記事を検索

2018年1月20日土曜日

三宮再開発計画:神戸市がパブリックコメント募集

「市民の声を神戸市に集中させましょう」

日本共産党神戸市議 大前まさひろ

神戸市は大企業のもうけを最優先に、安倍政権の成長戦略に沿って、三宮一極集中の巨大開発を強行しようとしています。
開発を具体化するものとして「『えき≈まち空間』基本計画(案)」「新たな中・長距離バスターミナル整備に向けた雲井通五・六丁目再整備基本計画(案)」が発表されました。神戸市は、二月九日まで市民意見募集(パブリックコメント)を行っていますので、市民のみなさんからのご意見・ご批判を神戸市に集中していただきますようよろしくお願いします。
それぞれの計画案にはきれいなように見えて実はさまざまな問題点が隠れています。

「えき≈まち空間」基本計画(案)


意見提案用資料から

「えき≈まち空間」には、「三宮クロススクエア」、五つの駅前広場、バスターミナルなどの公共施設が新設される計画です。これに加え、市役所付近に新庁舎をつくります。
*
一つ目の問題点は、この計画(案)が予算について全くふれていないことです。
一体いくらかかるかわからないものにどうコメントしろというのでしょうか。これで市民意見も聞いたからと税金を注ぎ込まれたらたまったものではありません。
*
二つ目の問題点として交通の分析も無く、湾岸道路延伸を合理化しているということです。
「三宮クロススクエア」は交通センタービル交差点を中心として付近の道路を車両が通れなくするものです。そのため、三宮を通過しようとする車両は南北を走る道路に迂回しなければなりません。
その迂回するのに阪神高速道路湾岸線延伸も必要だというのが神戸市の考えです。三宮の再開発に合わせて、湾岸道路の延伸工事まで合理化しようとしています。
*
三つ目の問題点は、にぎわいづくりとして既存の商業を考慮していないことです。
神戸市はバスターミナルを伴う巨大ビルを建設し新たな商業床を増やす計画です。市役所二号館も一号館と同規模の高層ビルに建て替え低層部に商業施設を誘致しようとする計画です。かなりの数の商業床が増えることになります。
しかし三宮センター街、センタープラザ、サンプラザ、二宮市場など既存の商店にどれだけの影響があるのか、神戸市は一切調査をしていません。これでは新たに商業施設ができることで既存の商店街はつぶされかねません。これまでもミント神戸ができて地域にどれだけ影響があるか調査を求めてきましたが、それすらされてきませんでした。
*
四つ目の問題点はさらなる補助、規制緩和が行われようとしていることです。
基本計画(案)には「都心地域へのオフィス進出を促すための経済インセンティブの検討」とあります。しかし神戸市はすでに「都心地域オフィス等立地促進事業」で三宮ビルディング北館に六甲アイランドから移転してきた「P&G」一社に五年間で四億五千万円の補助を出しています。これを上回る補助を検討するということです。
「商業、業務系の建築物に対する容積率の検討」ともあり、すでに都市再生緊急整備地域ということで容積率の緩和が行われ高層ビルが建てられるというのにさらに容積率を緩和しようというものです。
大企業のもうけのためにというその本音が表れています。

新バスターミナル基本計画(案)


意見募集用資料から

「新たな中・長距離バスターミナル整備に向けた雲井通五・六丁目再整備基本計画(案)」の問題点についてです。
神戸市は区役所、勤労会館を市役所三号館に移転し、その跡地にバスターミナルを伴う巨大ビルを建設しようとしています。あわせて地域の文化施設を廃止し三宮に集約しようとしています。
そんな巨大開発が必要でしょうか。地方自治の本旨は「住民福祉の増進」です。しかし特定都市再生緊急整備地域では目的が「国際競争力の強化」となっています。国際競争力の強化のために地域の会館をなくし、「住民福祉の増進」が脇に置かれるようなことになってはいけません。
*
一つ目の問題点は利用者の声をほとんど聞かずに区役所などが移転されることです。
区役所、勤労会館の移転にあわせて、生田文化会館、葺合文化センターまであわせて集約すると、市長選後に、市長は突然言い出しました。
生田文化会館、葺合文化センターは生田区と葺合区が合区され中央区となったときにそれぞれの地域住民が文化交流施設をつくってほしいと要望してつくらせた地域の施設です。
また神戸文化ホールについても大ホールはバスターミナルを伴う巨大ビルに中ホールは市役所二号館に移転させる計画です。
利用者の声を聞かずにトップダウンで移転を決めてしまうことが許されるでしょうか。
*
二つ目の問題点は居住者が増え、近隣の小学校がさらに過密するということです。
再整備ビルの構成イメージには「中長期滞在機能」と書かれていますが、後の文章では「中長期滞在などを可能にする高機能な居住機能」と書かれています。
雲井通五・六丁目は中央小学校の校区です。神戸市が「今後六年について、児童の受け入れのために何らかの対策が必要、またはそのおそれがある小学校区」として「要注意地区」に指定している校区です。
ここに大規模な居住機能をつくればどうなるでしょうか。中央小学校は子どもたちがあふれてしまい、子どもたちの教育環境を損なうことになります。今必要なのは三宮巨大開発ではなく、安心して学べる教育環境です。
*
三宮は今の魅力を大切に、既存の個店や事業者のリフォーム助成や営業支援に力をいれ、バリアフリーなど時代に合った改善こそ、活性化の本道です。

22日に学習会

以上のようにこれらの基本計画には問題点が多数あります。ぜひパブコメに参加をして意見をあげましょう。今後議員団としては一月二十二日(月)十八時三十分から、神戸市勤労会館講習室403で学習会も行います。市民の声で三宮再整備をストップさせましょう。

(兵庫民報2018年1月21日付)

3000万署名:西宮芦屋市民アクション結成

内田樹氏、中西覚氏ら呼びかけ山中芦屋市長もメッセージ


「安倍九条改憲NO!西宮芦屋市民アクション」の結成総会が一月十三日、西宮勤労会館で開かれ、会場一杯の百二十六人が参加しました。内田樹神戸女学院大学名誉教授、作曲家の中西覚氏、医師の大澤芳清氏など二十三名が呼びかけたものです。
結成に向け、「市民と野党の共同を発展させて、保守も含めた大きな運動にしていこう」など、魚谷直生・西宮中小商工協会会長、奥山篤・憲法生かす阪神連絡会事務局長、樫村庸一・西宮革新懇常任世話人が繰り返し相談を重ね、賛同呼びかけ人を募り、その呼びかけで賛同団体と賛同者を広げつつ、署名用紙を届け準備をすすめました。
*
開会挨拶で奥山氏は「三千万署名を成功させるためには、一人でも多くの方が署名を持って、どれだけ周りの人に声をかけていただけるか、そこにかかっています」と強調。
川元志穂弁護士の記念講演の後、魚谷氏から「安倍首相は、自衛隊を軍隊にしようとしている危機的な中、署名を集めて改憲を阻止したい。そのために、市民と立憲野党が協力・共同しながら安倍九条改憲NO!の運動の裾野を広げていきたい。署名の担い手を広げ署名目標をやりきろう」と目的・方針などを提起しました。
発言では、「黄色の揃いのパーカーを用意し街頭で宣伝・署名に取り組んでいる」「一軒一軒訪問する活動は、ハードルが高いようだが、『考える機会』と『署名ができる機会』を提供することで、『署名をするかどうかは相手が決める事』と気軽に取り組んでいる」「法事の時に親戚に訴えて集めた方、遠方に住んでいる友人・知人に手紙と署名を送って署名に取り組んでいる方がいる」などが語られました。
冨田宏治関西学院大学法学部教授は、閉会挨拶で「この一年が正念場だ。三千万署名は、改憲勢力が怖くて改憲発議・国民投票に打って出ることはできない状況をつくる運動。保守の方も含めた幅広い人たちに署名を集める側に立ってもらう取り組みを作っていきましょう」と強調しました。
立憲民主党の桜井シュウ衆院議員の秘書が同議員のメッセージを紹介。芦屋市の山中健市長もメッセージを寄せました。
*
結成総会の後、JR西宮駅前で街頭宣伝署名のキックオフ行動が寒さ厳しい中、五十六人の参加で行われました。


参加した日本共産党、社民党、新社会党、緑の党の市議や冨田教授、西宮女性九条の会、みなせん@西宮芦屋、野党は共闘!西宮芦屋市民の会(準)のメンバーらがマイクで訴え、署名は四十七筆が集まりました。
*
参加者からは、「いろんな立場の方がおられ、広さを感じ、署名目標達成の可能性があると思った。地域の戸々訪問の経験の発言などに励まされた」など多くの感想が寄せられています。
樫村庸一(西宮革新懇常任世話人)

(兵庫民報2018年1月21日付)

3000万署名:平和を願う姫路市民の会

署名用紙・ビラも工夫して姫路城バックに宣伝


平和を願う姫路市民の会が一月十四日、国宝姫路城をバックに三千万署名を訴えました。
予告をネットでみたと明石から駆けつけた人を含め九人で取り組みました。
全国市民アクション作成の紙芝居『変える? 変えない? 憲法九条』を使って訴えたところわざわざ近づいてきてのぞき込む方もありました。
また、姫路市民の会の世話人で相談しながら作った新しいビラを配りました。これは、署名用紙部分を切り離すことではがきとして送れるようにし、しかも周囲を糊付けすれば署名部分が隠れるようにプライバシー保護にも配慮しました。


受け取った人は、さっそくビラを裏返したり折ったりしながら持ち帰っていきました。
寒波に覚悟をして行動を始めましたが、訴えに熱が入り、着て来た防寒着を脱いで訴えました。
出田馨(西播労連事務局長)

(兵庫民報2018年1月21日付)

3000万署名:北区推進委員会がジャンプアップ集会

国民に働きかけ尽くそう

講演する冨田教授

「安倍九条改憲NО!全国統一署名」北区推進委員会は一月十四日、神戸市北区のすずらんホール多目的室で三千万署名推進のためのジャンプアップ集会を開きました。
関西学院大学の冨田宏冶教授が「衆議院選挙の結果と改憲阻止の展望」と題して講演しました。
―安倍政権が国民の怒りと運動に解散総選挙に追い込まれてから、小池百合子東京都知事の「希望の党」結党、「希望」への合流に至る前原誠司民進党代表の裏切りに対し、日本共産党の共闘追求の態度表明、立憲民主党結党、二百四十九選挙区での野党候補一本化実現の経過を詳述。
その中で市民の運動が立憲勢力を〝死守〟したことあげ、「それに確信を持ちたい。我々は決して諦めない。諦めない限り勝つ。沖縄のたたかいに共通する」と強調しました。
「安倍九条改憲NO!三千万署名」について冨田氏は、「民主党政権への失望から選挙投票棄権層となった二〇%=二千万の人々に働きかけること。政治的無関心層ではなく投票先の模索を続けているこれらの人々を戦争法反対署名千五百万人に上乗せし、その力で安倍改憲発議を阻止し断念させよう」と呼びかけました。
さらに、この間の大事なキーワードは排除と寛容だとして、国民を分断支配する排除か、互いに信頼し寛容の精神で相手をリスペクトして連帯を広げるのかが世界的な政治的激動の中の共通のキーワードだと政治的激動の内容を詳しく解明。
二〇〇五年から二〇一七年までの国政選挙得票の詳細を示して、市民と野党が共闘して、棄権してきた人たちに働きかけて投票所に足を運ばせたところでは勝利していることを示し、「信頼とリスペクトの精神で粘り強く働きかけ尽くそう」と参加者を激励しました。
参加者六十五名二万七千円のカンパが集まりました。
松浦勝(東神戸医療互助組合北支部)

(兵庫民報2018年1月21日付)

3000万署名:兵庫労連が署名推進・成功めざし決起集会

「立憲チャレンジャー」やDVD活用など提起


兵庫労連は一月九日、三千万署名の推進・成功をめざし、神戸市内で決起集会を開催しました。
和田進神戸大学名誉教授が「安倍九条改憲の狙いと背景」と題した講演を行い、学習を深めました。
和田氏は、安倍政権は戦後初めて軍事大国化を自覚的に目指した政権だと指摘。九条に自衛隊が明記されれば、自衛隊法など軍事法制が「改正」され、九条一・二項は死滅化する。そして自衛隊が海外で「殺し・殺される」ことになり、国民も権利が制約されることになる。私たち国民にも影響が大きいと述べました。和田氏は最後に、安倍政権の本当の狙いを暴露し、この署名を幅広い人に広めようと訴えました。
北島事務局長は、DVDの活用や立憲チャレンジャーなど具体的な取り組みを提起しました。参加者らは組合員と対話を広げ目標を達成しようと決意を新たにした集会となりました。
土井直樹(兵庫労連事務局次長)

(兵庫民報2018年1月21日付)

3000万署名:加印の2市2町総がかり行動と革新懇

取り組み急ごうとキックオフ


「三千万署名目標達成をめざすキックオフ集会」を二市二町総がかり行動実行委員会と加印革新懇の主催で一月十三日、加古川市民会館大会議室で開き三十六人が参加しました。
兵庫県憲法共同センターの津川知久代表が講演しました。一九三七年刊の吉野源三郎『君たちはどう生きるか』がいまミリオンセラーになっていることにふれ、若い人たちは社会が壊されていると感じているのではないかと述べ、安倍政権の動きも示し、三千万署名の取り組みが急がれると指摘。五月三日までに全県百四十万筆をやりきるために励まし、刺激しあい、網の目の活動を広げることを呼びかけました。
参加者から、「今の取り組みのままでは全く届かない。今までの署名と違う、命がかかっている」「安保条約、地位協定、自衛隊はアメリカの指揮下である。この三点を訴えよう」などの声が出されました。
岸本たてき(加古川市議)

(兵庫民報2018年1月21日付)

センター試験受験生と民青同盟・共産党が対話

北朝鮮問題危惧する受験生も安倍政権での改憲には反対と署名



民青同盟は一月十三日、阪急六甲駅前で、センター試験を終えた受験生に「あなたの願い聞かせてアンケート」というシールアンケートを行い、対話しました。「安倍九条改憲NO!三千万人署名」も同時に取り組みました。
日本共産党からは県委員会青年学生部や大前まさひろ神戸市議などが参加。党と民青の共同の対話宣伝となりました。
「安倍首相が二〇二〇年までに憲法九条を変えようとしていますがどう思いますか?」という問いかけには、「急ぐ必要はない」や「変えない方がいい」と答える受験生が多数となりました。
急ぐ必要はないと答える人にも、憲法をいつかは変えた方がいいのではと考えている人もいます。「そういった人にも安倍政権のもとでの改憲を許さないという点で署名を集めているんだよ」と訴えると三千万署名に応じてくれました。
「改憲してもいいと思う」と答えた受験生もいました。理由を聞くと、「北朝鮮問題があるから」「軍拡をして抑止力を強めた方がいい」という意見などあり、そうした受験生には「北朝鮮問題は改憲しても解決せず、むしろ悪化する。対話するしか解決できない問題ではないですか?」「抑止力とは突き詰めて考えれば核兵器を持つことになる。そんな国に本当にしたいですか?」などと問いかけました。
そして、韓国政府はどう解決しようとしているのか、核兵器禁止条約が採択されて世界の流れは核兵器をなくしていく方向なんだと伝えると、受験生も納得し、安倍政権のもとでの改憲には反対しますと三千万署名に応じました。
上園隆(民青県委員長)

(兵庫民報2018年1月21日付)

長田区市議補選に日本共産党・宮野つるお氏が決意

長田区神戸市議補選1月26日告示・2月4日投票


日本共産党兵庫・長田・北地区委員会は一月二十六日告示・二月四日投票で行われる長田区神戸市議補欠選挙(欠員一)に新人の宮野つるお氏を立てたたかいます。
宮野つるお氏(60)は神戸医療生活協同組合の病院、診療所、介護事業所などの事務職員として医療・介護に携わり、二〇一二年からは党地区委員も務めてきました。

不正腐敗を許さない

今回の補選は、自民党議員の死去に伴うもの。亡くなった議員は、政務活動費の不正を行った「自民党神戸」の団長を務めたこともありました。
宮野氏は、不正腐敗を許さないために、日本共産党の議席が必要だと訴えています。

三宮一極集中より暮らし・地域優先を
久元喜造市長は安倍政権が推し進める「成長戦略」に沿って三宮再開発など巨大開発を加速させています(一面に関連記事)。
その一方、長田区では、借り上げ住宅問題や新長田再開発、ケミカルシューズをはじめとする地場産業など、阪神・淡路大震災から二十三年を経ても復興の課題が多く残っています。また、少子高齢化が市内で最もすすむなか、子育て・高齢者の医療・介護、市バス路線など、暮らしにかかわる区民の様々な要求は募っています。
宮野氏は、巨大開発優先を改め、暮らし・地域の課題解決・実現へ全力をあげると訴えています。

「憲法壊すな、平和を守れ」の声を長田区から

神戸では、被災者生活支援法や神戸空港の是非を問う住民投票など、市民と野党の共同・共闘が先駆的に取り組まれ、日本共産党はその発展に力を尽くしてきました。
いま、「安倍九条改憲NO!三千万署名」のとりくみが長田区でも始まっています。
宮野氏は、補選勝利とともに「憲法壊すな、平和を守れ」の声を長田区から全国に届けたいとしています。

日本共産党神戸市議団を単独第二党に

神戸市議会では、自民・公明・民進・維新などは安倍政権追随・市長トップダウンの神戸市政に賛成しています。市民の暮らしを守り、各地域課題を解決するには、宮野氏の議席獲得で日本共産党神戸市議団を市議会単独第二党となることが大きな力になるとして、日本共産党地区委員会は全市・全県からの支援をと呼びかけています。

(兵庫民報2018年1月21日付)

TPP、米直接支払い制度・種子法廃止など安倍政治から農業を守ろう

日本共産党兵庫県農林漁民部長 金田峰生

安倍政権はTPP参加や二国間の自由貿易拡大を強引に進めています。また、米の直接支払い制度全廃や種子法廃止・種苗法改定なども強行しました。
こうした動きに対し、「国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会」(全国食健連)が昨年に続いて「春のグリーンウエーブ(食糧の波共同行動)」を提起し、兵庫でも取り組みが進んでいます。日本共産党兵庫県委員会も、「農・漁業県でもある兵庫にとって重大な課題」と位置づけ、この間、関係者との懇談や連携を強めています。
「チーズ自由化」で、国内産のチーズへの打撃が懸念されています。国産乳がダブつき、卸売単価がさらに下がれば、酪農家の廃業が進み、県産牛乳がなくなる危険性があります。農家が激減して生産体制が脆弱になっています。
また、今年三月末でコメの直接支払い制度が打ち切られます。今期の米価持ち直しも再生産に見合う水準ではなく、二〇一三年、一四年と安倍内閣が〝過剰米〟を野放しにした結果大幅下落したのが「戻った」というのが実態です。
政府は営農の大規模化を進めていますが、多くの経営体が戸別所得補償で経営を維持しており、「経営がさらに悪化し、企業参入に頼らざるを得なくなる」との心配が出ています。
種子法廃止と種苗法改定は、多国籍企業・バイオ企業の遺伝子組み換え種苗が市場を占めることになるとの危機感が強まっています。
ある農協幹部は「自民党は憲法と共に、農業も壊そうとしているのではないか」「こんなにアメリカ追従でいいのか」と怒りを隠しません。
日本共産党は綱領で、異常なアメリカいいなりと大企業・財界べったりの政治を国民が主人公の政治に切り替える民主主義的改革を提起し、「国の産業政策のなかで、農業(漁業)を基幹的な生産部門として位置づける」としています。
「グリーンウエーブ」とも連携し、農林漁業を支援し、食の安全を確保するために引き続き取り組みを強めます。

(兵庫民報2018年1月21日付)

淡路農林水産祭:日本共産党が宣伝行動

(左から)洲本市の、まもり和生、近藤あきふみ、片岡ただし各市議、淡路市の、かまづか聡市議、岡田教夫地区委員長

淡路農林水産祭が一月十五日、淡路島伊弉諾神宮で行われ、日本共産党淡路地区委員会は恒例の宣伝行動を行いました。
淡路島内の党市議らが、米の戸別所得補償制度の廃止や種子法の廃止、漁師の船舶の燃油高騰問題を取り上げ、農漁業者の所得向上につながる施策をと訴えました。
また、「九条改憲NO!三千万署名」を呼びかけ、一時間に五十筆以上が集まりました。
岡田教夫(党淡路地区委員長)

(兵庫民報2018年1月21日付)

『弁護人』:神戸映画サークル協議会2月例会

国家保安法違反の冤罪とたたかう



一九八〇年五月の光州事件で学生、市民を空挺団を用い弾圧した韓国政府は八一年、ソウルの大学路の学林茶房に集まった学生連盟のメンバー二十四名を国家保安法違反で逮捕。懲役一年〜無期懲役の判決を下した。
同じ年の九月、釜山で社会科学書の勉強会を開いていた学生、社会人十九人をソウルと同じく令状もなく逮捕。二十日以上にわたり、監禁、拷問を行い、彼らを反国家団体構成員とし、国家保安法違反の罪を捏造して逮捕。懲役一年半〜六年の判決を下す。朝鮮戦争以降、米国から多額の資金援助を受け、反共を国是としていた韓国の社会情勢を反映した冤罪事件が釜山でも起きた。
映画『弁護人』は釜山で起きたが故に釜林事件とよばれたこの事件を題材に弁護を引き受け、最後までたたかった若き日の故盧武鉉元大統領を描いた作品だ。主演のソン・ガンホ、準主役で食堂の息子ジヌに扮するイム・シワンも映画の舞台、釜山近くの出身だ。
松本正憲(神戸映画サークル協議会)

映画『弁護人』

2月16日(金)①11時30分②14時30分③19時、17日(土)①11時②14時/神戸アートビレッジセンターKAVCホール/監督:ヤン・ウソク/出演:ソン・ガンホ、イム・シワン、キム・ヨンエ、クァク・ドウォンほか/22013年、韓国、127分/一般1300円(当日1700円)、シニア・障がい者・大学生以下1300円/主催:神戸映画サークル協議会☎078‐371‐8550、http://kobe-eisa.com/

(兵庫民報2018年1月21日付)

劇団四紀会『熱海殺人事件~鎮魂歌~』で

60周年記念連続上演ファイナル‼

六十周年記念連続上演も、いよいよフィナーレを迎えました!
その最後を締めくくりますのは、五年前の上演で大好評を博した、あの『熱海殺人事件~鎮魂歌(レクイエム)~』です!
日本演劇界の鬼才・つかこうへいが残した伝説の名作『熱海殺人事件』を、四紀会一の〝つかリスト〟狂井たかしが、東日本大震災犠牲者への哀悼を込め大胆に脚色、再び挑む超意欲作です。
今回は、旧メンバーと新メンバーとのスクラムによって、初演から更にグレードアップした仕上がりに。二〇一八年のオープニングを飾る、激しくも切ない四紀会版『熱海』、是非とも皆様お見逃しの無きよう、よろしくお願い申し上げます!
里中真(劇団四紀会)

劇団四紀会第157回公演『熱海殺人事件~鎮魂歌(レクイエム)~』

原作:つかこうへい、脚色:くるひたかし、演出:村井伸二/1月27日(土)と2月3日(土)①13時②18時/1月28日(日)と2月4日(日)①11時②16時/元町プチシアター(劇団四紀会スタジオ)/2,500円(当日3,000円)/☎078‐392‐2421(20時~)・090‐8389‐0300(里中)、Fax078‐392‐2422、E-mail: shikikai@rose.ocn.ne.jp

(兵庫民報2018年1月21日付)

クリスタル短歌の会から

安武ひろ子選

訪い来るカナダの孫に伝えたしもちつき雑煮カルタ羽根つき
 正津房子

誕生日迎えし君よいつまでもいついつまでも健やかにあれ
 森ひろ美

帰り道「おかえり」の声に振り向けば同じ電車に夫の笑顔が
 塩野菜美

君の舞う愛燦燦のあで姿八十二歳の白塗り化粧
 広瀬弘子

暮れの残る陽に洗濯もの片寄せてベランダから見る海のなつかし
 平野万里子

窓の外つるべ落としの夕暮の「早よ帰りや」と子らを呼ぶ声
 清水淑子

小春日和何かいいことありそうなリュック背負いて自転車をこぐ
 岡本征子

若き日は難なく登りし摩耶の山今や一歩は苦行のごとく
 島田国子

廃線の枕木等しく並びおり渓谷の道が車窓の風景
 宮川菊代

退院しほっと気分も心地よしどうだんつつじの輝くをみる
 三浦良子

背を丸め家路を急ぐ人むれよ受け止めほしき「九条守れ」を
 長谷川一枝

憲法署名続け来れる夫の棺に妻しのばせぬ「敢闘賞」を
 西嶋節子

(兵庫民報2018年1月21日付)

観感楽学

昨年末、ニュージーランドの反核・平和活動家ジェラルド・オブライエンさんが亡くなり、日本原水協の高草木博氏の心のこもった追悼文が掲載された(「赤旗」十二月三十日付)▼同氏の初来日は一九八四年。神戸市に立ち寄り、神戸港の活動家たちは、いま立ち退き問題に揺れる阪神元町駅の地下飲食街の居酒屋で御夫妻を歓迎。元労働党副党首で首相最有力だった経歴をもつ同氏は、「神戸式」の歓迎に驚きながらも楽しんだ▼同氏は非核「神戸方式」に強く共鳴し、帰国後、自国の非核法制定に実らせた。阪神・淡路大震災直後には米国のジョゼフ・ガーソン氏ととともに被災被爆者宅を激励してまわってくれた▼当時の兵庫県原水協理事長大川義篤牧師が、亡くなる直前に宗教と科学的社会主義の共同のあり方を問うた『現代に生きる宗教〈共働〉―キリスト信仰と科学的社会主義』を上梓した際にも心のこもった祝辞を届けてくれた▼大川氏の逝去直後の原水爆禁止世界大会で、広島に移動する新幹線が神戸を通過する際に海外代表に呼びかけ、一列に並んで黙禱してくれた▼国際連帯の絆で支えられて大震災二十三周年、非核「神戸方式」四十三周年を迎える。(K)



(兵庫民報2018年1月21日付)

日付順目次