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2013年12月8日日曜日

第3次県行革プラン(素案):県民の痛みさらに

兵庫県は11月26日、「第3次県行革プラン」(素案)を発表。2018年度までに、消費税の増税による収入増を加えても「1755億円の収支不足」が生じるとして、さらなる県民への痛みを伴うサービス削減(合計で50億円近く)を盛り込みました。

パナソニックなどへの企業立地補助金はそのまま、国土強靭化の方向に沿った高速道路計画をすすめ、大企業優遇と開発優先の姿勢は相変わらず。県民と県職員にツケを一方的に押し付ける、井戸敏三知事の県政運営の露骨な姿勢が浮き彫りになっています。

今後、県下市町や関係団体の意見を聞いて、12月中旬に「正式案」となり、県議会での議論や県民意見募集(パブリックコメント)を経て、最終案となる予定です。



福祉医療のさらなる改悪案



国が70歳~74歳の医療費負担を1割から2割に増やす方針にあわせて、県単独の事業である老人医療費助成の「所得なし世帯」(1割負担、1万3千人)を2割負担にし、「年金所得のみ世帯」(2割負担、8千人)への助成を廃止。ひとり親家庭医療費助成も、所得制限を強化。現在約10万人の対象者の内、5万7千人も削減しようとしています。

この2つの制度の改悪により、老人が約4億円、ひとり親家庭が約6億円、合計10億円の県予算の削減額を見込み、市町分の削減が実施されればさらに多くの県民負担増が見込まれます。

実施は来年度予定で、4月からの消費税増税と社会保障の改悪から県民生活を守るどころか、追い打ちをかける形です。

私学の補助の削減


私学助成(経常費補助)については、第2次プラン時に11億円を削減したのにつづき、来年度から3年間で4億円を削減する案を示しています。

授業料軽減補助については、国会で採決された「公立高校の学費無償化の所得制限導入」に伴い、私立高校の就学支援金制度についても、910万円の所得制限、生活保護世帯など低所得者に重点化する文部科学省案にもとづき、今年度県内平均授業料(37万9千円)までは制度を拡充する一方、県単独の上乗せ部分については、全体として1.7億円の予算を削減する案となっています。

県単独制度では、生活保護世帯は3万8千円減、250万円以下は1万2千円増、250万~350万円世帯を1万円減、350万円~570万円世帯を3万円減に引き下げ。さらに、近隣府県の県外通学生(大阪、京都、岡山、鳥取)のうち、兵庫県内の高校通学生への補助を実施している京都府をのぞき、補助を打ち切る方針です。

兵庫県の私立高校は、授業料37万7千円(昨年県下平均)以外の入学料と施設整備費をあわせて、実質的な「学費」は87万2千円にもなります。

京都府は、授業料以外も含め、「学費全体の実質無償化」(生保世帯で上限92万9千円)するなど、全国的には公私間格差の是正のために、あらたな一歩を踏み出す府県がでてきていますが、兵庫県は、あくまで「授業料のみ」を補助上限(37万9千円)としています。

全国4位の高さの兵庫県の私立高校学費。より支援の強化こそが求められていますが、県当局は、経常費補助の削減について「国の地方交付税には、授業料軽減分が含まれるので、重複分を削減する」と述べながら、その財源を生かせるはずの授業料軽減補助の方も、国の就学支援金制度が充実した分を上乗せするのではなく、合計で5.7億円も削減する案となっており、国制度の充実を「行革効果」(県予算削減)に結び付けているのが実態です。県民の生活よりも「行革」を優先する姿勢と言わざるを得ません。

県民局などを統廃合


中核市への移行などを踏まえ、現在10ある県民局について、阪神南県民局(尼崎市、西宮市、芦屋市)を、宝塚市の阪神北県民局に統合。中播磨県民局(姫路市)を、上郡町の光都にある西播磨県民局に統合。人員削減を優先した事務所の再編などをさらにすすめる方針です。

また、県職員の3割カットをすすめ、これまで正規の削減によって生じた仕事の穴を、再任用などの非正規職員でカバーしてきましたが、非正規も新たに定数を管理し、約200人を削減する案となっており、「行革」独自給与カットの回復も見送りました。

その他、若者しごと倶楽部サテライト阪神の廃止や、バス対策費補助の市町負担の見直し、県営住宅の集約・土地売却の促進、家賃減免制度の見直しの検討なども。

企業庁の工業団地(地域整備事業)で、播磨科学公園都市とひょうご情報公園都市の売却用土地のうち、「未利用地(造成していない土地)」分を、「事業凍結」し、環境林としての活用を検討。毎年度県から5億円近く支出している県営但馬空港について、より効率的な運営体制や利活用を、「検討委員会」を設置して、検討するとしています。


(2013年12月8日付「兵庫民報」掲載)

県立こども病院のポートアイランド移転「起工式」にあたって

11月28日、県立こども病院のポートアイランド移転を撤回させ、周産期医療の拡充を求める会が声明を発表しました


私たちは、須磨区の高台にある県立こども病院を、津波等のリスクのあるポートアイランドに、わざわざ移転させることは、東日本大震災の教訓に反するとして、この移転計画に反対する運動を呼びかけ、この一年間で五万筆を超える請願署名を県に提出してきました。この間、多くの県民から、「知らなかった」「なぜポーアイなのか」などの声を聞いてきました。

兵庫県は、この問題で、県民に対し、説明会や意見を聞く機会を一度も持たず、建替え・移転計画をすすめ、十一月二十八日には起工式を行うとしています。

兵庫県における唯一の総合周産期センターである県立こども病院は、母子の医療の最後の砦として、救急や災害時には大きな役割が求められています。災害リスクの少ない場所であることが、移転先の条件として当然であり、中央防災会議などでの「沿岸部から高台へ」という議論とも逆行しています。また、県は、南海トラフ巨大地震による津波被害の試算(シミュレーション)結果を、今日まで発表していません。シミュレーションに基づく被害想定や対策がされる前に、移転をすすめてきたことは、今後に禍根を残す重大な問題です。

メリットとされる「神戸中央市民との連携」についても、まだまだ議論中で、課題とされているキャリーオーバー患者の対応などの目途は全くたっていません。

私たちは、兵庫県の無謀な移転計画の実態を、多くの県民の皆様にお知らせし、最後まで、県立こども病院のポートアイランド移転計画に反対するものです。

(2013年12月8日付「兵庫民報」掲載)

秘密保護法案を廃案に!:民青県委員会が宣伝


日本民主青年同盟兵庫県委員会は十二月一日、神戸市元町・大丸前で、特定秘密保護法案の廃案を求める宣伝行動を、飛び入りで手伝ってくれた男性もふくめて、十二人が参加して行いました。

参加したメンバーはハンドマイクで、「石破氏が秘密保護法案に反対する運動を〝テロリスト〟呼ばわりしているのは許せない。この発言で、秘密保護法案の狙いが明確になったのではないでしょうか」と訴えながら、ビラを配布し、署名を呼びかけると、次々と署名に応じてくれました。

子どもづれの男性は、「石破氏は反対運動をテロというけど、この法律の方がよっぽどテロだ。僕もネットなどで呼びかけています。頑張りましょう!」と語り、年配の女性は「だんなは戦争に行って、アメリカの捕虜になった。アメリカで建築の技術を学び、この辺の建物も手がけた。戦争はアカン。いまの政府は駄目や」と署名をしました。

一時間足らずの宣伝で三十五人から署名が寄せられ、「秘密保護法は絶対にあってはならない。戦争に突入していく方向、力の政策にたよるのは愚かである」とメッセージも寄せられました。

(2013年12月8日付「兵庫民報」掲載)

日本共産党西宮後援会バスツアー

奈良農民連と交流、行き帰り「動くバスのつどい」


旬の里・まみが丘で餅つきをする西宮後援会のツアー参加者

冬を迎え、朝晩の冷え込みも少し厳しくなった十二月一日の日曜日、日本共産党西宮後援会が恒例のバスツアーをとりくみました。

バス三台、、百三十五人が参加。天候に恵まれた初冬の西の京と秋の味覚を楽しみました。

ツアーには日本共産党の、いそみ恵子県議、杉山たかのり・上田さちこ・野口あけみ・まつお正秀の各西宮市議も参加。バスの中はまさに「動くバスのつどい」です。県議会報告・市議会報告にはじまり、市民をとりまく緊迫した情勢にまでおはなしがあり、楽しい中にも緊張感がただよいました。

西宮を出発し、最初に訪れたのは奈良農民連直営の〝旬の里・まみが丘〟(広陵町)。すでに奈良農民連のみなさんが餅つきの準備をし、新鮮野菜と農村加工品をとりそろえて待っていました。店内狭しとお目当ての野菜やつきたての餅を買い求めました。人気のよもぎ餅はあっという間に無くなってしまいました。

場所を移し、奈良農民連の皆さんと昼食をとりながら交流を深めました。圧巻は農民連の皆さんの元気さとお弁当のおいしさでした。地元の旬の食材を使った農家のお母さんたちの手作り弁当です。「私の血がきれいになった」と感想を発言する方もいました。お茶も大和都祁産の大和茶を用意してくれました。なんとも言えないまろやかな味です。

短い交流ながら、初冬の西の京、薬師寺、唐招提寺を参拝し、情勢をリアルに聞き、決意も新たに西宮への帰途につきました。
(柳澤尚=西宮後援会)

(2013年12月8日付「兵庫民報」掲載)

西村欣治郎のたたかい(下)

治安維持法の犠牲となった関西学院生


西村欣治郎の肖像
田中隆夫文化運動でも統一の流れが生れ、一九二八年の三・一五弾圧の直後、三月二十五日に全日本無産者芸術連盟(ナップ)が誕生した。機関誌「戦旗」を発行し、プロレタリア文化運動の質と量で新高揚を作り出す。「一九二八年日本の文壇はプロレタリア文学によりリードされたかのごとき観を呈した」(蔵原惟人)。

これを受けて、結成者の一人久板栄二郎(黒澤明監督「わが青春に悔いなし」「天国と地獄」を脚本)が、関西へ派遣され、西村の叔母みつの下宿屋を拠点に、ナップ関西委員会が久板、西村、林田光利、大岡欣二などで発足、「戦旗」読者づくりを軸に関西の文化運動の組織づくりが始まった。

西村は、兵庫県下と文化人の組織化で先頭に立った。大岡は演劇活動を組織する。西灘村上野通に拠点を置いた「戦旗」神戸支局は、関学、神戸高商、高砂、姫路、県商、神戸製鋼、ダンロップ、川造、三電、市電、大丸、三越などで班を組織。これが、弾圧や西村の死後も、満州事変以降の反戦闘争と日本共産党支部づくりに生きた。

創刊以来の「戦旗」読者、宝塚歌劇団の指揮者須藤五郎は宝塚のレビューが権力に媚び、軍国主義賛美とエログロ、ナンセンスの方向に流されるのを悶々としていた。

音楽家三名、背景画家三名と語らい、西村を講師に科学的社会主義の学習会を月二~三回ではじめ、須藤は、党への寄付金を毎月三十円(大学卒で八十円の給料時代)、西村に渡した。西村の依頼で党幹部三名を長期に匿うが、三十年二月特高が須藤宅に踏み込み検挙された。

須藤は解雇されるが、校長小林一三は、復職を求め、その後宝塚の黄金時代を築く。

須藤は「私はいささかも後悔しない。私が困難を覚悟で守ったのは党である。日本共産党であった。私こそ、私の目を開いてくれた党に感謝しなければならぬ立場である」と自伝に書いている。須藤は、加古川東高校校歌や姫路、豊中市歌を作曲、戦後、日本共産党参議院議員になっている。

西村は地下活動に入り、卒業直前「除籍」になり、一九三〇年七月十六日東京市外で逮捕・大阪へ移送され、拷問と虐待のため発病した。一九三一年十月二日大阪北区若松町未決監で「脳溢血」で獄死とされていた。二十九歳であった

拠点となっていた下宿屋には「一切、特高は来なかった。欣治郎は、拷問に屈せず口をわからなかった」との叔母みつの言葉が伝えられている。

三回忌の集合写真(1933年)

一九三三年の三回忌の集合写真が戦前から実家の仏壇の上に置かれていた。親族とともに青年五名が写っている。宝塚歌劇団のメンバーの女性もいると伝えられている。
(終わり)
(治安維持法犠牲者国賠同盟兵庫県本部幹事)

(2013年12月8日付「兵庫民報」掲載)

記念講演ダイジェストDVDで気軽にミニ「集い」

党神戸西地区委員会のとりくみ


日本共産党神戸西地区委員会は、十二月十五日に山下よしき書記局長代行を迎えて「つどい」を計画。この日にむけて五十人の党員を迎えようと奮闘中です。いま党創立記念講演ダイジェストDVDや市田さんの入党よびかけDVDを使ったミニ「集い」が各地で開かれています。

垂水区・新多聞支部と赤田神戸市議は、支部長宅でミニ「集い」を開催。日曜版読者に来てもらい、四人で二つのDVDを視聴しました。視聴後すぐに入党を決意してくれました。

支部がミニ「集い」を開くきっかけは垂水区の支部長会議での経験交流です。

西垂水支部は、十月に六人でミニ「集い」。記念講演ダイジェストDVDを視聴して党員を迎えました。「こんな少人数の『集い』のやり方があったのか」と感動する党員も。支部長は支部長会議でこの経験を発言。会議参加者は「ああそうか」「それならできそう」とミニ「集い」のイメージが広がりました。

西垂水支部が記念講演ダイジェストDVDで「集い」をやろうと考えたのも支部長会議の交流でした。つつじが丘桃山台支部の支部長の「記念講演ダイジェストDVD。あれがいい」という発言に触発されたそうです。西垂水支部長はその時はまだ記念講演ダイジェストDVDをみていませんでしたが、「そんなDVDなら使わないといけない」と思ったそうです。

こうした支部長会議での交流が力になって「やってみようか」という支部が広がりつつあります。新多聞支部と一緒に「集い」にとりくんだ赤田市議は、「これまで『集いをやる』というとたいそうに思っていたのが、相手の家でもいいし、自宅でもいいし、玄関先でもいい。これならもっとやれるとなってきているのでは」と話しています。

その後、つつじが丘桃山台支部も日曜版読者に入党を働きかけるために、DVDを見てもらう段取りを決めようと訪問。「党大会にむけて党員拡大の運動をしています」と話したところ、すぐに決意。「四つの大切」を説明。「これからは自分のための人生を送りたい」とその場で入党申込書にサインしました。

民間職場の支部は、記念講演ダイジェストで「集い」。「入ると偏るんじゃないか」という不安の声に、新入党員が「私も入る前はそう思っていたけど、入党は生き方の問題」と発言。その言葉に背中をおされ、二十代、三十代の若い職員が入党を決意しました。

(2013年12月8日付「兵庫民報」掲載)

東播・西播両地区委員会:大会決議案学習決起集会

「暴走が安倍政権の基盤を掘り崩していることがわかった」


日本共産党東播地区委員会と西播地区委員会は、それぞれ「大運動」目標達成の「特別期間」成功をめざし、第二十六回党大会決議案の学習決起集会を開催しました。寺沢亜志也氏(常任幹部会委員、政策委員会事務局長)が講師をつとめました。

寺沢氏は、冒頭、「秘密保護法案をめぐって、政府与党が予想していなかったような規模で急速に反対世論が広がるなかで共産党がいよいよ大事な役割を果たすとき」「そのなかで迎える党大会を大成功させよう」とよびかけました。そして「第一章の解明が決議案全体を貫く主題」と、決議案全体の構成について説明しました。

そのうえで寺沢氏は決議案を紹介しながら四つの点(①安倍政権をどうみるか②日本共産党の安全保障政策――日本の平和と安全をどう守るのか③未来社会論――中国をどう見るのか④〝第三の躍進〟を本格的な流れにするために、強く大きな党をどうつくるか)について語りました。

参加者からは、「来てよかった。元気が出た。話がわかりやすく、具体的でポイントをおさえた話だった」「決議案の特徴とポイントがわかりやすく解明された。このように語っていきたい。とくに中国の状況と見方に納得できる」「初めてききましたが、わかりやすく明快。今後の活動に生かしたい」「決議案を横断的に説明していただき非常にわかりやすかった。とくに、安倍内閣の暴走ばかりが目についていたが、その暴走が安倍・自民党の基盤を掘り崩していることが具体的によくわかった」「それぞれみんなが関心をもっている問題について深めてもらえた」「『特別期間』目標達成めざして頑張りたい」などの感想が寄せられました。

(2013年12月8日付「兵庫民報」掲載)

青年学生党員が学習・経験交流会

「決議案をもう一度読んだら新しい発見が見えてきそう」



兵庫県委員会は十一月三十日、青年学生党員を対象にした第二十六回党大会決議案の学習と「特別期間」成功に向けた経験交流会を行いました。

はじめに堀内照文県副委員長(准中央委員・青年学生委員会責任者)が約一時間にわたって大会決議案の内容を詳しく語りました。

参加者からは、「アベノミクスに期待し、実態経済も時間がかかるがよくなるという人になんていえばいいか?」「内部留保は、具体的にどうやって崩させるのか」「戦争に負けたからアメリカいいなりは仕方ないというのにどうこたえれば?」「介護分野での日本共産党の政策は?」「綱領を読んで生産手段の社会化という言葉を初めて聞いた。どういうことか?」「維新がすすめようとしている都構想についてどう考えればいいか?」など次々に質問が寄せられ、堀内氏は、一つずつていねいに答えていきました。

感想では、「内需主導の景気回復という政策には強く共感した」「植民地支配で苦しんできた国が、平和を促進する力になっているのは素敵」「共産党の考える未来社会がわかりやすかった」「決議案をもう一度読んだら新しい発見が見えてきそう」などが寄せられました。

大運動「特別期間」成功に向けた交流では、力重智之民青県グループ責任者から民青中央委員関係党員会議の内容が報告されました。

入党四日目のAさんは「前の職場で長時間過密労働、やっていることも矛盾を感じて退職、別の仕事を転々としていた。共産党がどんなこと言っているか知りたくて『赤旗』日刊紙を六月に購読し、織り込まれていた労働アンケートを書いて送ると、党の方が働きかけに来た。綱領を読んで、この方向だなと入党した」と語りました。

尼崎青年支部のBさんは、全国青年大集会で民青同盟員を党に迎えたことを発言。「一緒に大会決議案を読むと『共産党もっとふえると思う』と意欲的に言ってくれ成長している」と紹介。

兵庫長田北地区青年支部のCさんは、「職場でも、友だち同士でも、信頼関係をつくりながら身近なところで党員をふやしたい」と決意を語りました。

最後に、門屋史明青年学生部長が、党大会決議案の全党討議と「特別期間」成功に向けた行動を提起しました。

(2013年12月8日付「兵庫民報」掲載)

労働相談ホットライン:告発!ブラック企業:11日

兵庫労連が十二月十一日、「ブラック企業」問題に悩む労働者の相談に応じる「告発!ブラック企業 労働相談ホットライン」を県内五カ所でとりくみます。

年末を前にして解雇や雇い止めなどの強行が心配されます。賃金・残業代の未払い、セクハラ・パワハラ、解雇に関わる問題など、従前から兵庫労連が各地で実施している「労働相談」の中でもこれらの相談が寄せられてきました。しかし、「ブラック企業」問題がマスコミで報道されるようになってから「自分の会社はブラック企業ではないのか」という疑問を具体的に口にする労働者が増えてきています。辞める(辞めさせる)ことを前提に雇用する企業、若者を大量に採用し首を切るなど理不尽なことがまかり通っています。

兵庫労連は十一月十五日、「ブラック企業」問題を中心に兵庫労働局と話し合いの場を持ちました。厚生労働省は九月一日、ブラック企業の実態把握のために電話相談を取り組みましたが、この兵庫労働局との懇談の場で「近畿レベルで取り組んだが相談の電話は約二百件。十回線・三十人で対応したが電話は鳴りっぱなしの状態だった」という結果を聞きました。

兵庫労連は、今回の「ホットライン」を、一人で悩んでいる労働者に少しでも役に立てれば、という思いでとりくみます。

①兵庫労連・労働相談センター

10時~19時、☎0120‐378‐060(フリーダイヤル)

兵庫労連事務所:神戸市中央区栄町通3丁目6‐7 大栄ビル10F
・電話・面談による「労働相談」
・ブラック企業問題を主としながらもあらゆる労働相談を受け付けます。
・無料、秘密厳守。弁護士相談可。
・面談は予め連絡をすれば希望時間での予約可能
・相談員:兵庫労連労働相談センター相談員、兵庫労連役員、兵庫民法協弁護士
*対応地域は県内全域


②東阪神地域労働相談センター

10時~19時、☎06‐6488‐1478

尼崎地区労働組合総連合事務所:尼崎市西長洲町2丁目34‐1
*対応地域は尼崎市


③西宮・芦屋地域労連労働相談所

10時~17時、☎0798‐26‐0537

西宮・芦屋地域労働組合総連合事務所:西宮市松原町2‐37 西宮市立勤労会館内
*対応地域は西宮市、芦屋市


④西播労連労働相談所

10時~19時、☎079‐297‐3259

西播地域労働組合総連合事務所:姫路市車崎3丁目3‐9 中播教育会館内事務所
*対応地域は姫路市内を中心に西播地域


⑤東播労協労働相談所

10時~19時、☎079‐423‐2282

東播地区労働組合協議会事務所:加古川市北在家2257 加印教育会館内事務所
*対応地域は東播地域

(2013年12月8日付「兵庫民報」掲載)

第32回新婦人県本部大会

50年の歴史、着実に若い世代に


チーム七色のパフォーマンス

新日本婦人の会第三十二回兵庫県本部大会が十二月一日、開催され、全県下から三百人を超える女性たちが集まり熱気あふれる大会になりました。

岸本友代会長の挨拶のあと、津川知久兵庫労連議長、秋山佐登子兵庫農民連副会長、梶本修史県原水協事務局長、中村治子県母親連絡会会長、松田隆彦日本共産党県書記長が来賓挨拶しました。

櫻井文子事務局長からの議案提案のあと昼食休憩に入り、午後の文化行事(広瀬一葉さんのピアノ演奏)のあと大会議案の討論にはいりました。

二十一人の支部・班からの発言。▽神戸の各支部や明石支部・尼崎支部の中学校給食実現を求める運動、西宮支部などの小中学校にクーラー設置を求める運動、明石支部のトライアルウィークの受け入れ先に自衛隊をと教育委員会の指示で三校が実施していることに対する抗議と懇談―など切実な要求実現運動のとりくみ▽憲法署名や核廃絶署名、秘密保護法案反対の宣伝行動などに若い世代がとりくみ仲間を増やしている経験▽新しい小組をつくって大量のチラシを折り込み合同体験会で仲間を増やした経験―などがコントも含めて次つぎと発言されました。

最後に登場した若い世代の「チーム七色」の発言では子どもたちも一緒に登壇し、にぎやかにパフォーマンスを行いました。今年のテーマである「新婦人五十年の歴史を若い世代に引き継ごう」という訴えが着実に実現されていることを感じるものでした。

最後に特別決議「戦争する国づくりは許しません! 秘密保護法案の衆院本会議での強行採決と参院審議入りに強く抗議し、希代の悪法を廃案にしよう!」を採択しました。

新県委員六十二人を選出。新役員に会長=岸本友代、副会長=喜久由貴江・中野圭子・竹村恭子、事務局長=櫻井文子の皆さんが選出(全員再任)されました。

(2013年12月8日付「兵庫民報」掲載)

北区9条のつどい

国民を棄てる受忍論―秘密保護法案と共通する考え方


第八回「北区九条のつどい」が十一月三十日、北区のすずらんホールで開催されました。

第一部は、宝塚歌劇オーケストラのファゴット奏者渡邊悦朗さんとNHK‐FMの名曲コンサートにも出演されたギター奏者増井一友さんのコラボレーション。ファゴットの柔らかい音色とそれを支えるギターの演奏は、観客の心を優しい心で包み込みました。素晴らしいミニコンサートでした。

第二部は九州大学准教授直野章子さんの「憲法からしめだされる!?『棄民を生み出す受忍論』」で、東京空襲訴訟や名古屋空襲訴訟で適用された「受忍論」について、その成り立ちから解き明かし、憲法の理念を無視する国の考え方を明らかにしました。

「戦争という国の存亡をかけた非常事態のもとでは、受けた被害は耐え忍ばなければならない。それは国民が等しく受忍しなければならない」という考え方で、「国家存立のためなら国民がその命をも犠牲にして当然」という戦前的な価値観を内包しています。

いま大きな問題となっている、「特定秘密保護法案」の考え方と共通するものです。

私は、国の存立ためには、憲法に保障された「知る権利」を奪い、それに近づくものを罰して当然というまさに戦前回帰の「特定秘密保護法案」を絶対に許してはならないと感じました。

法律論の展開で難しい話しでしたが、そのやわらかい語り口に二百二十名の参加者全員が共感の大きな拍手を送っていました。

(高垣欣弘=「北区九条の会・連絡会」世話人)

(2013年12月8日付「兵庫民報」掲載)

NO NUKES 74th 2013-11-29


11月29日、74回目を迎えた関電神戸支店前抗議行動は65人が集まりました。

最近までコスタリカへ行っていたという女性は「コスタリカは自然エネルギー100%の国。国民も何かあるとすぐデモをして、国に対しても堂々と意見を主張している」と話します。

また、秘密保護法の問題でも意見を交流。「特定秘密保護法廃案! 憲法違反の法律反対!」とのコールもしました。

パレードでは道行く人が写真を撮るなど注目を浴びました。

パレード終了後にはマルイ前で秘密保護法案反対の署名宣伝。若者が駆け寄ってきて「こんなにひどい法律は廃案にしてほしい」と話し、署名に応じる姿もありました。


(2013年12月8日付「兵庫民報」掲載)

ひなたぽっこりん(524)


(2013年12月8日付「兵庫民報」掲載)

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