖度したりすることで、戦争することになっていったんだと言いたい。今までと違う人が声をあげているというのは大事です。一方で、目の前の生活がたいへんで、見過ごしている方もいる。そういう人たちもふくめ、どう届く動きをつくっていくのか、考えないといけない」と語りました。

(2015年11月15日付「兵庫民報」掲載)

防衛大臣と中部方面隊総監に申し入れ:「安保関連法廃止・日米共同方面隊指揮所演習中止を」

駐屯地門外の路上で
申し入れ書を受け取る
宇郷室長(左)
「戦争法廃止‼ ストップ! ヤマサクラ69大集会」実行委員会は十一月四日、陸上自衛隊伊丹駐屯地を訪れ、防衛大臣と中部方面隊総監に対し、安保法関連法を廃止すること並びに日米共同方面隊指揮所演習(ヤマサクラ69)を中止することなどを申し入れました。

申し入れには同実行委員会の中川直事務局長、吉尾明美事務局次長、上原秀樹事務局次長(伊丹市議)が参加し、伊丹駐屯地の宇郷武昌指令業務室長が対応しました。

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陸上自衛隊は、今年度の日米共同方面隊指揮所演習を十一月下旬から十二月中旬にかけて伊丹駐屯地で実施すると発表。すでに準備訓練が三回にわたって行われています。

今回は、安倍自公政権によって戦争法(安保法制関連法)が強行可決されてから初めての演習であり、国会審議で明らかになったとおり、米軍と自衛隊の「軍軍間調整所」がすでに設置されており、日米共同作戦計画も存在することが暴露された中で行なわれる演習となります。アメリカが行う戦争に参加する危険な演習となることが予測されるとともに、国民保護計画に基づき、自治体を巻き込んだ演習となります。

12月5日、伊丹・昆陽池公園で大集会


同実行委員会は、十二月五日(土)十三時三十分から、伊丹市昆陽池公園多目的広場で、「戦争法廃止‼ ストップ! ヤマサクラ69大集会」を開催する予定です。戦争準備のための日米軍事演習が実施される現場で、戦争法廃止の声をあげようと、集会参加を呼びかけています。
(吉尾明美)

(2015年11月15日付「兵庫民報」掲載)

神戸憲法集会

世代を超えつながり憲法目覚めさせよう


劇団あすわか三部作上演

十一月三日、実行委員会による「神戸憲法集会」が開催され、会場いっぱいの五百人以上が参加しました。

▽和田進憲法会議代表幹事(神戸大学名誉教授)は開会挨拶で、安倍首相の言う「積極的平和主義」は欺瞞だと指摘しました。

戦後七十年間培ってきた「憲法九条にあらわされた『非戦』の意識は、反核平和運動などの地道な努力によって積み上げられ、今、SEALDsやママの会に参加する若者たちを生みだす大きな力になってきた」と、SEALDsのスピーチを紹介。また、「安倍政権の立憲主義・民主主義・平和主義に対する破壊を食い止める」ために日本共産党が提唱した「国民連合政府」をふくむ多数派の結集こそ必要と訴えました。

▽「劇団あすわか兵庫」(明日の自由を守る若手弁護士の会)による演劇「憲法が起きるまで」が上演されました。これまで憲法を気軽に学ぶ「憲法カフェ」などを行ってきた若手弁護士が「紙芝居」を作成。それをもとに寸劇「憲法ができるまで」「戦争が起きるまで」を上演。今回は第三弾の初演。若者が戦争に行かされるような社会にさせないために、市民が憲法を学び、力をあわせるという内容で若手弁護士たちがそれぞれの役柄を熱演。会場と舞台が一体化し、大きな声援と拍手がおくられました。

▽「沖縄と辺野古と憲法」と題して、後藤浩安保破棄兵庫県実行委員会事務局長が「美ら海編集委員会」などが作成したDVDを上映しながら、この間の沖縄のたたかいの経過と到達点を語り、「戦争法廃止」と「辺野古に基地をつくらせない」というたたかいは一体のものとしてたたかう必要を訴えました。

▽吉田維一弁護士(神戸合同法律事務所・県弁護士会憲法問題委員会委員長)が「七十歳を前に躍動する憲法――劇団あすわか三部作より」と題して講演しました。

吉田弁護士は、戦争法反対のたたかいの広がりの中で、「一人ひとりが憲法の意味を知り」「自分の頭で考えてきた」ことが大事だと指摘しました。

二十代の投票率が激減していることについて、吉田氏は、「大人の社会に落第点をつけている」のであり、「本当は変えたいと思っている若者に本気で応えようとするかどうかが、これからのたたかいにかかっている」と述べ、当面、参議院選挙にむけて、世代を超えてつながることが大事であり、「この過程で憲法がめざめていく―起きていく―ことになる」と結びました。

▽津川知久憲法会議代表幹事(兵庫労連議長)が閉会挨拶をし、総がかり行動実行委員会提起の「二千万人『戦争法の廃止を求める統一署名』」に取り組み、兵庫で百万筆を集めようと訴えました。

(2015年11月15日付「兵庫民報」掲載)

神戸大学職員有志が「戦争法」廃止へ学習会

岩佐准教授の講演を聴く参加者

戦争法の廃止を求める神戸大学職員有志が十一月六日、「戦争法(安全保障関連法)学習会」を神戸市内で開催し、約三十人が集まりました。

安保関連法案に反対する神戸大学緊急集会(七月三十日開催)を呼びかけた岩佐卓也神戸大学人間発達環境学研究科准教授が「戦後憲法史のなかの安全保障関連法」と題して講演しました。

岩佐氏は、憲法九条の成り立ち、施行直後から行われてきた解釈改憲と、自衛隊の位置づけの変化などを歴史的にたどりました。一九九〇年代から自衛隊の海外派遣に道が開かれてきたこと、しかしそれでも、自衛隊は「戦闘地域に行かない」「武力は使わない」という九条による規制がかかっていたことを紹介。今回の安全保障関連法は、その規制を外す重大な道に踏み込んだことを指摘しました。

同時に、岩佐氏は、安全保障関連法が、「逆に自衛隊が合憲だという根拠を崩すことになり、安倍氏は、自らを危険にさらすことにもなっている」「政権の九条への執拗な改変攻撃に対して、九条を機能させていったのは民衆の運動。運動を持続発展させ、法律の執行を許さず、廃止に追い込むことが大事だ」と強調しました。

質疑応答・討論では、「日本国憲法のアメリカ押し付け論はどう考えたら?」「違憲立法審査権は活用できるのか?」「戦争法廃止だけでいいのか?」などが出され、意見交換がされました。

また今後のたたかいとして、安保関連法の廃止をめざしこのほど発足させた「神戸大学平和フォーラム」を軸に取り組みをすすめていくことなどが確認されました。

(2015年11月15日付「兵庫民報」掲載)

戦争法をなくすほんきの会講演会:ミンダナオ子ども図書館の取り組み聞く

講演する松居氏

「戦争法をなくすほんきの会」が十一月八日、姫路市立飾磨図書館ホールで、「ミンダナオ子ども図書館」館長の松居友さんと日本共産党参院兵庫選挙区予定候補の金田峰生さんを招き、講演会を開催し、約百人が参加しました。

サークル「ぐるくん」があでやかな紅型の衣装を着け、三線の伴奏で沖縄民謡を歌ってオープニング。

金田氏
続いて、参議院兵庫選挙区予定候補の金田峰生さんが、戦争法を廃止するための「国民連合政府」について説明し、「二千万人『戦争法の廃止を求める統一署名』」の成功を呼びかけました。

松居さんは、「戦争は結局お金もうけから始まっている」と話し始めました。

ミンダナオ島で、石油と天然ガスの権益をめぐる反政府勢力と政府軍の戦争が、たくさんの避難民や孤児を生み出している状況の中で、子どもたちを助けたいと、法人「ミンダナオ子ども図書館」を設立したこと、そこは戦争で親を亡くした子どもなどが共同生活をする場所でもあり、武力抗争の続く中で、子どもたちと共に出かけて本の読みきかせを通じて心を通わせていく拠点でもあるとともに、日本からの支援の受け入れや民族間の交流の役割も果たしていることを紹介しました。

異なった民族の子どもたちが互いの文化を認め合いながら仲良く生活している映像は印象的でした。
(菊池恵躬子=同会)

(2015年11月15日付「兵庫民報」掲載)

基地調査:六甲山と神戸港

基地の存在と危険性知らせなくては

兵庫県平和委員会 大森幹雄

六甲山通信中継所


塔の下部が山小屋風に

霧雨の煙る十一月八日、六甲山頂にある自衛隊六甲無人通信中継所の調査に向かいました。防衛統合デジタル通信網(IDDN)の施設です。

山小屋風の中継所は全国的に例がなく、山頂を占拠していた米軍通信基地を撤去させた「六甲山頂を市民に返せ!」のたたかいの成果でもありますが、看板など表示が無いため、自衛隊通信基地である事を知らない人も多いのが現状であり、軍事通信の危険性を知らせる取り組みの必要性を痛感しました。

阪神基地隊


潜水艦1隻(中央)と駆逐艦2隻(左)

次に向かった海上自衛隊阪神基地隊(神戸市東灘区魚崎浜町)は二隻の掃海艇と一隻のおやしお型潜水艦が係留してありました。

ここは、阪神・淡路大震災後、五階建ての本館や十二㍍水深バースなど、機能を大幅に強化しています。大阪湾と紀伊水道海域を守備範囲とし有事には船舶の運行規制を想定しています。

新明和工業


次に向かったのは新明和工業甲南工場(東灘区青木)。海上自衛隊で運用されている飛行艇US―2を建造しており、遮蔽壁が設置されています。世界で唯一、波高三㍍でも離発着が可能で、一機百億円。

安倍政権のもと武器輸出三原則が見なおされ世界三十カ国以上からオファーが来ており離島の人々の暮らしを守るとのうたい文句による武器輸出を許さない世論を広げる事が求められています。

川崎重工・三菱重工


川崎重工で建造中のそうりゅう型潜水艦

最後に、港めぐりの船から川崎重工神戸工場(中央区東川崎町)、三菱重工神戸造船所(兵庫区和田崎町)を見てきました。

ハーバーランド対岸(川崎重工)に最新鋭のそうりゅう型潜水艦が停泊。一隻六百六十億円。川崎重工と三菱重工で毎年交互に建造されオーストラリアへの輸出が危惧されています。今回は、川崎で四隻、三菱で二隻、計六隻の潜水艦を確認しました。

安倍政権はインドやベトナムへの原発輸出をセールスしていますが、三菱重工神戸造船所では原子力発電プラントや関連機器も製作しています。

神戸港が有事には潜水艦の出撃の拠点となる危険があり、非核「神戸方式」を守り広げることの大切さを実感した基地調査でした。

(2015年11月15日付「兵庫民報」掲載)

憲法が輝く兵庫県政へ(7):公共事業

県民の暮らし守る公共事業へ

日本共産党兵庫県議 入江次郎

兵庫県は二〇〇八年度~二〇一八年度(平成二十年度~三十年度)を「新行政改革期間」として位置づけ、県民の福祉・暮らし・安全を切り捨てる県政をすすめてきました。

*
県民の安心安全を担う地域土木事務所は二十二事務所から十三事務所へと統廃合し、土木事務所職員数も九百九十三名から七百五十六名へと削減しました。

二〇〇九(平成二十一)年に佐用町を襲った大水害では、これまであった佐用土木事務所が廃止されており、災害当日に土木職員が現地に入れなかったという報告もされています。

県は、県民にとって最も身近な土木事務所を行政改革の名のもと統廃合する一方で、不要不急・需要予測の甘い大型開発事業を推進しています。一例をあげると、明石~太子間を海岸線で結ぶ播磨臨海地域道路網計画です(総延長五十㌔㍍、総額五千億~六千億円)。

当初計画は一九七三年にされたものですが、直前の一九六〇年代は、GDP成長率が年率換算平均で一〇%、自動車保有台数が三百四十万台から一千九百万台へと五・六倍に、生産年齢人口も六千万人から七千二百万人へと増加するなど、経済も人口も右肩上がりの高度経済成長期です。

一方で二〇〇〇年代に入ってからのGDP成長率はマイナスが続き、自動車保有台数は、二〇〇三年の七千七百万台から二〇〇一三年の八千万台へとわずか一・〇四倍に留まり、今後自動車保有台数が減少に転じる事は明らかです。また、今後四十年の労働生産人口は現在の七千六百万人から五千万人まで減少するとの推測がされています。

*
広畑港区の水深14mバース(2013年)

県はこれまでも甘い需要予測のもとでの大型公共事業を推進してきました。

但馬空港は、年間乗客見込み数四万七千人に対し、二〇一四(平成二十六)年度実績は二万九千人でした。姫路港広畑港区では、年間六十四万㌧の貨物量と三万㌧超の巨大コンテナ船が入港できるようにと四十億円以上かけて水深十四㍍バースを整備しましたが、二〇一四(平成二十六)年度実績は貨物量九万㌧、三万㌧超の巨大コンテナ船入港実績は一隻です。

こうした大型公共事業の結果、県は財政を大幅に悪化させ、福祉・暮らし・安全のための予算を「行政改革」のもと切り捨ててきました。

*
これからの公共事業は、不要不急の大型開発型から、老朽化が進む社会基盤への維持管理型の公共事業への転換が必要です。

しかし、県が発表した今後十年のメンテナンス計画は、例えば橋脚は四千六百五十四橋のうち、わずか三百二十四橋、経年三十年以上の下水道管は五十二㌔㍍の内〇・七二㌔㍍に留まっています。今から二十年~三十年後には一気に社会基盤の老朽化が進み莫大な維持管理費が必要になってきます。

大型公共事業では地元建設業者の受注率は限定的ですが、維持管理型の公共事業は地元建設業者への仕事おこしにもつながります。防災・老朽化対策型への公共事業への転換が必要です。

(2015年11月15日付「兵庫民報」掲載)

兵庫の地域医療を考える集い

報告する、いそみ県議

兵庫の地域医療を守る会と日本共産党兵庫県議団は十一月六日、兵庫県民会館で、第一回「兵庫の地域医療を考える集い」を共催し、五十人が参加しました。

挨拶する堀内議員
堀内照文衆議院議員が安倍政権の進める医療と介護の一体改悪にふれながら挨拶しました。

いそみ恵子県議が兵庫県の地域医療構想に基づく病院のベッド削減や病床再編の内容、二次医療圏ごとに調整会議が開催されることなどを報告。兵庫県社会保障推進協議会の高山忠徳さんが国保の都道府県単位化の動向と課題を、兵庫の地域医療を守る会の今西清が新公立病院改革の内容と地域での運動課題について、それぞれ報告しました。

二つの加古川市民病院の存続と充実を求める会からは、自治会連合会などでの署名も広がり市議会で満場一致で意見書が採択されたことが紹介されました。

また、姫路での県立循環器病センターと新日鉄広畑病院の統合の動き、但馬での新たな公立病院再編の動きや救急、産科などでの新たな集約の動きと問題点についてなど、全県で広がる公立病院の新たな動きなどが交流されました。

激動する情勢に対応するために、日常的に情報交換を行うとともに交流集会を継続的に開催していくこと、各地域での学習や要求づくりに取り組み、憲法違反とも言える医療費抑制を許さない取り組みを全県で進めていくことが確認されました。

(今西清=兵庫の地域医療を守る会)

(2015年11月15日付「兵庫民報」掲載)

UR西宮借り上げ住宅入居者を励ます学習会

住まいは人権、コミュニティの継続こそ大切


吉田弁護士の講演を聴く参加者

「西宮UR借り上げ住宅入居者を励まし、支援する会」が「住まいは生活の土台、住まいは人権――希望者すべての継続入居を」をテーマに「入居者を支援する学習会」を十一月七日、西宮市勤労会館で開催しました。

*
講師に招かれた借上復興住宅弁護団事務局長の吉田維一弁護士は、ニュースショーなどで借り上げ住宅からの退去強要をめぐって、西宮市と入居者と「どっちもどっち」だとの論調が出ていることに対し、「入居者に全く非はない」と強調し、市が「様々な支援策を行っている」といいながら、いずれも「住み替え」のためのもの、「司法の場に判断を委ねる」といいながら、法的根拠を示していないこと―などを批判しました。

また、転居が困難な高齢者・障害者に復興住宅として借り上げ住宅をあてがったのが最大の難点だったと指摘。

借り上げ住宅協議会、復興県民会議と借上弁護団の共催で十月二十九日に行ったシンポジウムでの早川和男神戸大学名誉教授の主張も紹介しながら、入居者が二十年かけ作り上げてきた「コミュニティという見えない財産」を継続させることが、この問題を解決する道だと強調しました。

また、署名運動やシンポジウム(十一月二十二日開催→行事案内参照)などの取り組みへの参加を訴えました。

まつお正秀市議は、日本共産党市議団がこの間十五議会連続で借り上げ住宅問題を質問でとりあげてきたことなどを報告。上田さち子市議は、市が十二月議会に裁判に訴えることを提案しようとしていることについて、当初、市は他の家賃滞納と借り上げ住宅問題を一本の議案として提案しようとしていたのを抗議して、分けさせたことを明らかにするとともに、提訴を許さないため全力をあげる決意を表明しました。

支援する会の坂田征史代表からは、希望者すべての継続入居へ、周りの人や議会各会派への働きかけを強めようと呼びかけました。

(2015年11月15日付「兵庫民報」掲載)

神戸職演連第61回公演:『真珠の首飾り』

日本国憲法にこめられた思い


稽古風景

一九四六年二月四日、GHQ民生局員二十数名が秘密裏に集められ、ある重要機密を命じられます。

それは、たった一週間で日本国憲法の草案を作成すること。

招集をかけたのは民生局長ホイットニー将軍。日本政府の憲法改正案を毎日新聞のスクープ記事で知ったマッカーサー元帥は、その保守的な内容では、ポツダム宣言の精神が生かされないと失望し、逆にGHQで草案を作成すべきと民政局に「特別命令」を発したのである。

マッカーサー元帥による「三つの原則」(象徴天皇・戦争放棄・封建制度の廃止)に沿う、憲法草案を一週間で作るよう、秘密命令がくだり、不眠不休の作業が始まった。平和を望む日本国民のためにと。

(奥田康雄=神戸職演連代表)


神戸職演連第61回公演『真珠の首飾り』/作=ジェームス三木、演出=三村省三(神戸ドラマ館ボレロ)/11月28日(土)、29日(日)13時30分(開場は13時)/神戸アートビレッジセンター/前売り:大人2000円、大学生以下1000円、当日:大人2400円、大学生以下1200円/☎078‐351‐6969、06‐6468‐8571(洲崎)


(2015年11月15日付「兵庫民報」掲載)

「あさぎ」十一月詠草:姫路年金者組合

「久しぶり」テンション上がるクラス会十代にもどる喜寿のわれら
六十五歳の気遣いくれし甥が逝く感謝の言葉いえないままに
藤原信子

国境の無き尖閣の海原を船の行き交う風景浮かぶ
「時事放談」浜矩子氏の出番だよ安倍内閣の狙い打ちだよ
衣川有賀子

男等がはだかで屋台練り歩く町中太鼓がとどろき響く
朱色のハチマキ付けて壮年の男が屋台に大声かける
江藤雅江

髪結って浴衣の娘さん赤いペティキュア塗り下駄にはえ
畦道の韮に露草彼岸花背伸びしあって天をあおぎぬ
常田洋子

柿の葉のかさりと落ちる夕まぐれ「又一日が過ぎた」と夫
もう袖を通す人亡き藍大島解いて仕立てるチュニックコート
山下直子

久々の友の電話は「高齢者の総会の出席してくれるよね」
病む友のおさそいならばことわれず十一月一日約束をする
田渕茂美

(2015年11月15日付「兵庫民報」掲載)

ひなたぽっころりん(566)



(2015年11月15日付「兵庫民報」掲載)

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