スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

9月 14, 2014の投稿を表示しています

青年たちの「聞き取りプロジェクト」4回目:神戸空襲と広島での被爆

県内の学生や高校生、民医連の青年職員などでつくる兵庫聞き取りプロジェクト実行委員会は、9月15日、4回目となる被爆者への聞き取りを行い、8人が参加しました。


この日は、西宮市原爆被害者の会の水野喬司会長を鳴尾まで訪ね、近くの公民館で聞き取りをおこないました。水野さんは、初めに自分の生い立ちや居住されている鳴尾の特徴などを紹介したうえで、戦争体験、被爆体験を語りました。

水野さんは、現在の神戸市東灘区の出身で、1945年6月5日、母親と兄や姉と神戸での空襲にあいます。350機のB29が神戸の街を襲い、3千人が死亡、5千5百戸が被災した空襲で、水野さんも火傷を負いながら、大きい貯水池に逃げ込んだようすなどを、御影町(当時・現東灘区)での空襲が描かれている『火垂るの墓』のアニメの映像も引用しながら、リアルに紹介しました。

水野さんは、空襲を逃れるために、友だちも疎開していくなか、仕事で父親が行っていた広島に疎開することになりました。8月6日、早朝、広島の学校に行き8時から校長先生の訓示があって、教室に戻って服をぬぎかけたとき、「ピカー」「ドカーン」と爆風が吹き、水野さんは、足にガラスが突き刺さったそうです。ガラスが刺さるような怪我をした友だちが何人もいました。爆心地に約1キロ近づく自宅へ戻る途中、原爆資料館にあるろう人形のように焼きただれた人、目ん玉が飛び出ている人、肌がずるむけになった女性や赤ちゃんなど、すさまじい姿の人たちが、逃げ歩いてきていました。

水野さんは「いまの子どもたちには、耐えられない光景じゃないか」といいながら、「二度とこのようなことが起こらないように、みなさんに知ってほしい、放射能の影響を知ってほしい。福島でもたいへんな事態になっている。〝全世界から核兵器をなくしたい〟―そういう思いで語り部をしている。語り継げるのは、私らが最後の世代くらい。ぜひ、いろんな体験を聞いてほしい」と語りました。

参加した大学1年生のYさんは、「私自身、被爆者の話、広島の話は中学校の修学旅行ぶり。あらためて原爆の恐ろしさを、見たままのことを聞いて、やっぱり二度とあってはならないし、世界に原爆がまだまだあるというのが怖い。8月のニュースの報道などはわかるけど、こういうリアルな実態を多くの人ともっと聞いていきたい」と感想を話しました。また高校2年生のIさんは、「御影公会堂などが…

東灘の党と後援会が「イノシシ問題を考えるシンポ」

日本共産党東灘・灘・中央地区委員会と東灘区日本共産党後援会が「イノシシ問題を考えるシンポジウム」を9月6日、東灘区民センターで開催し、90人が参加しました。

開会挨拶で松本のり子市議が、同区で、イノシシによる噛みつきや体当たり、ごみ荒らしなどの被害が最近増加し、党事務所にも相談がたびたび寄せられていることから、その対策について考えようと企画したことを報告しました。


シンポでは、兵庫県立大学准教授で兵庫県森林動物研究センター主任研究員の横山真弓氏が、イノシシの生態や特性、イノシシによる被害状況と対策などについて基調講演し、丹波市青垣町東芦田営農組合組合長の芦田浅巳氏が集落での獣害対策の取り組みを紹介。きだ結県議と西ただす市議がそれぞれ県・市の施策を報告しました。

横山氏は、本来の野生イノシシは警戒心が強く、山中で土中のミミズ・昆虫・木の根を主食としていること、また現在の六甲山は豊かな環境であること、それにもかかわらず、神戸ではイノシシが市街地に現れ、人に向かってくるようになったのは、不用意な餌付けでイノシシが、栄養価の高い食物が人から得られることを学習してしまったからだと指摘。餌付けやごみの放置をやめ、市街地は危険で餌を得ることもできないところだと徹底的に学習させ、野生を取り戻し豊かな森林に暮らすイノシシに変えることが本当の共存だと強調しました。

芦田氏は、イノシシ、シカが集落に侵入しないように柵を設けているがその維持管理には、大きな労力が必要であることを紹介しました。

質疑応答のなかでは、イノシシに出会ったらスプレーの音などでびっくりさせれば逃げること、餌付けをしている人を見つけたら区役所に通報することなどの助言や、県・市に担当の窓口が不十分なことなどの問題点が語られました。

*

また、党と後援会からは、①餌付け禁止・ごみ出しマナーの徹底など実効ある対策②ネット柵の張り巡らし③野生動物の対策を専門とする部署の新設、専門家の配置―などを求める、県・市への要望署名も呼びかけられました。

(2014年9月14日付「兵庫民報」掲載)

丹波豪雨災害:住宅、生業再建できる公的支援を

県内で甚大な被害が発生した台風11号と豪雨災害で、日本共産党は、関係地区委員会と県委員会、市議団、県議団、国会議員団が連携して、被災者救援、被害実態の調査、募金活動にとりくむとともに、「住宅と生業の再建に必要な公的支援」を兵庫県や丹波市などに緊急要望しています。

兵庫県が9月1日に発表した「緊急対策」は、京都府とくらべても、全壊・大規模半壊に支援金の上乗せがない、融資が中心で中小業者や農家への直接助成がないなど、まったく不十分です。

京都府が独自に恒久制度として創設した「地域再建被災者住宅助成」(費用は府が3分の2、市町村が3分の1を負担)は、国の制度である被災者生活再建支援法(全壊300万円、大規模半壊250万円)に加えて全壊150万円、大規模半壊100万円の支援金が上乗せされます。半壊に150万円、床上浸水等に50万円が支給されます。

兵庫県の「緊急対策」は、全壊・大規模半壊で国の支援法への上乗せがなく、半壊25万円、床上浸水等15万円と少額です。このためか、丹波市は独自の支援金を発表。全壊50万円、大規模半壊・半壊25万円、一部損壊・床上浸水15万円(損壊10%未満5万円)を上乗せします。

支援法が適用されない市町への支援策を比べてみても、京都府が支援法と同額、全壊300万円、大規模半壊250万円を支給するのにたいし、兵庫県は、全壊150万円、大規模半壊75万円にとどまっています。

日本共産党は、「住宅と生業の再建に必要な公的支援」を求めるとともに、「支援金は、せめて京都並みに」と緊急要望しています。救助法にもとづく住宅の応急修理の柔軟・積極活用、公営住宅への入居世帯など被災者の生活に必要な「生活必需品」の給与、中小業者や農家の設備・機械・機器の修理・更新への直接助成、農業向け補助金の「農地の集約・規模拡大」要件の撤廃などをもとめて、奮闘しています。


(2014年9月14日付「兵庫民報」掲載)

丹波豪雨災害:人手も住宅もケアも必要

門屋史明(党県委員会機関紙部長)
丹波市の土砂災害被災地へ9月4日、青年ら5人とボランティアに行ってきました。

入ったのは丹波の災害でももっとも被害がひどく、亡くなった方もある地域で、作業した家の裏山には、土石流の跡が生々しく残り、少し離れた隣の家には、まだ土砂が横の壁にかぶさっていました。作業した家には、この間、ボランティアがずっと入っていて、家の中の泥は、ほぼだされていましたが、家の裏にはまだたくさんの土砂がありました。


男性3人は、家の裏手の土砂の撤去作業。重機で掘り出された土砂をスコップですくい一輪車で運ぶ作業。まだ水分を含んだ泥で、かなり重い泥でしたが、流れ作業で、裏の土砂の3分の2は、なくなりました。

女性2人は、家の床下を洗浄機できれいにしたあとの水分を拭き取る作業。暗いなかで、床板もあり、移動しにくいなかでしたが、カビないように水分をとっていました。

参加した青年は――
「ニュースをみて、いてもたってもいられなくて、民青で提案して今回のボランティアが実現した。一日がんばったけど、できることは少ないなと思った。だけど、多くの人の協力でここまで来ている。さらに支援の輪をひろげていきたい。自分も機会があればまた来たい」
「日本で、この間災害が多いなと思ってはいたけど、まだテレビのなかだけで、初めて実際の災害現場にきて、実際に生活がかかっているんだと実感し、身近に感じられた。一日でできることは限られているけど、それでもちょっとづつ力になれて、元のように家に住める日が早く来るようになればいいな」
「実際に見てみて、思ったより片付いていない。人手もまだ足りていないのかな。行政と民間団体がさらに協力しながら、打開していかないといけないのかな。ぼくもまた来ないといけないと思う」
――などの感想を語っています。

現地では、泥の撤去など、まだまだ手のついていないところがあったり、一軒一軒の作業が相当の量に及ぶなど、まだ人手が必要でした。また、被災者からは、当面、住むところや生活必需品、そして稲刈りなど農業の不安も語られ、、ボランティアとともに被災者への手厚いケアも含めた対策がさらに必要になっていることを実感しました。

(Web版のみ)

ひきつづきボランティア受け入れ:党丹波地区豪雨災害対策本部

日本共産党丹波地区豪雨災害対策本部が受け入れているボランティアは、救援・復旧に活躍しています。

ある党員は、仕事で使う重機を、被害のひどかった地域に持ち込んで、住宅を取り囲んでいる土砂の除去に大活躍して、喜ばれました。

同本部では、ひきつづきボランティアの受け入れを続けています。

(2014年9月14日付「兵庫民報」掲載)

川西市議選10月12日告示・19日投票

くらし・福祉・子育て・市民参画充実―安倍暴走政治から住民守る日本共産党の4議席を

川西市議選(定数26)は10月12日告示・19日投票で行われます。

日本共産党は、現職の住田由之輔(67)、黒田みち(56)、北野のり子(51)の3氏と新人の吉岡けんじ氏(45)を立て、4議席確保を目指します。

日本共産党川西市議団は、市民と力を合わせて、子ども医療費、中学校給食、高齢者お出かけ促進事業などで市政を動かしてきました。また、政務活動費についても「1円からの領収書添付、市議会ホームページでの公開」などを実現してきました。

今回の市議選に向けては市民アンケートを基に、くらし・福祉・子育て・市民参加など基本政策案「みんなイキイキ川西プロジェクト」をまとめて市民に問うています。また、安倍暴走政治から住民を守るためにも日本共産党の4議席を必ずと訴えています。


9月7日にはアステホールに、こくた恵二衆院議員・党国対委員長を招き演説会を開催し、350人が参加。4人の予定候補もそれぞれ決意を表明し、市議選への弾みをつけました。


【予定候補の略歴】

住田由之輔(67)=現5期=
神戸大経済学部第2課程中退。川西共同保育所運営委員、川西小学校、明峰高校PTA会長歴任。94年市議初当選。栄根第2自治会副会長。

黒田みち(56)=現3期=
キリスト教保育専門学院卒。川西市立緑保育所などで保育士23年、兵庫自治労連保育部会事務局長を歴任。02年市議初当選。北陵小学校区コミュニティなどで活躍中。

北野のり子(51)=現1期=
尼崎市立産業高校卒。食品会社勤務、川西市リサイクルアドバイザー、兵庫自治労連執行委員を歴任。10年市議初当選。

吉岡けんじ(45)=新=
大阪工業大学経営工学科卒。KKエムズテクノロジで電子機器エンジニアとして勤務。民青大阪府委員、地域労組城北友愛会執行委員など歴任。

(2014年9月14日付「兵庫民報」掲載)

高砂市議選で大塚・坂辺氏当選

高砂市議選は9月7日投開票の結果、日本共産党の現職・大塚好子氏(59)と新人・坂辺勝彦氏(56)が当選し、現有2議席を確保しました。

前回より1減の定数21に25人が立候補。投票率は過去最低の54・72%でした。

日本共産党の得票合計は2,561票、得票率6・32%。前回より得票で766票、得票率で1・53㌽減らし、2013年参院選比例票にも300票あまり及びませんでした。

選挙戦では、事業費600億円以上の大型ゴミ処理施設計画について、住環境を悪化させ、ゴミの減量化に逆行すると指摘し、「ごみ処理広域化計画」(2市2町)の白紙撤回を主張。国保料・介護保険料の引き下げと減免制度の拡充、24時間365日安心・安全な介護サービスの充実、全中学校での給食の早期実現、住宅リフォーム助成制度の実現などを訴えました。

また、安倍暴走政治に「地方からノーを」と正面から批判、日本共産党の値打ちを強調しました。


大塚好子(59)現

藤森看護専門学校卒。姫路医療生協看護部長・理事、ケアマネジャーなど。2006年、高砂市議初当選。





坂辺勝彦(56)新

中筋小、松陽中、東洋大姫路高卒。センバツ(甲子園)大会に出場し、準決勝進出。大阪体育大学卒。高校教諭・野球部監督など。





(2014年9月14日付「兵庫民報」掲載)

「あったかこうべ・灘区の会」第2回総会

ローカルマニフェスト実践に奮闘

あったか神戸・灘区の会は、昨年8月に結成、秋の市長選挙などをたたかってきました。結成からまる1年になる9月7日、40人が参加して第2回総会を開きました。

総会では、「会」の経過報告と味口としゆき市議からの「久元市政1年を検証」の報告を受け、各参加団体から7人が発言し交流を深めました。

地域要求実現「ローカルマニフェスト」の取り組みで、新婦人の会は「子育てアクション」の取り組みを、HAT灘の浜の「借上げ住宅連絡会」は、退去期限のない契約でも出て行けと言われ、必死にたたかっている状況を報告。

党鶴甲支部は、鶴甲会館の存続問題を考える集会を開催したこと、全戸配布で案内し、当日は団地管理組合や障害者施設の役員などの参加もあり、党支部の提案が大歓迎されるなど、地域で存在感を高めていることが報告されました。

また「神鋼火力問題連絡会」からは、地域の「まちづくり協議会」から懇談を呼びかけられ「定期に協議」していることなどが報告されました。

参加者は「あったかの会」の「ローカルマニフェスト」や、地域で頑張っている姿がよく分かって良かったと語っていました。

(2014年9月14日付「兵庫民報」掲載)

戦争の惨禍、語り継ごう:尼崎平和のための戦争展

第19回尼崎平和のための戦争展―「戦争する国」にしないために―を8月22日(金)~24日(日)の3日間、尼崎市立女性センター・トレピエで開催しました。

この取り組みは、阪神・淡路大震災を機に貴重な戦時中の遺品(衣服、生活用品、軍服、勲章、手紙等々)が散逸するのではないか、それを展示することで戦争の惨禍を忘れないようにしようとの思いで始め、今年で19回目の開催でした。

折も折、7月に安倍政権は集団的自衛権行使容認を閣議決定。実行委員会ではこの問題を大きく取り上げ、市民にアピールしようと、「集団的自衛権」コーナーに全展示数の1割、30数点を当てました。

23日には映画「アオギリにたくして」を上映しました。被爆して身障者となり、結婚にも見放される過酷な運命を背負いながらも、焦土の中で蘇る1本のアオギリの生命力に自らを励まし生き抜く実在した女性を描き、多くの方の感動を呼びました。

最終日の戦争を語る「体験談コーナー」では、14歳の時、広島中央郵便局で被爆した方など5人が体験を語り、戦時の犠牲者は「兵隊」だけでなく、窮乏をしいられた銃後の少国民であり、家庭を預かる婦女子であったことが証言され、「不戦」への思いが語られました。

「忘れていたことを再び思い出させることにほんとうの平和の願いを実現させることにもつながるのでしょうね。複雑な思いでした。」(70代女性)。「市民の力で19年間も続けられていることがすばらしいと思います」(40代女性)など平和の尊さを感じ合えた戦争展になったのではないかと思っています。

今年は稲村尼崎市長から「平和の尊さを次の世代に継承するこのような催しが開催されますことは、大変意義深いことと存じます」とのメッセージを戴きました。
(松岡宗治=実行委員会事務局長)
(2014年9月14日付「兵庫民報」掲載)

消費税増税分転嫁「全くできていない」29%

消費税は、税法上の納税義務者と実際に負担する担税者とが不一致であることが予定されています。特に市場競争力の弱い中小企業の場合は、顧客を獲得するために、消費税を当該納税義務者自身が自らの利益を削って販売することはしばしば行われています。租税の転嫁は、あくまで税法の建前にしか過ぎません。

原材料・燃料などの値上がりに苦しむ
日本商工会議所が実施した「8月の早期景気観測調査」(8月15日~21日、会員企業3,150社を対象)によれば――

原材料等の仕入れ価格については、「上昇している」と答えた企業(全産業)は92・5%。上昇分を販売価格に「全く転嫁できていない」が11・3%、「一部しか転嫁できていない」が72・3%、合わせて8割以上を占めています。

燃料費についても「上昇している」と答えた企業は94・9%にのぼり、販売価格への転嫁が「全く転嫁できていない」34・3%、「一部しか転嫁できていない」が59・6%でした。

こうしたなか、「原材料価格や電力料金の上昇により採算が悪化。消費者向けの商品は消費税率引き上げ分の転嫁も困難な状況」(水産食料品製造・販売業)との声も紹介されています。

消費税増税分も売上に転嫁できず
兵庫県商工団体連合会(県下30民商加盟)が、8月に「消費税8%増税」による緊急影響調査アンケート(9月8日現在・回答950人)を実施しています。材料仕入や経費が上昇している方へ、「上昇分(3%)は売上(販売価格や請負価格)に転嫁できていますか」と問うものです。①100%またはほぼできている16%、②5割以上はできている11%、③1割から5割程度できている23%、④全くできていない29%、⑤もともと転嫁できていない15%です。

二つの結果が示すように、消費税は営業破壊税であり10%になれば、中小企業・小規模事業者にとって、その転嫁が一層困難になることは明らかであり、見送ることが肝要です。

(藤原紀嘉=消費税をなくす兵庫の会事務局長)
(2014年9月14日付「兵庫民報」掲載)

〝福祉事務所による不正支給〟免罪する神戸地裁の不当判決

神戸市の北福祉事務所が収入認定を誤り、2年近く生活保護費を過少支給していたことから、神戸市北区でパンの製造・販売店を営む米﨑郁夫・由美夫妻が神戸市を被告として起こした国家賠償請求裁判で、神戸地裁第4民事部(植屋伸一裁判長)は8月26日、原告・米﨑夫妻の請求をすべて棄却する判決を言い渡しました。米﨑夫妻は、この神戸地裁判決を不服として控訴しました。



米﨑夫妻は、2010年1月から生活保護の利用を開始。当月の小口現金として利用するため、前月の売上の一部を「繰越金」として当月の収入に加算していました。「繰越金」として加算した額だけ、実際の収入より多く収入認定されてしまう結果、生活保護費が過少に支給されていたのです。

間違いを認識した時期を無視
判決では、米﨑夫妻の収入を正しく計算せず、生活保護費を過少に支給し続けたケースワーカーT氏が、夫妻の収入計算の誤りを「2年半近く発見できず」修正する機会を逸したことは、違法な行為にはあたらないとして、米﨑夫妻の請求を退けています。

しかし、2010年9月に、T氏が、2010年7月の収入申告書の資料を検算し、「繰越金」を売上に加えることなく、正しく米﨑夫妻の収入を計算していたことが、T氏の尋問で明らかとなりました。T氏は、この時には、米﨑夫妻の収入を正しく計算し、米﨑夫妻の収入計算の誤りを認識していたと思われますが、判決では、なぜか、この時のT氏の検算について全くふれていません。

収入認定の重要性と収入申告制度を誤解
また、判決は、「要保護者自らその収入の内容を明らかにし……保護の適格性を自己の責任において立証することが期待されている」として、福祉事務所が、生活保護費を過少に支給したのは、米﨑夫妻の計算の誤りに「責任」があるとして、北福祉事務所を免罪しました。

これに対し、米﨑夫妻の代理人である吉田維一弁護士は――

「判決の指摘は、福祉事務所の手引きである『生活保護手帳 別冊問答集』の一部を切り貼りしただけです。しかし、同書では、その直後に、〝被保護者からの申告のみによって収入認定を行えば足りることを意味するものではない。実施機関においては、要保護者から提出された収入申告書の内容について、客観的に妥当性を有するものかどうかを10分検討する必要がある〟と記載があります。さらに、〝(福祉事務所は)収入の認定に当たっては、綿密な調査を…

もとまち川柳「消費税」テーマの入選作決まる

神戸元町商店街連合会の第4回川柳コンテストの入賞作品がこのほど発表されました。

今年のテーマは「消費税」。2,711作品の応募があり、主催者による選考、買い物客らによる人気投票を経て最優秀賞に輝いたのは、神戸市の「ミッチー」さん作
八に慣れ忘れたころに十が来る
優秀賞は同じく神戸市の「まず一歩」さん作
値札見て「込み」か「抜き」かと目をこらす
――でした。15日までこの2句を含む入選20句、佳作100句が商店街で展示されています。

(2014年9月14日付「兵庫民報」掲載)

兵庫革新懇夏期研修ツアー:浜岡原発と富士演習場

恒例の兵庫革新懇・夏期研修ツアーは8月31日、9月1日の2日間、中部電力浜岡原発と自衛隊東富士演習場を視察、訪問し42名が参加しました。


活断層の上にあり、海岸に沿った地形でしかも市街地に近く、もっとも危険視されている浜岡原発ですが、堤防の嵩上げで津波対策が出来たとして再稼働の準備が進められています。発電所構内には入れず隣接するPR館(浜岡原子力館)を見学、原子炉の実物大模型や発電所の構造システムなどの模型を見て回りました。

往きのバス内で事前に研修し、現地で御前崎町議会で一人反対を貫いている日本共産党の清水澄夫議員(住民を守る会会長)らの説明を聞き、原発の持つ問題点、危険性の認識を新たにしました。


2日目は自衛隊東富士演習場を視察。あいにくの雨でバスのなかからの見聞になり、演習場の一部分を見るにとどまりましたが、それでもその広さに驚かされました。バス内にまで響いてくる大砲の音や演習に向かう戦車の走行などに緊張感がありました。

オスプレイの飛来を調査し抗議運動をしている御殿場平和委員会・渡邊希一氏の綿密な説明・案内で、日常の自衛隊の演習実態も聞くことができました。

参加者からは、富士山が最も美しい土地に来ながら終日曇天と雨で見ることができず残念だったが、期待通り臨場感ある研修だった、との感想が多数寄せられています。

(堤隆二=兵庫革新懇事務局)

(2014年9月14日付「兵庫民報」掲載)

河太郎・河次郎に会いに福崎へ来てください

福崎町長 嶋田正義
このところ、辻川山の麓の小さな池に住む河童(かっぱ)が大変な人気です。


池の立札には「市川の岸に駒ケ岩という大きな岩があり、そこに河童の兄弟が住んでいました。2匹は川へ遊びに来た子どもの足をつかんで〝尻子玉〟を抜いてしまうのです。やがて、子どもたちは怖がって来なくなりました。兄弟は自分たちのせいだと後悔しました。みんなの寝静まったある夜、柳田國男先生に謝ろうと、生家のある辻川山公園にやって来たのです。(後略)」と書かれています。

河童を作る時、どのような姿にするかで意見が分かれました――フクちゃん、サキちゃんのような可愛い姿がいいという人、柳田國男さんの『故郷70年』に出てくる河童は悪さをする怖い河童だからこれにしようという人――結果として柳田さんに関係の深い辻川だからと、妖怪風の怖い姿に落ち着きました。この不気味な怖い様相が受けて、連日大変な人出で賑わっています。

ぜひ、河童に会いに福崎町へ来てください。



河太郎・河次郎兄弟がいるのは、柳田國男の生家や特産館「もちむぎのやかた」の近くにある辻川山公園内のため池。河次郎の出現はしばらくの間、朝9時から夕5時までの毎時0分と30分。

(2014年9月14日付「兵庫民報」掲載)

「赤旗まつり」ツアー参加者募集中

11月1日~3日、東京・夢の島公園でおこなわれる「第41回赤旗まつり」への兵庫県ツアーをおこないます。

4年ぶりに開かれる今回の「赤旗まつり」は、安倍亡国政治をストップさせ、いっせい地方選挙勝利をかちとる決起の政治集会として大きな期待が寄せられています。志位和夫委員長の講演、山下よしき新書記局長の対談、不破哲三社研所長の「科学の目」講座など、学び展望がもてる企画が盛りだくさん。

歌手の八代亜紀さんをはじめ、第一級の文化・芸能人も出演。「青空寄席」など文化企画も多彩です。兵庫をはじめ各地の物産店の数は、他の「まつり」と比べて最大級です。

学び、交流し明日への英気を養える伝統の「赤旗まつり」へぜひ一緒にご参加ください。参加チケットは前売り2,500円(割引2,000円)で販売しています。兵庫ツアーは、下記の要領で行います。「1人だから、行こうかどうしようか迷っていた」という方など、ぜひ気軽にご参加ください。

【行き】
11月1日(土)新大阪8:57⇒のぞみ310号⇒東京11:30
…東京11:58⇒新木場12:08…12:30会場

【帰り】
11月2日(日)会場17:00…新木場17:30⇒東京17:40
…東京18:00⇒のぞみ121号⇒新大阪20:33
11月3日(月)会場16:30…新木場16:54⇒東京17:02
…東京17:30⇒のぞみ55号⇒新大阪20:06

【料金】
運賃 片道14,450円、往復28,900円
宿泊 シングル9,000円程度(朝食付き)

詳細についてはツアー実行委員会までお問い合わせください。Tel. 078‐577‐6,255(担当:門屋)

(2014年9月14日付「兵庫民報」掲載)

亡国への内閣改造

段 重喜
(2014年9月14日付「兵庫民報」掲載)

観感楽学

日本語として定着していても、他言語にそのまま当てはまる語がない言葉があります▼その一つが「学力(がくりょく)」という言葉です。日本語の意味する「学力」は「人間活動における基礎となる学ぶ力のこと」「人間の基礎的な能力の一つ」とされています。英語では「学究的能力」を意味するacademic abilityや「業績、達成」を意味するachievementと訳されますが、本来の日本語の持つ意味からすると狭義なとらえ方となります▼本来の意味での「学力」を身につける教育とは何なのか。親世代の貧困化や片親世帯の増加、子どものうつの増加やいじめ問題など、子どもたちを取り巻く状況が深刻化する今こそ真剣に考える時です▼2014年全国778校で文科省が行った調査(小6と中3の保護者対象)では、世帯収入や家庭環境が子どもの学力に大きく影響していることが明らかになり、思春期になるほどその影響を受けやすいことがわかりました▼狭義の「学力」ではなく、主体性や自律性、協調性など本来の意味での「学力」を身につける教育、経済面や家庭環境によって子どもの学ぶ権利を左右されない仕組みづくりが望まれています。(A)

(2014年9月14日付「兵庫民報」掲載)