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2014年4月20日日曜日

民青同盟の魅力いっぱい各地区委員会

政治や社会のおおもと学べる
ホンモノ体験ができる


昨年の福島ボランティアツアー

民青同盟兵庫県委員会は二月の代表者会議以降、高校生、学生、職場、地域でそれぞれ、十人の仲間を迎えてきています。その大きな力になっているのが各地区委員会活動です。三月九日に西神戸地区委員会が、三月十五日に兵庫長田北地区委員会が、三月二十三日には尼崎地区委員会と北阪神地区委員会が、それぞれ代表者会議を開きました。それぞれの地区代表者会議では一人ひとりが感じている民青の魅力と活動への確信が数多く語られました。

入試宣伝で


西神戸地区委員会は、学生を中心に一月から始まった大学入試宣伝にふみだし、三カ月連続で仲間を迎えています。代表者会議でも、宣伝に取り組む中で「まわりの学生も政治や社会のおかしさに気付き模索している」と確信を深めている思いが語られました。そしてそののち取り組んだ入試宣伝では実際に「ボランティアに行きたい」「消費税増税はおかしい。社会のしくみを学びたい」と受験生が加盟しています。

職場の仲間を誘って


兵庫長田北地区代表者会議では、「地区内に大学班を結成したい」「宣伝にとりくみたい」と意欲が語られ、駅前宣伝も実践されています。また、職場班では「電化製品使用禁止キャンプ」や「淡路島自転車一周」など多彩な班プランが出され、職場の仲間を誘って取り組もうと相談しています。

毎月仲間を迎えよう


尼崎地区委員会は、雇用問題をテーマにしたつどい「アマトーーク」にとりくみました。この企画では長期未結集だった同盟員が参加してくれました。代表者会議では毎月仲間をむかえ、高校生班と学生班を結成し、一年間で十八人以上の仲間を迎えることを目標とし、「手をつなぎ一緒に歩もう(いろんな意味で)おなかいっぱい尼崎地区委員会」をスローガンにした決議を決めました。

次回の「アマトーーク」ではつながっている保育士さんを仲間に迎えようと保育をテーマにし、保育コースのある大学などにも知らせて学生の仲間を迎えるとりくみにもしようと相談しています。

気軽に集まろう


北阪神地区委員会では代表者会議に向けて決議案を作成。各班で討議し、久しぶりに参加した同盟員が「忘年会に十一人も集まったのが楽しそう」「いろんな班の様子が知れてよかった」「自分も原水爆禁止世界大会に行ってみたい」など思いや期待がたくさん出されました。

代表者会議では、一年間で八人を迎えてきたこと、開けなかった班会が開けるようになったことなどが語られ、「班プランいっぱい、仲間もいっぱい、みんなで気軽に集まろう北阪神、お菓子付き」を活動スローガンに決めました。

現場へボランティア


また、学生と高校生でも「政治や社会のことが広い視点で学べる」「机の学びだけでなく、ボランティアに行って実際に現場にふれる」というホンモノ体験が大きな魅力になり、仲間を迎えています。

二カ月連続で高校生を仲間に迎えているのは東播地区委員会。「ゲーム班会」など高校生同盟員の要求から出発したとりくみを大事にして、友達を誘って仲間に迎えています。要求の入り口はゲームでも、班会の中で民青新聞を読んで交流すると「安倍さんがやろうとしている戦争できる国づくりはおかしい」など意見が出され、「政治のこともっと知りたい」と加盟しています。この高校生はさっそく三月末にあった全国高校生集会にも参加しました。

「なんでもフェスタ」


また、学生では西神戸地区と、東神戸地区、西芦地区の三つの地区にある学生班が新歓運動にとりくんでいます。四月十九日の「なんでもフェスタ」では石川康宏神戸女学院大学教授のメイン講演に加え、「消費税増税問題を考える」「戦争体験の聞き取り」「秘密保護法・TPP問題」というこの三つの学生班がそれぞれ学んできたことをもとにした分科会を開きます。また、「ボランティアに行きたい」「学費をなんとかしたい」という声にこたえて「ボランティア説明会」「学費奨学金問題」の分科会も準備されています。

今、集団的自衛権や消費税増税、慰安婦問題など安倍政権の暴走が日に日にエスカレートする一方、青年の「おかしい」「なんとかしたい」という声はさらに広がっています。この間取り組んできた受験宣伝でも本当に多くの受験生から次々と「安倍さんは一人でなんでも決めすぎ」「秘密保護法の強行からおかしいと思っていた」と安倍政権への怒りの声が寄せられています。こうした今の情勢のもとで、「政治や社会のおおもとから学べる」「ホンモノ体験ができる」民青同盟の学びの魅力が輝いています。



「なんでもフェスタ」
4月19日(土)午前10時~午後4時40分
コミスタこうべ



民青同盟は日本の15歳以上の青年なら誰でも加盟できます。問い合わせは民青同盟県委員会まで。
Tel. 078‐371‐1971
Email

(2014年4月20日付「兵庫民報」掲載)

いっせい地方選挙勝利へ兵庫県女性後援会が総会

決意こめ挨拶する、ねりき恵子県議団長

日本共産党兵庫県女性後援会総会(女性のつどい)が四月十二日、神戸市内で開かれ、県下の女性六十人以上が参加しました。

最初に岸本友代会長の挨拶のあと、ねりき恵子県議団長が来賓挨拶をし、堀内照文県副委員長が記念講演を行いました。

堀内氏は、「自共対決」の時代の本格的はじまりの情勢を数々の例をあげて紹介、世界の流れとの対比でみた日本の政治の異常さをダボス会議やアメリカでさえ貧困とのたたかいを表明しているのに、日本政府は消費税増税や派遣法の改悪など、一層貧困を助長する政策をすすめ、集団的自衛権の行使など解釈改憲を促進し、戦争できる日本をめざしていることなどを解明しました。

また、「河野談話」見直しの動きなど歴史の事実をゆがめる異常さを関係諸団体との懇談で実感したことなどをあげ、日本の未来社会の展望にも触れて、人間が大切にされる豊かな社会を展望するためにも、党大会で提起された党勢倍加と世代的継承を実現したい、そのためにも当面の関門である来年のいっせい地方選挙で共産党の勝利をかちとるために、七月六日の県の赤旗まつりを節にして後援会の決起をと呼びかけました。

休憩のあと、松吉由美子事務局長から報告と二〇一四年度の方針・会計報告と次期役員の提案をうけ討論・交流を行いました。

「救援バザーを行った」(宝塚)、「毎週宣伝をし、年三~四回の学習会、バス路線問題など地域要求実現のとりくみや、年一度の文化行事などを総会で決めている」(長田区)、「毎月世話人会を開いて、継続的な学習を力に毎週宣伝にとりくんで、行政区後援会結成の力になった」(中央区)、「世話人会とは別に情勢学習会を定期的に行っている」(須磨区)、「若い女性の中に『共産党大好き』な人をたくさん広げようと安武ひろ子さんを囲むミニミニつどいを連続して開き、仲間に迎えた」(新婦人内垂水)などの発言がありました。

また、松本のり子・大かわら鈴子神戸市議、朝倉えつ子神戸市議予定候補、佐藤みち子西宮市議、森ゆきこ姫路市議、くすもと美紀明石市議、いそみ恵子県議、こんどう秀子県議予定候補が挨拶し、いっせい地方選挙への決意を表明しました。

参加者からは「情勢がよくわかった、いよいよいっせい地方選挙必勝をめざして頑張ろうという気持ちがわいてきた」との感想がだされました。

(2014年4月20日付「兵庫民報」掲載)

ブラック企業の実態きく:民青SD班新歓企画

民青SD班は新入生歓迎企画第二弾として「ブラック企業+就活」企画を四月十一日、神戸市灘区内で開催しました。

この企画には、実際に就活に取り組んでいる大学四回生や、ブラック企業で働いていた経験のある方、味口俊之・神戸市議に来てもらい、それぞれの経験談や神戸市議会での議論の様子を紹介してもらいました。

以前、某有名ブラック企業で働いていた経験のあるKさんからは、介護の仕事で就職したにもかかわらず研修という名目で系列の居酒屋で働かされていた経験が語られました。

平日は午後四時から早朝四時まで、週末は朝六時まで働き、急な店舗移動で引っ越しが間に合わずに仕事が終わっても電車がなく家に帰れなかったことや、年末年始は忙しすぎて一カ月の休みが二日しかなかったことに給料明細を見るまで気づかなかったなど、居酒屋研修は三年間とされていたが、一年二カ月で、これでは人としての本来の優しさがなくなってしまうと思い、別の介護職場に転職した経験が語られると、参加していた学生からは驚きの声があがりました。

また、店長になると三カ月休みなく働き続け、音信不通になる人もいるなど、命を削って働かされるブラック企業の実態が語られました。

最後に味口市議から、異常な就活やブラック企業の実態はいつでもあるわけではなく、労働者派遣法を改悪するなど財界大企業いいなりの自民党政治が作ってきたこと、神戸市議会で市長を追及しブラック企業の存在を認めさせた経験などを紹介し、最後に「黙っていたら苦しむのは若者。現実に主体的にかかわってしぶとく頑張ろう。一人で困らずみんなで乗り切ろう」と学生へのメッセージが語られました。

*

民青SD班は四月二十五日に森岡孝二・関西大学教授を招いて「ブラック企業+就活part2」を開催します。午後6時から神戸学生青年センター(http://ksyc.jp/)会議室D。

(2014年4月20日付「兵庫民報」掲載)

神戸市バス路線廃止・短絡許さない声をさらに大きく

朝倉えつ子(日本共産党北区くらし・福祉相談室長)

神戸市は、赤字を理由に「市バス123系統廃止・17系統一部短絡」を突然打ち出しました。

123系統はしあわせの村・ひよどり台~神戸駅を、17系統はしあわせの村・ひよどり台~新長田駅・駒ケ林を、それぞれ結ぶ路線です。鉄道駅のないひよどり台や星和台にお住まいの方にとって大事なバス路線です。

しかも三月号の広報で四月一日からの実施を一方的に知らせる横暴ぶりです。

ひよどり台連合自治会や星和台・ひよどり台にお住いの方から「廃止・短絡取りやめよ」の陳情が市議会へ提出されました。私も地域のみなさんとご一緒に、マンダイ前やバス停前で宣伝にとりくみ、短期間でしたが、陳情署名は七百七十六筆(三月末)集まりました。



三月二十日の市議会企業建設委員会では陳情が審議され、陳情を提出された三人の方がそれぞれ意見陳述されました。

「寝耳に水。地域と協同をと言ってきた行政のやり方としてはいかがか」「バスしかない地域。『経営改善』『効率化』は納得できない」(ひよどり台連合自治会)

「乗り継ぎと言うが、高齢の方や障がい・病気を持つ方々に暑い夏も寒い冬も待たせるのか」「バスも減便になる。何ら具体的な変更の中身が知らされてない」(星和台住民)

「あまりにも唐突。障がいを持つ者には、変更内容を一から覚え直す大変さがある。周知徹底は丁寧にやってほしい。」「音声案内や表示案内などきめ細かい案内を」(ひよどり台住民)

日本共産党は「これだけ陳情が出され、決して小さい要求ではない。市民へ路線図も示さない説明や、進め方もおかしい」と追及しました。

これに対して、市は「123系統廃止は別便(150系統阪急バス=西鈴蘭台~神戸駅)利用で、17系統短絡は乗り継ぎ割引制度利用をお願いしたい。今後も、地域団体から要請があれば積極的に出向いて地域の方のご意見・ご要望をお聞きする」と答えるだけです。

結局三件の陳情について、採択を主張したのは日本共産党だけです。他の自民・公明・民主は審議打ち切りを主張し、陳情は採択されませんでした。



審議終了直後の三月二十五日に開催された出前トークには、五十人の住民が星和台ファミリーホールに集まりました。

質疑応答の中で「乗り継ぎ割引制度」は阪急バスが利用できないこと、午後一時台は神戸駅行の市バスは一本しかなく、乗り継ごうにも乗り継げない事がわかり、会場は騒然となりました。

住民からは「150系統の民間完全移譲も知らないうちにやられた。こんなに不便になるとは思わなかった」「市として乗り継ぎできるよう阪急バスに要望してほしい」「磁気カードを購入したばかり。払い戻してほしい」などの声があがりました。これに対し、市は「17系統を二・五往復、150系統を三往復増やす」などと説明しました。

*

神戸市はこれまでも財政難を理由に、暮らし・福祉施策を削ってきました。一方、大型開発には膨大なお金をつぎ込み、四月からは誘致企業の固定資産税などを大幅減免しようとしています。市民に冷たい、大企業優遇の市政運営を、今こそ市民の暮らし優先に切りかえましょう。

住民の大事な足を守るために、引き続き市バス路線の廃止・短絡を許さない声を大きく広げていきましょう。私、朝倉えつ子もその先頭に立ち、みなさんの声を集め議会へ届けて頑張ります。

陳情署名を訴える朝倉さん(4月1日(カメラの不具合でタイムスタンプが違っています)


(2014年4月20日付「兵庫民報」掲載)

岸本勝氏の加古川市長選勝利で東西市民病院残そう

二つの市民病院の存続と充実を求める会が総会


加古川市の「二つの市民病院の存続と充実を求める会」(岸本勝会長)の第四回総会が、四月十二日、東播磨生活創造センターかこむで開かれました。

記念講演する阿江氏

第一部では神戸女子大講師の阿江善春氏が「医療・介護保障をめぐる政策動向」と題して記念講演。「現在加古川市が進めている新加古川市民病院は、二つの市民病院を統廃合して、急性期医療を念頭におき、六百のベッドを有する規模。手術して約十日の入院で追い出す病院と見受けられる。これでは、地域医療そのものが破壊されてしまう。政府方針の七対一看護病棟は削減の方向とも矛盾し、しかも、地域包括ケアを担保する医療施設がなくなる矛盾だらけの方針だ」と批判。「病院は中学校区単位で整備されることが求められる」と指摘しました。

挨拶する岸本勝会長

第二部の総会では、三万筆以上の市民の願いを署名に託して市と病院機構に提出、財政活動では蚤の市への出店、懇親会も開催して市民ぐるみの活動をしてきたことが報告されました。

質疑・応答の中で、岸本たてき日本共産党加古川市議団長は、「地域医療を考える」シンポジウムでも医師会の医師から「転院紹介を相談できる病院が減るのが不安」との発言があったことなどを報告しました。

総会では、今後の課題として、紹介状の提出が必須完全で、ベットの回転率を高めて利益優先、個室ベットが多いこと等、新病院の概要が明らかになる中で、個別問題にも切り込んでいく方針が確認されました。

そして、「明るい加古川市をつくる市民の会」から市長選挙に立候補を決意している会長の岸本勝さんを参加者全員で推薦することを決めました。

(立花俊治)

(2014年4月20日付「兵庫民報」掲載)

垂水革新懇が総会・講演会

講演する梶本氏

「平和・民主・革新の日本をめざす垂水区の会」(垂水革新懇)の第四回総会が四月十三日、垂水勤労市民センターで開かれました。

開会にあたり廣森勝久代表世話人が、「安倍内閣の暴走を食い止めるため、革新懇運動をさらに大きく発展させよう」と訴えました。

講演で大森幹雄県平和委員会事務局次長は、昨年の沖縄県名護市長選挙の応援に参加した経験をふまえ、自民党の総力をあげた運動に対し、オール沖縄の統一の力と全国からの応援が稲嶺進市長を圧勝させたと、現地の新聞やビラを回覧しながら、熱っぽく語りました。

また、梶本修史県原水協事務局長は、秘密保護法の強行、集団的自衛権容認など、安倍首相の「戦争をする国づくり」の動きを批判するとともに、日米安保条約がいかに「アメリカいいなり」の状態を生んでいるかを解明し、安保条約廃棄の重要性を訴えました。

総会では、下田和男事務局長が、前回の総会以来、垂水革新懇が原発、維新の会、神戸市政の問題などで学習を深めるとともに、平和行進、平和のための戦争展、秘密保護法反対の運動などに取り組んできた経緯を報告し、今後さらに、憲法と暮らしを守る運動を中心に、学習、交流、組織強化をすすめようと提案し、確認されました。

最後に、森原健一代表世話人が、垂水区ですすんでいる数々の共同の運動に参加するとともに安保条約廃棄、沖縄の基地撤去を求める統一戦線の輪を大きく発展させようと訴えました。

(2014年4月20日付「兵庫民報」掲載)

日本軍「慰安婦」問題で訪問・懇談

日本共産党の志位和夫委員長が、三月十四日に発表した見解「歴史の偽造は許されない―『河野談話』と日本軍『慰安婦』問題の真実」が冊子として発刊されました。(本体百八十五円プラス税)日本共産党兵庫県委員会は、この冊子を手に、松田隆彦委員長を先頭に諸団体、在日諸団体やメディアと懇談をすすめています。

懇談では、はじめに「見解」の中心点を党側から説明。「見解」に対し、「大変ありがたいもの」「共産党の努力は大事です」「こういう論も広げてもらわないと」「いまが頑張りどきですね」「事前にネットで読ませてもらって、非常に納得した」などの共感が語られます。

在日諸団体や関係者は、「この問題は、これからの日本がどんな方向に行くのか問われる問題。世界の流れは国家ではなく個人を尊重する方向」と若い女性を監禁し、性奴隷とした最大の人権侵害への反省なしに、今後の世界で生きていけないのではないかとの指摘がありました。

また別の懇談では、「河野談話は最低限のもの、アメリカに言われて首相が見直さないと言っても、側近が見直しを平気でいう」「政治家として今後両国の関係どうつくろうとしているのかの発想がない」と批判。メディア関係者からも、「この数年来の論調は異常。一方の側だけが突出してバランスを欠いている」「外国から見てどうか」との疑問も出され、維新や靖国派などの異常な暴論への疑問がどこでも出されます。

また「政治家やメディアの中でひどい言動があり、恐怖も感じるが、それに対し市民の側から反撃の行動が広がり、日本の民主主義の新しい流れを感じます」との在日の方の発言には激励され民主主義をまもる共感が広がります。

この冊子での懇談は、各地区委員会、議員団でもとりくむことにしています。

(2014年4月20日付「兵庫民報」掲載)

劇団民藝『八月の鯨』:神戸演劇鑑賞会5月例会

劇団民藝公演「八月の鯨」は、五人の登場人物すべて七十歳以上の舞台です。

しかし、この老人たちは、実に活き活きと生を楽しんでいる。

主人公は二人の老姉妹で姉のリビー(86歳)と妹のサラ(75歳)。この二人姉妹たちの、日常生活の中での感情を通じて舞台は進行してゆく。

ここは米国メイン州にある別荘。幼い頃、この入り江にやってくる鯨を眺めていた。

母親の死後十五年間、姉は妹の面倒を見てきた。未亡人になってからは今度は妹が姉の面倒を十五年間見てきた。姉は目を患い、聴覚を失いつつある。死の恐怖感を抱き気難しくなっていて、妹に時として強い言葉を投げかける。が、二人は心の底では信じあっている。ある日、妹は亡夫を偲ぶために結婚記念儀式を一人で行う。戻っては来ない日々を追憶するサラの心に、目頭が熱くなる。

そして、終幕、夏も終わりに近い。やってくることはないだろう鯨を待ち続けるリビーとサラの会話に、老いをどう生き抜くのか。いや、人間どう生きるのかを考えさせられて、しばらくは席を立てないかも知れない。

(小谷博子)


劇団民藝公演『八月の鯨』/作=デイヴィッド・ベリー/翻訳・演出=丹野郁弓/出演=奈良岡朋子、日色ともゑ、篠田三郎(客演)/①5月15日(木)18時30分②16日(金)18時30分③17日(土)13時30分/神戸文化ホール中ホール/会員制(入会時に入会金千円と月会費2カ月前納)、月会費3千5百円(大学生2千円、中高生千円)/☎078・222・8651、Fax078・222・8653、メール

(2014年4月20日付「兵庫民報」掲載)

レッド・パージ反対懇談会:明神講演の感想募集


兵庫県レッド・パージ反対懇談会が、明神勲北海道教育大学名誉教授の講演録「レッド・パージを問うことの今日的意味―人権と民主主義、憲法の輝く豊かな森と泉を」の感想を募集しています。

この講演録は、昨年十二月に行われた「レッド・パージ国家賠償請求訴訟報告集会」での講演に加筆し、『北海道経済』誌二〇一四年三月号(北海道経済研究所刊)に発表されたものです。

レッド・パージ反対懇談会では、寄せられた感想を「レッド・パージ反対懇談会ニュース」に掲載し、この闘争の今日的意味・記憶をさらに深め・交流し、もう一回り運動を広げたいとしています。

問い合わせ・応募先は紙面をご覧ください。またこの講演録を掲載した『北海道経済』三月号は党県委員会でも扱っています。一部五百円(税別)

(2014年4月20日付「兵庫民報」掲載)

『ウィーラブ兵庫7』2013年県知事選記録編 発行


憲法県政の会はこのほど、二〇一三年知事選挙の記録集『ウィーラブ兵庫7』を発行しました。

同記録集はA4判、百二十五ページ、定価九百五十二円(税別)。知事選挙にむけ総決起の場となった二千人の集いや県内各地の宣伝などをカラーグラビアで紹介。選挙をふりかえって次に生かす教訓などを語り合った座談会と、地域の会のたたかいと教訓を語り合った座談会を載せています。会が発行したニュース、宣伝物をすべて掲載しています。

同会はことし二月、第十回総会を開き、昨年の知事選挙の到達点を確信に、次の二〇一七年の知事選挙勝利にむけて、持続的な県政転換の運動をすすめていくことなどを確認しました。

『ウィーラブ兵庫7』は、県政転換にむけた持続的な運動の探求や、首長選挙をどうたたかうのかなど、示唆の多い内容になっており、同会では広く普及をすすめています。

(2014年4月20日付「兵庫民報」掲載)

「あさぎ」四月詠草 姫路年金者組合

癌術後心新たに八十の手習い始む考古塾入門
記せしは神神の所作多くして民草見えぬ古事記の世界
衣川有賀子

霧の朝まっ赤な筆芽ツンと伸ぶ薄桃色の芍薬咲かむ
雪柳蓮ぎょうの枝を手にとりてつのぐむほどの春を確かむ
藤原信子

恒例の行事となりし贈り物釘煮を炊けば春訪れる
次々と釘煮の礼の電話あり近況聞ける楽しみの一つ
江藤雅江

堤道のつくし摘みきて仏前に春のおとずれ夫に知らせる
桜見会年に一度の顔を見て旧交あたため酒酌み交わす
常田洋子

岡山の友きて共に庭掃除鶯のささ鳴き幾度も聞く
猫よりもましだと友のしさしせし枝を集めて焚火にのせる
田渕茂美

(2014年4月20日付「兵庫民報」掲載)

ひなたぽっころりん(532)


(2014年4月20日付「兵庫民報」掲載)

観感楽学

国は昨年末に再改定した原爆症認定基準で、裁判中の原告七人の審査をやり直し三人を認定、他の四人はなお却下とした。同様に係争中の百九人について再審査を行った▼裁判所はそれでも却下とされた四人を認定する判決を行った(三月二十日)。今回の判決は、国の再改定基準が極めて不十分だと断罪したものだ。しかし、これまで却下されて裁判できなかった数千人の被爆者は再審査されない。「認定して欲しければ裁判に訴えればよい」などという不当で不公平な行政が行われているのだ▼国は敗訴した原告のうち一人について控訴した。八十二歳で肝臓ガンを再発し、判決当日もご子息の押す車椅子で法廷までたどり着くという健康状況の原告だ。国の控訴は、このような原告にさらに訴訟の負担を強いる非人道的な暴挙であり許せない▼国は、「今後、訴訟の場で争う必要のないよう」に定期協議の場で解決するとの「集団訴訟終結確認書」(〇九年八月)を交わしている。今回の控訴は、この合意を踏みにじり、被爆者に訴訟を強いてさらなる苦痛を与えるものだ。司法判断、原爆被害の実態に合致するよう認定基準を改めることが急がれている。(K)

(2014年4月20日付「兵庫民報」掲載)

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