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2013年6月30日日曜日

参院選・知事選勝利へ

山下よしき・金田峰生・井沢孝典事務所開き

事務所開きで挨拶する金田・井沢両氏

参議院選挙と兵庫県知事選挙の公示・告示が目前に迫っています。日本共産党兵庫県委員会は六月十八日、参院選山下・井沢・金田事務所を開設、憲法が輝く兵庫県政をつくる会も十七日に田中事務所を開設。日本共産党は二つの選挙勝利へ向け、大量宣伝、対話、支持拡大などあらゆる努力を急速に強めています。


田中耕太郎事務所びらき

「変えよう!兵庫県」と田中耕太郎事務所びらきにあつまった人々(6月17日)
事務所びらきで挨拶する(写真右)金田(選挙区)、井沢(比例)両参院予定候補


(2013年6月30日付「兵庫民報」掲載)

原発固執の井戸知事

兵庫県が、福井県内の四原発で深刻な事故が起きた場合の放射性物質の拡散予測を行い四月に発表しました(発表PDFファイル)。安定ヨウ素剤の服用が必要になる国際基準(甲状腺等価線量が最初の七日間で五十ミリシーベルトを超える被曝)を県内広範囲で上回る結果となりました。

大飯原発事故で篠山が最大高浜原発事故で篠山が最大

兵庫県は、この結果も反映した避難やヨウ素剤の配布など、防災計画の見直しを検討していますが、「国が方針を出していない」などの理由で進んでいません。

大飯・高浜再稼働を急がせ


ところが、防災計画の見直しもまだできないうちから、原発再稼働を急がせているのが、ほかならぬ井戸敏三兵庫県知事です。

井戸知事は、原発の新規制基準の策定とそれに基づく審査が遅れると「原発ゼロ」の状態となり電力不足の「懸念が生じかねない」として、「再稼働についての基本的な方向付けをできるだけ早くしてほしい」(二〇一三年二月四日定例記者会見)とのべていました。

関西電力など電力業界や関西経済連合会が、早い原発再稼働のため、新基準の前倒し施行や新基準に基づく審査体制の強化などを求めているのを代弁した主張です。

原子力規制委員会は、これらの声を受けて、七月八日に新基準を前倒し施行し、関西電力が高浜・大飯原発の再稼働申請を七月中に行うものとみられています。

知事は、県民の安全より、経済界の言い分を優先したと批判されてもしかたありません。

財界の立場で世論を敵視


井戸知事は、将来のエネルギーのあり方についても、財界の立場で原発に固執しています。

福島第一原発事故の三カ月後、井戸知事は「原子力発電所でひとたび重大な事故が発生すると長期間にわたり広域的な被害が及ぶ可能性」があると認め、「原子力発電の安全性が確保されるかどうか、福島原発の事故原因が究明され、これに対処することができるかどうか検証のうえで判断されるべきもの」とのべていました。

しかし、その後は「(原発)ゼロシナリオの場合、現行の電気代よりは少ないものでも四割、多いものでは二・一倍になる」(二〇一二年十月本会議答弁)と県民を脅し、「原発はただちに廃止するのでなく」、原発を含めた「エネルギーミックス」が必要だと主張。

野田政権が行った討論型世論調査で原発ゼロが七割にのぼったときにも、「一つの主張にどうしても偏って流される傾向がありますから」「経済界はこぞって反対していますので、経済界は国民ではないというような取り扱いは」すべきでない、と世論を敵視しました。

六月末の関西電力株主総会にむけても、「脱原発にくみするのはいかがなものか」(二〇一三年四月三十日定例記者会見)とのべています。

(2013年6月30日付「兵庫民報」掲載)

日本共産党兵庫県委員会「いじめ問題」シンポジウム

子どもたちを守りぬこう


日本共産党兵庫県委員会は六月二十二日、いじめ問題を考えるシンポジウムを神戸市内で開催しました。



いじめ深刻化させる厳罰主義の「防止法」


宮本たけし衆院議員が報告にたち、昨年日本共産党が発表した、いじめ問題についての「提言」について、①目の前のいじめから子どもたちのかけがえのない命、心身を守り抜くこと②同時に、過度な競争教育を改めることなど、いじめの要因をとりのぞくことを明らかにしたことを「提言」にそって説明しました。

その上で、前日二十一日に成立した「いじめ防止法」は、子どもたちを上から厳罰で抑えつけるもので、いじめを深刻化、陰湿化させるものだと指摘しました。同法は、第四条で「児童等は、いじめを行ってはならない」と定め、懲戒や出席停止処分を定めるなど、徹底した厳罰主義にたっています。これでは子どもの鬱屈した心をさらにゆがめ、教員との信頼関係を壊し、いじめ対策に逆行します。

宮本氏は、子どもがいじめられずに安心して生きる権利を明確にし、厳罰ではなく、いじめから子ども自身が人間的に立ち直れるように支えることこそ求められていると強調しました。

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パネルディスカッションでは、西宮市の小学生の母親・松尾玲子さんが、自身の子どもの学校で起こった事例を紹介して、先生も保護者も情報を共有することが必要であること、子どもたちにとって勉強が大変なストレスになっていることなどを語りました。

前・宝塚教職員組合委員長の勝部昭義さんは、子どもたちに向き合っていじめを芽のうちに摘んだ自らの経験を紹介するとともに、教員の多忙化、保護者との関係など現場での困難さも語りました。

人間関係をつくる学びの課程が大事


討論では、「子どもは失敗しながら成長していく存在。命を守ることが最優先だが、ぶつかり合いながら人間関係をつくっていく、その学びの過程が大事」「いじめは、どの子も成長途上で行いうる過ち」など、子どもの実態と厳罰主義との矛盾・問題点が浮き彫りにされました。「大事なことは、いじめを早い段階で止めて、継続させずに命や心身を守りきること、そしてそれを乗り越えることで、子どもたちがいじめをしない人間関係を学んでいくこと」だとの指摘もされました。

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フロアからは、全国学校事故・事件を語る会の代表世話人の内海千春さんが発言。教師の体罰が原因となった自殺で自らの子を亡くした内海氏は、いじめや体罰などによる子どもの自殺は年間三百件前後も起こり続けており、その多くが表面化せず、当事者が告発をしてはじめて表面化するなどの問題を指摘しました。

また、再発防止について、徹底した事実と原因の究明が必要であり、学校にそれを負わせるのではなく、第三者委員会の設置など、事実解明の道筋をきちんとつけることが重要だと語りました。

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宮本氏は、「いじめ防止法」の国会質疑の模様も紹介して、提案者側が「厳罰を与えるという意図はない」と答弁したことや、家庭にまで規範意識教育の義務を課すといった同法の問題でも「そう(家庭教育への介入)理解してはならない」「自主性を尊重します」と答弁したことを紹介し、「法律の悪いところは発動させないと同時に、対策のための常設の組織の設置など活用できることは前向きに使って奮闘したい」と述べました。

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参加者からは、「いじめ防止法の危険な方向性が学習できてよかった」「宮本さんの話で入試が問題との指摘があり、それが本質だと思います。教育条件の整備を怠ってきた政治を正していきたい」などの感想が寄せられました。

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このシンポジウムでは、金田峰生党国会議員団兵庫事務所長が挨拶し、井沢孝典党県教育・福祉対策委員長がコーディネーターを務めました。

(2013年6月30日付「兵庫民報」掲載)

みんなで日本をかえるproject

青年の未来かかった選挙


講演する宮本議員

宮本トークに胸、熱くして日本共産党と一緒に日本をかえるネットワーク兵庫は六月二十三日、宮本たけし衆院議員を招いて「みんなで日本をかえるproject」を神戸市内で開催しました。

宮本氏の講演は、若者向けに雇用と学費にしぼった内容でした。アベノミクスの成長戦略の実態は、「限定正社員」「ホワイトカラーエグゼンプション」を導入し、解雇自由、過労死をおしすすめる雇用破壊を狙っているものと紹介。奨学金で大学生が七百七十五万円の借金を背負わされるような社会に未来はあるのかと告発。自共対決の様相を強める今度の選挙で日本共産党を伸ばして若者の未来に希望がもてる政治に切り替えようと呼びかけました。

参加者との一問一答では、「経済の実態は?」「原発の再稼働って必要なのか?」「環境問題にもっと力をいれてほしい」「共産党の国会での値打ちは?」「反原発の首相官邸前行動など、どう思うか?」など多様な質問が次々寄せられ、宮本氏は一つひとつに、自身の経験を交えながらていねいに回答しました。

「原発事故直後、ドイツ大使館のビールまつりに呼ばれ、大使と仲良くなった」という逸話も交え、ドイツの原発ゼロや環境問題への迫り方を紹介。財界の利益優先で原発を推進する勢力に未来はないと語りました。また、自身がかかわって出来た「スポーツ基本法」の理念は、その後、柔道界の体罰の告発などの声明にも生きていることも紹介しました。

最後に、「青年の未来のかかった選挙。働くルール破壊をストップさせ、学びがいを奪わせない、ルールある経済社会をつくり、若者の希望をひらく選挙結果を一緒につくりましょう」と呼びかけました。

金田峰生参院選挙区予定候補、田中耕太郎県知事選挙予定候補も駆けつけ挨拶しました。

参加した青年からは、「宮本さんのアツイトークを聞いて胸が熱くなります」「今日知ったことをできるだけ多くの人に伝えていきたい」「共産党が伸びたら政治にいい影響をあたえると思ったので、私も協力していきたい」などの感想がよせられました。

企画後は、かえるネット宣伝を二十人でおこないました。赤旗号外、田中耕太郎ビラを配布しながら、シールアンケート、一言メッセージなどを呼びかけると次々と応じてくれました。「消費税増税反対」にシールをはる人が多く、「消費税が上がると困る。やめてほしい」との声があがりました。また「学費が不安」という学生に、日本の異常な高学費について、ヨーロッパは無償、給付制奨学金があたりまえと紹介すると「へ~知らなかった。日本もそうしてほしい」とこたえました。

参加者は、引き続き、週末繁華街作戦や各地でのかえるネット宣伝など元気にとりくもうと話し合っています。

(2013年6月30日付「兵庫民報」掲載)

民青東播地区が決起集会


日本共産党綱領の展望に確信日本民主青年同盟東播地区委員会は六月二十二日、日本共産党東播地区の山口博明委員長を迎え、参議院選挙・県知事選挙に向けたつどいを開きました。

山口氏(写真中央)は、自民党、民主党、日本維新の会、公明党、日本共産党などの綱領や「しんぶん赤旗」連載のアベノミクス、「一票の格差」などについて説明するとともに、青年からの質問にていねいに答えました。

参加者からは「各政党が掲げている綱領などを比較すると日本共産党綱領に輝く展望が示されていると分かった」(二十代男性)、「日本は『間接民主主義』だが、『国民一人ひとりが責任を持たないといけない』という山口さんの言葉にグッときた」(三十代女性)などの感想を出しあい交流しました。

民青のすべての班と地区で、「日本共産党といっしょに政治をかえよう決議」をあげ、参院選勝利に向け、宣伝や個人のつながりへの働きかけを重視しようと相談しています。 
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(2013年6月30日付「兵庫民報」掲載)

新婦人内後援会・女性後援会が参院選・県知事選決起集会

女性の願いかなう政治へ


参院選勝利への決意を述べる金田氏

日本共産党の新婦人兵庫県本部内後援会と兵庫県女性後援会は共催で参議院選挙と県知事選挙勝利のための「決起集会」を六月二十日に開催し、五十五人が参加しました。

岸本友代代表世話人の挨拶のあと、金田峰生参議院選挙区予定候補が、参議院選挙の情勢を解明しました。韓国総領事との懇談を通じて自民・維新などの歴史認識の異常さが浮き彫りになったこと、街頭宣伝ではアベノミクスがいかに労働者を切り捨てる内容になっているか若い女性労働者と対話になっていること、オスプレイ・沖縄基地問題でいかにアメリカ言いなりになっているかなどを報告。安倍政権の三つの異常を告発・真正面から対決し、打開の提案を示すのは日本共産党しかなく、参議院選挙は自共対決の様相となっており、有権者の選択肢に入るために、ポスター・ビラ配布・対話を急いで広げることが必要だと指摘。政党状況は変化させられるし、してきていることを先の尼崎市議選を例に紹介し、比例五議席絶対確保・選挙区での勝利めざして先頭にたって頑張る決意を述べました。

報告のあと、金田さんは参加者の大きな拍手と「峰生コール」に送られて、次の宣伝行動に元気に出発しました。

尼崎市議選で初当選した松沢ちづる市議が、選挙の様相とその中での奮闘を報告、参加者から大きな激励の拍手を受けました。

交流では、保育後援会・業者婦人が分野での情勢とたたかいを報告。新婦人内からは尼崎・宝塚・中央・須磨・垂水・明石支部内後援会がそれぞれ、寸劇や、タペストリーや子育て世代からの手紙などもまじえて、活動報告を行いました。

憲法が輝く兵庫県政をつくる会の田中耕太郎知事予定候補もかけつけて、県政を変える「三つの転換」を訴え、大きな拍手と「耕太郎コール」に包まれました。

最後に新婦人県本部内後援会事務局長の由利美香さんから行動提起がありました。参加者は国政も県政も変えて、女性の願いがかなう政治を実現するために、来る参議院選挙と県知事選挙に必ず勝利しようと決意をかためあいました。

(2013年6月30日付「兵庫民報」掲載)

平和行進日本海コース(兵庫県内)


[7月4日・木]

▽京都府からの引継ぎ=河梨峠豊岡市側14:00

▽城崎コース=城崎大会議館前15:30→JR城崎温泉駅前16:30

▽豊岡コース=豊岡市民会館北側駐車場17:30→農協会館→大開通→JR豊岡駅→生田通→宵田商店街→市民会館19:00


[7月5日・金]

▽出石コース=そば処出石城15:00→田結庄通→福成寺・左折→出石総合支所前→大名そば・左折→そば処出石城16:00

▽日高コース=JR江原駅17:30→312号線・右折→郵便局前・右折→ハセガワ製畳・右折→あかまつ歯科・右折→JR山陰線踏切→赤松医院・左折→JR江原駅18:30


[7月6日・土]

▽村岡コース=村岡地域局10:00→老人福祉センター・右折→新町・左折 →西本町→高元商店・右折→国道9号線・左折→殿町→川上→村岡地域局11:30

▽香住コース=B&G海洋センター13:30→旧178号線→一日市橋・渡って右折→岡見公園→旧178号線→香美町役場15:00


[7月7日・日]

▽養父コース=養父地域局10:00→Yタウン・左折→県道・左折→三笠屋サイクル・左折→養父地域局11:30

▽八鹿コース=養父市役所13:00→諏訪橋・渡って右折→大森区公会堂→商店街→八鹿高校→沖田信号・左折→養父山崎線→谷常→天子信号・左折→養父市役所14:30


[7月8日・月]

▽山東コース=JR梁瀬駅15:00→国道9号線を横断し直進→国道427号線・右折→朝来市役所山東庁舎・左折→梁瀬中学校→国道427号線・左折→国道9号線→JR梁瀬駅16:30

▽和田山コース=朝来市役所17:30→駅前センター街・北進→高畑石材店・右折→さかもと医院・右折→JR和田山駅前→玉置橋・右折→木村眼科・右折→朝来市役所19:00


[7月9日・火]

▽温泉コース=温泉町民センター9:30→三叉路・左折→十字路・左折→荒湯前→国道9号線→ジャンボ西村10:30

▽浜坂コース=JR浜坂駅11:00→白川橋→ユートピア浜坂・左折→浜坂マリンポーチ・左折→渡辺水産前→新温泉町役場12:00

▽鳥取県に引継ぎ=JR東浜駅14:00


★順路・時間など変更もあり得ますのでご注意ください。実行委員会連絡先:但馬民主商工会(担当:西野)☎0796-24-3833






(2013年6月30日付「兵庫民報」掲載)

淡路市議選7月14日告示・21日投票

市民の声代弁する日本共産党2議席で
暮らしと福祉の向上
安全でどの地域もにぎわうまちづくりを


かまづか聡氏
松原幸作氏
淡路市議選は七月十四日告示で、参院選・県知事選と同時の二十一日投票で行われます。日本共産党は、かまづか聡(35)=現=、松原幸作(68)=新=を立て、現有二議席確保をめざします。

市民の行政への要求・期待はますます増え、市民の声を行政に届け、行政をチェックする議員の役割はいっそう大きくなっていますが、合併から八年、三回目となる今回の市議選から定数が前回より二減の十八。合併当初と比べると十議席も少なくなっています。
日本共産党市議団は「住民こそ主人公」の立場を貫き、市民の暮らしを守り、全力で奮闘してきました。この四年間でも、国保税世帯当たり六千七百円引き下げ、こども医療費無料化(通院は就学前、入院は中学三年生まで)、一時預かり保育拡大、下水道加入負担金の格差是正などを実現しました。

今回の市議選にあたって日本共産党は、国保税のさらなる引き下げ、燃油代・水道代・償却資産税の負担が大きい漁業者への支援強化、市営駐車場有料化見直し、中学三年生までの通院費無料化、被災家屋支援のリフォーム助成制度創設などの政策を掲げています。

オール与党に近いこれまでの市議会で、なれあいを許さず堂々と市民の声を代弁する日本共産党を、淡路市議選・参議院選で躍進させ、「暮らしと福祉の向上」「安全でどの地域もにぎわう、つりあいのとれたまちづくり」へ市政の舵を切ろうと、かまづか、松原両氏は訴えています。

(2013年6月30日付「兵庫民報」掲載)

ノーモア・ヒバクシャ近畿訴訟

“機械的な線引きで却下”は破綻

副島圀義

六月十二日の法廷(大阪地裁)は、原告証言。

*

Kさんは広島湾で「水上特攻」に備えていた「暁部隊」の一隊長でした。原爆投下直後から、宇品(広島港)では救護や遺体処理、爆心地近くでは遺体をだびにふしたり、瓦礫を撤去するなどに従事。

戦後は、発熱しやすい、ハチにさされて治るのに一年半もかかる、出血しやすい…など体調不良が続きました。十六年後に狭心症で手術。以後、原爆症として申請した心筋梗塞、白内障のほかC型肝炎、前立腺がんの疑いなど、次々と病気にかかりながらも、「被爆の語り部」としてがんばってきました。

狭心症発病後はピタリとたばこを止め、強い意志で健康維持につとめてきました。

Kさんが原爆症認定を申請したのは、全国の原爆症裁判で次々と被爆者が勝訴し、国がそれへの対応に迫られていた時。新規申請は全部たなざらしにしたあげく、Kさんには二年も経ってから、却下を通知しました。

救護や遺体処理、瓦礫撤去などで大量の残留・二次放射線を浴びたことを無視。「心筋梗塞や白内障は近距離での直接被爆しか認めない」という、機械的な線引きをあてはめたのです。

Kさんは裁判のたたかい半ばに死去されましたが、奥さんが引き継ぎ、この日の証言に立たれました。

証言を「戦時中、子どもも大人も『国を守る』と一所懸命だった。それなのに戦争の犠牲者に国は何もしてくれない。裁判所には、このことを改めさせるよう、訴えたい」と結ばれました。

国側の反対尋問は「ハチに刺されたときに治るのにかかった期間は半月ではなかったか?」など提出された書面などをよく読めば聞く必要もないことばかり。「語り部」として克明な被爆体験を記してきたKさんには反論のすべもない様子でした。

*

一連の裁判はまだまだ続きますが、八月二日には、一つのグループについて判決。フクシマ被災者のためにも、国の姿勢を厳しく正す審判が求められています。


(2013年6月30日付「兵庫民報」掲載)

トライやるウィークに自衛隊へ

明石市教育委員会が全中学校に自衛隊体験を紹介


西川あゆみ議員
西川あゆみ議員
「トライやるウィーク」は、中学二年生が五日間の職場体験を行う県事業です。明石市内では、生徒たちが六月初旬の五日間、商店や会社、保育園などで一生懸命仕事にとりくむ姿が見られます。

しかし今年度、市教育委員会が、自衛隊青野ヶ原駐屯地(小野市)を受け入れ事業所として中学校十三校、特別支援学校一校に紹介し、三校十四人の生徒が参加したことがわかりました。

六月十四日の明石市議会本会議一般質問で、日本共産党の西川あゆみ議員は「自衛隊は憲法違反の事実上の軍隊。教育基本法の教育の目的ともかけ離れている。受け入れ事業所としてふさわしいのか」とただしましたが、教育長は「自衛隊は災害時の救助活動等を行っており、生徒への防災教育につながる。教育委員会もそのような内容で依頼している」と憲法や教育基本法を避けて答弁。

西川議員がさらに、「教育の一環として生徒児童を自衛隊に派遣すべきではない」と迫ったのに対し、「自衛隊での体験は特段問題はない」と答えました。

しかし、西川議員が近隣市が青野ヶ原駐屯地で行ったトライやる・ウィーク資料から、活動計画にある「器材展示」に「中距離地対空誘導ミサイル」が含まれている可能性を示し、「武器や弾薬の類ではないか」とただすと、「銃火器に触れないように依頼した」と答えていた教育長は「認識していなかったので改めて確認する。依頼した内容と違っていれば申し入れをする」と答弁しました。しかし、自衛隊への派遣は来年度も行うとの態度は変えませんでした。

(2013年6月30日付「兵庫民報」掲載)

神戸演鑑7月例会:新妻聖子ひとり芝居『青空…!』

トム・プロジェクト公演

ひとり芝居、しかもミュージカル。楽しく歌うだけの舞台ではない。夢破れたひとりの女性が、自分を取り戻し、未来に向かって羽ばたく、人間再生の物語。たっぷりの詩情と、大きな勇気を与えられる骨太のミュージカルです。

そして、「青空」と題の付いたノート。折り紙の動物園。キリンのキリコ。姿の見えない祖母との対話が人間再生の役割を果たす。

野村五月、二十八歳。一カ月前に会社を辞めた。家族にも、同僚にも、その理由を告げずに、皆の前から姿を消した。

やって来たのは防空壕。祖母が死ぬ三カ月前まで暮らしていた。

そこには、「青空」と題の付いたノートが残されていた。五月に宛てたノートで、防空壕での暮らし方や、昔の情景が事細かく書かれている。五月は祖母が好きではなかった。あまりにも強い祖母の生き方が、五月を惨めにしていた。

ある日、嵐がやってきた。すまじい落雷の音。それは、爆弾の音と重なった。姿のない祖母は怯えた。慰める五月。祖母は五月の身体の中に入り込んだ。その祖母を抱きしめる五月。

やがて、嵐は去った。五月は思う、絵本、書いてみよう。

新妻聖子 「レ・ミゼラブル」等の舞台で活躍する歌姫。歌唱力と表現力は抜群。透き通った歌声の持ちぬしである。

小谷博子

神戸演劇鑑賞会7月例会/トム・プロジェクト公演「新妻聖子ひとり芝居『青空…!』」/作・演出=東憲司、出演=新妻聖子/①7月25日(木)19時、②26日(金)18時30分、③27日(土)13時30分/神戸文化ホール中ホール/会員制(入会時に入会金千円と月会費2カ月前納)、月会費3千5百円(大学生2千円、中高生千円)/☎078・222・8651、Fax078・222・8653、メールkobeenkan@nifty.com

(2013年6月30日付「兵庫民報」掲載)

山下よしき:新しい道を刻む(12)

国民の思いを胸に


いま各地の演説会を回っています。先日あるベテラン党員が、二十九歳の青年と一緒に参加してくれました。

有名私大の大学院を卒業したあと、就職した会社でパワハラを受け離職した経験のあるその彼が、「山下さんの話を聞いて『自己責任』の呪縛から解放された気がします」と感謝の感想を寄せてくれたというのです。

演説の中で、「ブラック企業」がはびこる背景には、若者の二人に一人が正社員になれない実態がある、若者の能力がないからじゃない、派遣労働を自由化した政治の責任だ、と述べたくだりが彼の心に届いたのでしょうか。

彼のように「自己責任の呪縛」に囚われたままの若者は少なくないと思います。一人でも多くの人に私たちのメッセージが届くようにしたいです。

いよいよ参議院選挙です。国民の思いを胸に、安倍政権の暴走に正面から立ち向かいます。「アメリカいいなり」「財界中心」のゆがみにメスを入れてこそ政治は変わります。この立場をしっかりと持っている日本共産党を、兵庫のみなさんの力で、大きく伸ばしてください。

(2013年6月30日付「兵庫民報」掲載)

観感楽学

参院選、兵庫知事選が目前に迫ってきた。二本の毒矢(消費税増税と社会保障の大改悪)が障害者など弱者に容赦なく突き刺さってくるアベノミクスへの反発は大きい▼一方、子どもや障害者への福祉医療費助成の改悪で負担増を押しつけ、医師会や県民の反対を押し切ってこども病院をポーアイに移転させるなど県民の願いに逆行する県政「ノー」の声も▼その中で日本共産党と憲法県政の会の政策・主張に期待が広がっている。悪名高い「障害者自立支援法」反対の運動は幅広い「一点共闘」が実現▼金田峰生さんは県議時代から老人福祉医療改悪ストップ、聴覚障害者情報センターづくり、県立のじぎく療育センター存続運動などなど数多くの実績を積み、比例候補の井沢孝典さんは神大附属特別支援学校の元副校長で、聴覚障害者の方たちとのつながりも深く信頼が厚い▼被後見人の投票権復活、投票所に点字板常備や車いす用投票台の設置など障害を持った人たちの選挙権を守る運動も進んできた▼尼崎市議選で七人全員当選、東京都議選で躍進した勢いで参院選比例の五人全員当選と、知事選勝利めざして障害者・関係者も全力で頑張る決意を固めている。 (N)

(2013年6月30日付「兵庫民報」掲載)

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